「・・・休んでも いいよね?」
と
彼女は言った
30年 後の 再会
仕事で培った誇りの一方で
疲れ切った眼差しは、その心を傷つけ続けてきた過去を物語る
自分を無視して
自分を無視して
周りのために
周りのために
周りのために
と
尽くしてきた
あなたの心はずっと 置き去りになってきたんじゃ ないの?
そこまで、傷が深くなるまで 気づかなかったの?
いま、身体が動かなく成っているのに
それでも、戦地に赴こうとするあなたに 私は言った
「やすんでいいに決まってるじゃない」
と
目を輝かせて彼女は言った
「そうか そうだよね・・・」
看護師さんたちは、限界に来てるみたい
彼女たちは、身体も心も犠牲にしてやってきた
その上で、このワクチンが毒液だと知ったら
どうなるんだろう
免疫が落ちているから、みんな「かかる」んだよ
と
やんわりと暗示をかけると
「そうですよね・・」と答える
表立って言わなくても 心ではわかっている
なにかがおかしいって。
いつ、上に立っている人たちは 舵取りするんですか?
ブタ箱に入るのを恐れて 逃げ出す人もいる。
いつだって、最初に逃げるのは上官からだ。
終戦の日に しらじらしい 挨拶をみて思う
今もデタラメな政策で戦地に赴く
彼女らは戦闘員
政治家は、ただ しめやかなふりをしているだけの
ピエロだ。