自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

キャラクターフィギュア製作 Part04

2023-10-21 10:26:17 | 模型

昨日の夕方から急に寒くなって来て秋というより冬に近い状態になりました。

今日は朝から雨で寒くなってきています。

今日と、明日は山陰で一番高い国立公園大山に、太陽が被ってくる「ダイヤモンド大山」を米子城跡から鑑賞するというイベントが有ったらしいのですが、あいにくの雨でダメだったようです。

そんな事も関係なく、連日製作のフィギュアですが、あれからさほど進んでいません。

ジャケットを仕立てるのが以外なほど難しい。

とりあえず両腕に布を当ててみました。

ストロボで撮影しているのでジャケットが真っ黒っぽくなっていますが、インクブルーのカラーです。

背中はこんな感じ。

手は手袋をしている設定なのでもう少し粘土を盛って整形します。

ジャケットは、まだ右手に布を乗せているだけで、完全に仕上げてはいません。

腕を曲げているので、それに合わせて袖の形状を仕上げるのですが、これがなかなか難しい。

まっすぐなら簡単なのですが、まっすぐだと布のシワが出なくて服っぽくなりません。

適度にシワを寄せたり、それらしい感じにするのに四苦八苦します。

襟も、写真ではまだ型紙の状態です。

エリは表がスカイブルー、裏がインクブルーとなるように二枚の布を貼りあわせて行く予定です。

他にもポケットがいくつも有ったりジャケットにはバイアス?で縁取りが必要です。

なかなか難しい物がありますが、来週中には完成しないと間に合わない可能性があります。

今年の「米子映画事変」は、11月4日〜5日ですので11月3日に会場に搬入します。

この作品の他にも、去年展示した米子城のジオラマも、再び展示します。

これに合わせて、吉川広家のフィギュアも展示しようかと思っています。

これらの運搬や搬入が有るので今月末から来月初めはバタバタの状態です。

それまでに完成させます。


キャラクターフィギュア製作 Part03

2023-10-20 10:56:02 | 模型

連日製作のキャラクターフィギュアですが、もう何のキャラクターか、分かったと思います。

今年2023年の2月に原作者の「松本零士先生」がお亡くなりになりましたし、声を演じられた「森山周一郎さん」も2021年2月に亡くなられています。

その追悼の意味も有り、40年前に作った「さよなら銀河鉄道999」の「老パルチザン」を製作しています。

物語の冒頭部分で印象的なシーンだったので、実際にこの人がいたらこんな顔だちかな?と自分なりにアレンジして製作しています。

昨日までに細かい部品(バンダリアの金具)や服を製作しています。

これはバンダリアのバックル部分。

アルミ線で作りました。

まだベルトに穴を開けてません。

次に、手芸店で45センチx45センチの生地が156円で売っていたので、3種類買ってきました。

上の写真の生地はジャケットの襟や縁取りの生地。

他にカーゴパンツのグリーン生地、ジャケットの紺色の生地を買いました。

いつも90センチ幅の生地を1メートル買うので、あまりに無駄が多かったのですが、今回小さな端切れ?を売っていたので、これで十分事足ります。

その生地を裁断する前に紙をフィギュアにあてがって寸法を取り型紙を作って生地に写しました。

それからハサミで丁寧に裁断して、縫製するのでは無く、発泡スチロール用の接着剤で貼りあわせて服を作っています。

服を着せると一気に人形らしくなってきました。

パンツは後ポケットを付けます。

ベルトは見えないので作りません。

ジャケットはまだこれからエリ、両袖、縁取り、ポケット等まだまだ製作しなければならない事がたくさんです。

それと並行して、地面の仕上げ、ポイントの切替の仕上げ等進めて行かなければなりません。

まだまだ完成は程遠い。

 

 


キャラクターフィギュア製作 Part02

2023-10-18 15:24:57 | 模型

作品展まで後2週間ほどになりましたが、まだ作品が完成していません。

このキャラクターですが、ちょうど40年ほど前に国内のコンテストに応募して入賞したことがあるのですが、その写真がこれです。

この作品は1983年の「アニメ・SFモデルフォトコンテスト」と言う徳間書店主催の模型によるジオラマ写真のコンテストでした。

ここで手の平サイズですが、一度同じキャラクターを制作しています。

地味なキャラクターですが、このコンテストで銅賞を頂きました。

同じコンテストですが、メカニック部門では金賞を頂きました。

金賞の作品は「遠距離狙撃用ゲルググ」と言うオリジナルのモビルスーツの模型でした。

その作品はまた別の機会に記事にします。

そんなこんなですが、また性懲りも無く同じキャラクターを制作しています。

細かいパーツをたくさん作りました。

先ず、胸の所に弾薬ポーチを付けています。

いわゆる「バンダリア」です。

多分、銃のマガジンが入っているポーチと思いますが、全部で14個あります。

なので、一つ一つ作るより、一個原型を作って、シリコンで型取りしてキャスト(ウレタン樹脂)で複製しました。

これがシリコン型。

これに水のようなウレタン樹脂を流し込んで、

1分30秒ほどで、

白濁して硬化します。

硬化した後は削ったり磨いたり接着したり自由にできます。

必要な個数を複製しました。

一番上のグレーの物が原型で、白いものが複製したものです。

ほぼ同じ物が出来上がります。

これらをボール紙で作ったベルトに接着して「バンダリア」を作りました。

まだベルトのバックル等付いてませんが真鍮線で製作します。

こんな感じです。

他に、口にパイプをくわえているので、パイプも作りました。

パイプもまだ大雑把な形状を作っただけで、金具や穴部分をもう少し丁寧に仕上げます。

後、ジャケットやパンツを布で作らなければなりませんし、帽子は赤で染めます。

地面も粘土を塗って成形し、瓦礫等も加えます。

まだまだ完成には程遠いのですが、来月の3日には展示会場に搬入しなければなりませんので、これからピッチを上げて製作します。

 


