ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

エピゴーネン

2022-07-02 22:12:49 | 思ったこと
久々に歌番組をしていた
藤岡という人が、レーザー光線の演出で歌っていた。
なにか、感じるものがあった。
彼のもっているプライドみたいなものが、突き刺さってきた
自らを律して、ここまでやってきたんだろうなと思った。
そして、歌声が思いの他よかった。響くものがあった。
こうして、自分のプライドをもって自分の生き方を貫くということが
だれでもできるはずなのに、だれもが妥協してしようとしないんだろう
言葉でかれがことさら訴えてくるわけではないけれど
自分の良さを認めて、そこを磨いて昇華させていくというか、そういう
ことに集中した生き方。
自分も、そう言うふうに生きられるような気がした。

そのあと、数時間の間をへて、
同じ番組でいろんな歌手が歌っているのをみた。

いつのまにか、もう普通の歌番組になっていて、
踊りながら触れ合って喋っても自然である。
裏番組で マスクをしてバイクを運転しているのと対照的
こうしていても、まだPCRだの陰性証明だのという裏付けがあるのだろうか
などと思ってしまう。

そのうち、若いジャニーズが、過去のジャニーズの歌をキレッキレの振り付けで歌いながらメドレーを始めた。
久しぶりの豪華な歌番組、晴れ舞台でお金のかかった衣装と訓練されたダンスに目を奪われた。でもここにスマップ関連の人はこられないんだろうし、歌もダンスも使われないんだろうなと思いながらみていた。

2020以来、あまり新しい地図の人たちの活動についてみる気になれずにいた。もう芸能人はみんな一緒という気持ちになってしまい、ことさら応援する気も失せてしまったのである。ふと しんごちゃんも惑珍をうけたのだろうか。。などと思ってしまった。彼らは、接種したのだろうか。
(木村氏は接種して「お手本を示した」のは知っている。)
彼らがこうして「ジャニーズ」に絡んだ豪勢な舞台に上がらせてもらえることはないんだろうなあ。。

などと考えている間に
なぜか「エピゴーネン」という言葉が心に浮かんだ。
どんな意味なのかわからなかったので、
検索して調べてみた。

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エピゴーネンとは
(以下wikiのコピペ)
エピゴーネン(ドイツ語: Epigonen)は、
文学や芸術の分野などで、優れているとされる先人のスタイル等をそのまま流用・模倣して、オリジナル性に欠けた作品を制作する者を指す。
「模倣者」、「亜流」、「身代わり」。

現代において「パクリ」と言われるものも、
用法的な意味合いとしてはこれに極めて近い。

言葉の由来
「エピゴーネン」という言葉はドイツ語から日本語に入った概念であるが、
大元をたどれば古典ギリシア語の「エピゴノイ(epigonoi, επιγονοι)」からの派生である。
エピゴノイは「エピゴノス」の複数形で、
エピゴノス(epigonos)は、「後に生まれた者」を意味する。

ギリシア神話においては、
アドラストスを指揮者とするテーバイ攻めの七将が敗死した後、
10年後に、
七将の子供たちが復讐を誓い、
再びテーバイを攻めた故事において、
この七将の子供たちを、「エピゴノイ」と呼んだ。

これにちなんで「先人の行為の模倣者」というような意味

エピゴーネン が生まれた。

エピゴーネンの例
エピゴーネンの例は非常に多数存在している。オリジナルの芸術等に高い価値があり、
エピゴーネンは芸術性において劣っていると見なされるのが通常である
(模倣した者の方が同等かそれ以上に優れていた場合は、
エピゴーネンとは呼ばず、「影響を受けた者」「発展形」ということになる)。

歴史的に顕著なものとしては、
古典ギリシアにおける様々な芸術と、
その文化継承者であるローマの関係が、
大なり小なり創造者とエピゴーネンの関係になる。

特にギリシアの彫像技術は、
高度な芸術品で、
ペイディアスの作品などは古代において広く名声を博していた。

古代ローマは軍事や土木建築の技術には卓越していたが、
芸術的感性では凡庸なところがあり、
ローマ時代に、古代ギリシアの彫刻像を模倣して造られた多数の彫像は、
芸術的にオリジナルと比較しようもない水準のものであった。
ローマの彫刻家たちは、
こういう意味で、ギリシアの彫刻家のエピゴーネンということになる。

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こうしたジャニーズの舞台を見ていて
ああ、これって男性版宝塚って 感じた。
美しいダンスを見せている人もいた
その中で、
エピゴーネンではない、オリジナルなものをこれから
生み出していけるひとはどれくらいいるだろうか

ジャニーズを出ていったスマップの人々は、
自分たちがオリジナル たろうとしたのではないか。

そういう反骨精神をもたざるを得なかったという面も
あったろうか、ともおもうけれど。。



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