朝8時から1時間半かけて
1リットルの薬剤、500mmリットルの水を飲み
4度ほどトイレに入り完全に腸内は空っぽの筈だが
自身が持てないまま病院に向かう。
予定通りの時間に内視鏡室に入り1時間の検査
腸内をまさぐるカメラの感触は時々激しい痛みを伴い
辛抱たまらず何度となく叫んだ
説明は受けて事前に解っていたこと事ではあるが
”では切りますね”とドクターの声にうなずく
この時点で検査は手術に切り替わったと納得
”もうすぐ終わりますねの声”はまるで天使のごとく
ホルマリン容器に入った6ミリほどのポリープを眺めながら
できることなら”2度と御免こうむりたい”とつぶやいた。