今から24年前、我が家にインターネットと、PCが導入されました。
最初のPCは、Power MacG4 450hzでした。
この当時メモリーを1G積んで、無敵状態でした。
メモリーも今の様に安くは無く、1ギガのメモリーだけで18万円ほどかかりました。
でも、そのおかげで、Photoshopもイラストレーターもサクサク動き、快適に作業でしました。
PCを導入したら、イラストを描くのは当たり前で、最終的には3DCGを作れたらと色々アプリを探して、値段も手頃なShadeを買いました。
しかしインストールしたはいいけど、全く操作がわからない。
丸や四角を作って見ては終了。
何をどうすれば良いのか分からないので、本屋でマニュアル本を買って来て真夜中までやって見ましたが、一つ覚えるとまた一つ分からなくなる。
なんでパソコンアプリのマニュアルって訳が分からないのか?
簡単なことを難しい言葉で書いてある。
散々頭に来て、1人怒鳴り散らしながらShadeの操作を一つ一つ覚えました。
結局ベジエ曲線的なワイヤーを引っ張ったり押したりして丸や四角から変形させて造形するという概念は分かりました。
散々苦労してやっとこんな物が作りました。
車に詳しい方ならこのワイヤーフィレームだけでなんの車かわかると思います。
これですけど、
トヨタ2000GT ですね。
ここまで作るのに一ヶ月くらいかかったか?
ボディーが継ぎ目なしの一体化してるので、3Dでも同じ様に一体化のパーツとして作りました。
これが色々トラブルの連続で、何故か表面に皺が寄ってしまいます。
ワイヤーを整えて一つ一つ修正してなんとか出来上がりました。
3Dを製作している方のモニターを見ると、たいがい黒い画面に白いワイヤーで製作されていますが、見にくくないかな?と思っていました。
私は最初、白い画面で赤や黒ワイヤーで3Dをやっていましたが、あまりに長時間白い画面を見続けたせいか、目を火傷した様な症状が出ました。
溶接の火を直に見た時の様な目の痛みが出て、一晩中涙が止まらない状態に成りました。
画面が明るすぎたんですね。
なので皆さん黒い画面で作業されているんですね。
車の他に、こんな物も作りました。
コレは、映画「ターミネーター2」で、T800がサイバーダイン社の窓から警官隊に向かって威嚇射撃した「ミニガンM134」です。
他に、
コレは、映画「ターミネーター」でシュワルツネッガーが片手で撃っていたショットガンです。
他にも、
ドイツの傑作マシンガンMG34です。
四苦八苦しながらここまで3DCGを作れる様に成りました。
でも、だいぶ長い間、作っていないのでShadeの使い方を忘れてしまっています。
また一から思い出さないとダメですね。
今使っているPowerMacは8コアのCPUなのでレンダリングが激早です。
環境は良いのですが、3Dを使う仕事が無いんですね。
でも、3Dプリンターの性能が上がって来ているので、コレからは使えるのかもしれません。
Shadeはグラフィックソフトなので、CADなどのデータに対応してなかったのですが、アップデートして3Dプリンタに対応できる様にしました。
STL方式に変換できるんですね。
一度ですが、実際にプリントして見た事が有ります。
よそのプリンタを使わせてもらったのですが、まだまだ綺麗に出来ませんでした。
でも、どんどん性能が上がって来ている様なので、手で作る時代は終わるのかもしれませんね。
いつかは3Dプリンタで造形するようになるのかな〜?
でも手で作りたいんですけどね。
ん〜、時代遅れにならない様に気をつけます。
これからも頑張って下さい。
書き込みありがとうございます。
そうですよね。
3Dプリンタの進歩が急に進んだ気がします。
以前にアップした物体Xのフィギュアも想像以上に綺麗な状態で驚きました。
以前は、とてもフィギュアには使えないレベルでしたが、今はサーフェーサーを吹けば分からなくなるくらいの積層線になっています。
コレでプリンタの価格が安くなればぜひ導入したいところです。
でも、まだまだ高いですね。
しかもフィラメントがまた高価で、やはり粘土で手作りした方が安いという結論に至ります。
でも時代は手で作るというのは古いのでしょうね。
時代に取り残されない様に頑張ります。