キャラクターフィギュア製作 Part01

2023-10-16 10:42:52 | 模型

ここんとこ銃の話題ばかりだったので今回からフィギュアの製作の記事にします。

毎年、この季節になると、「米子工芸会」とか「米子映画事変」とかでプラモやフィギュアの展示会が有ります。

その為、毎年いろんな物を作って展示させて頂いているのですが、今回は以前から作ろうと思っていたアニメのキャラクターを1/3スケールで製作しています。

有名なアニメに登場するキャラクターなので分かるかも知れませんが、こんなのです。

材質は、芯材にスタイロフォーム、表面に紙粘土、セーターは布製です。

このニットっぽい帽子は下地にスタイロフォームで形を作り、トレーナーの古いものの裾をカットして引っ張りながら「発泡スチロール接着剤で貼り付けています。

頭のてっぺんに穴を開けてその穴に布を押し込んで仕上げています。

顔の造形は「ウッディー粘土」を塗り、粘土ヘラで整形しています。

目は塗装の後、UVレジンの透明を流し込んで水晶体を作ります。

服は布を裁断して着せて作ります。

このフィギュアが座るベースもスタイロフォームです。

鉄道レールのポイント切替機?もスタイロ製です。

色々調べたらこんな形で、背もたれになる部分に大きな出っ張りがあることが分かりました。

なので、イスの背もたれ的に座ることが出来ないということが分かりました。

アニメのシーンを見ると、若干斜めに背もたれているようにも見えるのですが、実際に背中が痛いのではと思ってしまいます。

ま〜細かいことはともかく、かなり渋い脇役キャラなので、誰も興味を持たれないかもしれませんが、好きなキャラクターなので製作しています。

それに原作者の先生が、今年2月に亡くなりましたし、声を担当されていた役者さんもだいぶ前に亡くなりました。

その追悼の意味を含めて製作をしています。

展示は、来月の11月4日と5日に、米子映画事変のイベント会場です。

米子駅前の「ビッグシップ」のホワイエで予定されています。

その後は、米子工芸会の作品展でも展示予定です。

なんとかそれまでに完成させないと!


SF銃コレクション Part3

2023-10-13 10:41:13 | 模型

今回も「M41Aパルスライフル」のディティールアップ記事ですが、いきなり組み立て完了です。

フレームのグリーンもイメージに近い色合いに塗り直しました。

カラーはタミヤアクリルカラーのオリーブドラブに、ダークグリーンを混ぜて黒っぽくしました。

これでだいぶイメージに近い色合いになったかな?前の色合いの方がよかったかな?分かりませんが。

分解する前から気がついていましたが、この銃には照準器がありません。

やはり銃なのでフロントサイト(照星)とリアサイト(照門)が無いとおかしいので、余っていたM4カービンの物を移植しました。(上の写真)

ネジの頭をカットしてフレームに埋め込みました。

フロントサイトはプラ棒を削って差し込んで接着です。

他にも、グレネードランチャーのトリガーが無いのでプラバンを積層して作って接着してあります。

黒い部分のパーツは、ラッカーのつや消し黒を吹き付けた後、HBくらいの鉛筆の芯を240番のサンドペーパーで粉状にして、フェルトの様な柔らかい布で丹念に擦って有ります。

それだけで、プラスチックっぽい表面が鉄の鈍い光に変わります。

このテクニックは戦車のキャタピラとか銃の表面仕上げ等に応用できます。

非常に簡単なのでお勧めです。

このパルスライフルは、一部亜鉛ダイキャスト製ですが、薄い金属板の部分はアルミで出来ています。

なので、ここは80番くらいの荒いサンドペーパーで擦ってアルミの地肌を出してみました。

ここは本物の金属が露出した状態です。

その他のプラスチック部分は、

グリーンの表面に、タミヤエナメルのクロームシルバーを面相筆で突っつくように傷を書き込んでいます。

実際に手にした時、どこがこすれるか?

戦場で戦った時、どこをぶつけやすいか?

色々ストーリーを考えながら傷を入れて行きます。

この銀色は、剥がれているのではなく、書き込んでいます。

そうやって、出来上がりました。

グリップにも滑り止めのバンデージしてます。

マガジンの留め金の向きが上下逆だったのでそれも直しました。

残弾カウンターもちゃんと光ります。

残弾は95から00までカウントしますが、実際、ゼンマイ式の多弾数マガジンが入っているので100発以上撃てます。

なので、カウンターが00になっても、BB弾が出たりするので注意が必要です。

多少高価なスノーウルフ製M41Aパルスライフルですが、ちょっといじれば非常に良い物になるのが分かります。

最近はオリーブドラブカラーの物がやっと出回って来ているみたいです。

できればもう一丁欲しいかも。

肝心な命中精度ですが、東京マルイのパーツを組み込めるのでチューンは可能です。

箱出しのままでも5メートルで10センチくらいにはまとまります。

これでパルスライフルの紹介は終わりますが、まだまだSF銃のコレクションは有るので、そのうち紹介します。