自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

ルイジ・コラーニ氏のバイク

2024-10-25 14:34:36 | 模型

大変な作業のエンジェランの製作記事も終了しました。

次に何をアップしようかと思いましたが、今まで汚しの入った物ばかりアップしていましたので、数十年前に汚しを一切入れずに製作した物をアップします。

皆さんは「ルイジ・コラーニ氏」をご存知でしょうか?

ドイツ生まれの工業デザイナーなのですが、今まで見たデザインとは全く違う「曲面の魔術師」とも言えるすごいデザインをされる方でした。

なかなか作品を見る事が出来ないので、写真集を買いました。

もう40年くらい前になると思います。

この本ですが、

この作品集の中に、

この様なバイクの写真がありました。

コレは「ミュンヒ・マムート」というバイクだそうですが、私は詳しくないのでよくわかりません。

しかし、このデザイン、面白いですよね。

これを模型で作ったら面白いだろう。

と思い、何をベースにするか?色々探したら、田宮模型の「カタナ1100GSX」の1/12スケールで作れるかも?と思い、やって見ました。

そして、こんな物ができました。

これを作りました。

本体はタミヤのキットを一部改造しただけで、独特のカウルは「バルサ」を削り、FRPの樹脂で表面をコーティング、徹底的に磨き上げ、エアーブラシでグラデーション塗装をし、クリアラッカーを6〜7回エアーブラシで塗り重ねました。

カウルの表面は特に磨いたりせず、エアーブラシの吹きっぱなし状態で仕上げました。

クリアラッカーの吹き付けは、一度吹き付けるたびに、少しずつ溶剤を加えて薄めて上塗りしました。

最初から最後まで濃い塗料で重ねると表面がざらついたり、細かいでこぼこが発生する可能性があります。

重ねにるするごとに薄めて吹き付けると綺麗に艶が出ます。

この方が「ルイジ・コラーニ氏」です。

デザインが、生物的曲線で出来ていて、非常にかっこいい。

「シド・ミード氏」のデザインとは全く違う方向性のデザインですが、どちらも私が尊敬する工業デザイナーです。

しかし「ルイジ・コラーニ氏」は2019年に亡くなりました。

もうこのデザインが見られないのが残念です。

まだまだ氏のデザインで、面白い物が有るので、いつか模型で製作して見たいですね。

ご冥福をお祈りします。

 

 

 


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