自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

妖怪フィギュア製作 其の三

2024-03-06 09:49:57 | 模型

今日は朝から台風のような天気です。

風がゴーゴー吹き、冷たい雨が降っています。

この天気の中午後から米子JU高島屋の4階特設会場の「コムコムスクエア」作品展に展示する作品を搬入します。

この「コムコムスクエア」は地元のケーブルテレビ会社が行なっているカルチャースクールで、私は「プラモ・フィギュア・ジオラマ!熱中立体造形塾」というたいそうな題名の講座を毎月第一日曜日、第三日曜日の2午後時2から時間、プラモやフィギュア、ジオラマ、さらに建築模型等の製作を指導しています。

去年の今頃からはじめたので、去年の展示には生徒さんの作品が無く、私の作品だけ展示しましたが、今回は生徒さんの作品が6点ほど展示できそうです。

またどのような作品を展示したか、このブログに書きたいと思います。

ということで、妖怪「烏天狗」の製作です。

前回では刀や右手を粘土盛りしていなかったので、

いつものウッディー粘土を塗りつけました。

手の指は、一旦カットして手のひら等粘土を盛ってから木の棒を刺して補強しつつ、指をつなぎました。

刀は柄頭にリング状の飾りがあるので手に通すことができないので、リング状のパーツを取り外し式にして、手を仕上げてから刀を差し込めるようにしました。

烏天狗本体も、細部を造形して行きます。

左手の爪を作ります。

次に、烏天狗の衣装の「山伏」の着物を再現します。

着物の襟をスタイロフォームの薄いもので再現し、接着剤とビスドメで固定します。

丸い「梵天」もスタイロフォームで加工して接着しました。

口の中の舌も再現。

粘土を盛って乾くまでに背景のパネルを作ります。

これは、建物の外壁に使う「焼き杉」の板です。

大工をしている親戚から頂いたものを加工しています。

裏面で角材をビス止めして繋ぎ、端をペンチでちぎってガサガサにします。

これを天狗の背景にします。

天狗を乗せてみると、

こんなイメージです。

壁の中から飛び出してきたようなイメージです。

この背景のパネルは、だいたい90センチx90センチほどあります。

しかし、杉板なのでそれほど重い感じはありません。

天狗本体もスタイロフォームなので意外なほど軽いものになりました。

ただ、これから鉄の鋳物のような塗装を施します。

全く違うイメージになります。

本職の鋳造職人の方が「本当の鉄の鋳物に見える」と言われたので、仕上げ方は間違っていなかったようです。

次回からその塗装をアップします。

続く!