大変な作業のエンジェランの製作記事も終了しました。
次に何をアップしようかと思いましたが、今まで汚しの入った物ばかりアップしていましたので、数十年前に汚しを一切入れずに製作した物をアップします。
皆さんは「ルイジ・コラーニ氏」をご存知でしょうか?
ドイツ生まれの工業デザイナーなのですが、今まで見たデザインとは全く違う「曲面の魔術師」とも言えるすごいデザインをされる方でした。
なかなか作品を見る事が出来ないので、写真集を買いました。
もう40年くらい前になると思います。
この本ですが、
この作品集の中に、
この様なバイクの写真がありました。
コレは「ミュンヒ・マムート」というバイクだそうですが、私は詳しくないのでよくわかりません。
しかし、このデザイン、面白いですよね。
これを模型で作ったら面白いだろう。
と思い、何をベースにするか?色々探したら、田宮模型の「カタナ1100GSX」の1/12スケールで作れるかも?と思い、やって見ました。
そして、こんな物ができました。
これを作りました。
本体はタミヤのキットを一部改造しただけで、独特のカウルは「バルサ」を削り、FRPの樹脂で表面をコーティング、徹底的に磨き上げ、エアーブラシでグラデーション塗装をし、クリアラッカーを6〜7回エアーブラシで塗り重ねました。
カウルの表面は特に磨いたりせず、エアーブラシの吹きっぱなし状態で仕上げました。
クリアラッカーの吹き付けは、一度吹き付けるたびに、少しずつ溶剤を加えて薄めて上塗りしました。
最初から最後まで濃い塗料で重ねると表面がざらついたり、細かいでこぼこが発生する可能性があります。
重ねにるするごとに薄めて吹き付けると綺麗に艶が出ます。
この方が「ルイジ・コラーニ氏」です。
デザインが、生物的曲線で出来ていて、非常にかっこいい。
「シド・ミード氏」のデザインとは全く違う方向性のデザインですが、どちらも私が尊敬する工業デザイナーです。
しかし「ルイジ・コラーニ氏」は2019年に亡くなりました。
もうこのデザインが見られないのが残念です。
まだまだ氏のデザインで、面白い物が有るので、いつか模型で製作して見たいですね。
ご冥福をお祈りします。
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