昨日からアップしている「空飛ぶ烏天狗」のフィギュア製作ですが、製作方法はいつもの「スタイロフォーム」に「ウッディーねんど」仕上げです。
烏天狗が飛行している姿を作るのでポーズが難しいので、作っては関節部分を切断してアルミ線を入れてジョイントして腕や頭等の角度を微調整します。
最終的にビスを打って完全に固定します。
ほんの少しの角度の違いで躍動感がかなり変わります。
納得が行くまでこの作業を続けます。
同時に、天狗の衣装を作って行きますが、スタイロフォームを薄くスライスした物を発泡スチロール用の接着剤で貼り合わせて着物の襟や袖を作ります。
翼はネジ4本で止められます。
形が整ったら「ウッディーねんど」を出来るだけ薄く塗り付けますが、硬い時は粘土を水に浸けてから指でしっかりと練ってやると、かなり柔らかくなります。
ペースト状になるくらい練って指で塗り付けますが、造形が必要な部分はあまり柔らかくならない様に練った方が造形しやすい様です。
柔らかくしすぎると、「泥」の様な質感までになります。
ここまで柔らかくするとヘラを通しても柔らかすぎて造形がしにくくなります。
やはり造形の粘土は、ある程度粘りや反発が無いとヘラで押さえるに形が潰れて造形しにくくなる様です。
なので、スタイロフォームに薄く塗る際は「泥」の様な状態まで柔らかくして塗り付けますが、立体的に造形する際はあまり柔らかくしない方が良い様です。
それに、この粘土、かなりネチャネチャくっ付きます。
指やヘラにかなりくっ付くので、必ず水を付けながら整形します。
指に付くと、かなりしつこく水で洗わなければならないので、ゴムの薄い手袋をして作業しています。
これは翼の部分ですが、この様な細かい整形の場合は水で柔らかくした粘土を薄く伸ばして、少し時間を置いてちょっと固まりかけた時に粘土ヘラで筋を入れて行きます。
パーツも、ある程度分割した方が粘土加工しやすいことがあるので、ヘラが入りにくかったりする時は、思い切って邪魔になるパーツを一旦カットして、粘土仕上げした後、再度接着して粘土で継ぎ目を消した方が楽に作業できます。
このフィギュアのポーズもバランスも上手くゆけば、お腹の一点で支えるだけで、ヤジロベエの様に倒れず支えられる様です。
どこかおかしなポーズになると重量のバランスもおかしくなるので、どこか修正が必要と言うことになります。
粘土を全体に塗ってもバランスよく一点で支えられる様なのでこの状態で仕上げを進めます。
この形のままスタンドに取り付け自立できる様にします。
どんな形のスタンドにするか?
それは次回に!
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