連日アップしている「ハセガワ 1/48F14トムキャット」ですが、一気に完成です。
先ず、全体の汚しをします。
海軍機は空母の飛行甲板の上で潮風に洗われてかなり痛むようです。
装甲の継ぎ目等、塗装が剥がれて下地が露出するようで、その度に人間の手でペタペタ塗っているようです。
なので、継ぎ目が真新しい色でライン取りしたようになっています。
汚しは、この上から更にかぶせます。
これはエナメルのフラットブラックをシャバシャバに薄めてパネルラインを中心に大胆に塗ってゆきます。
まだデカールが貼れてないけどと思われるかもしれませんが、マーク等は定期的に張り替えるそうなので、機体が汚れていてもマークはきれいな状態というのが普通らしいでのす。
エナメルのフラットブラックが半乾きくらいになったら、ティッシュや綿棒にエナメルの溶剤を染み込ませて表面を叩くように拭き取ります。
ゴシゴシやると拭き取られすぎて綺麗になりすぎます。
パネルラインに黒い色が残るのはもちろんのこと、平らなパネル面に薄汚れた感じを残さなくてはなりません。
黒を拭きとってゆくと、ティッシュがかなり汚れてきますが、その汚れたティッシュで拭きとった面をポンポン叩くように拭き取ります。
これで不規則な汚れが表面に残ります。
写真ではよくわからないかもしれませんが、根気よく拭き取りました。
塗料が完全に乾くのを待って、デカールを貼りました。
ただ、古いキットだったのでデカールの「ノリ」が劣化していたのか、ほとんどくっつきません。
マークセッターでも使うか?
ネットで調べたら、木工ボンドをお湯で薄めてそれをノリ代わりに使うというのが有りましたので、早速やってみたら、なんとか貼り付きました。
ただ、大きなデカールは余白部分の透明がいわゆる「シルバリング」というのを起こして、違和感が出ました。
結局完全に張り付かなかったということか?
しかたがないので機体下部の大きなアルファベット文字とかシルバリングの起きたデカールはマスキングテープを切り抜き、貼り付け、エアーブラシで塗装しました。
後に聞いたのですが、戦闘機のマークは樹脂のシートをコンピュータでカットして文字にし、それをシールのように貼り付けていたそうです。
そのシートが剥がれないように、輪郭にクリア塗料を塗っていて、その仕上がりが、ちょうどデカールを貼ったプラモのような感じに見えるそうです。
なので、多少のシルバリングは有ってもおかしくは無いのかもしれません。
この後、脚やパイロン、ピトー管等細かいパーツを接着して完成しました。
どうせなら、本物の太陽光線と、雲の下で撮影しようと思って、近所の海に持って行って撮影しました。
右の下に手が映っています。
この写真のエンジン部分下のNAVYという文字は、マスキングシートを文字の形にカットして貼り付け、エアーブラシで黒を吹き付けて仕上げました。
デカールではありません。
これは、車の屋根の上に乗せて撮影しました。
空の雲は本物です。
撮影場所はこんな所です。
この日、風が強くて、完成したF14が吹っ飛びそうでした。
やはり本物の陽の光で撮影すると本物に見えますね。
ピカピカに仕上げるのも良いかもしれませんが、私はやはり使い込まれた歴戦の勇士という感じの仕上げが好きです。
以前、アシェットからF14を作るというのが出てましたが、我が家にもあるんです。
全号揃ってはいるのですが、まだ、全く手を付けていません。
最終に出た飛行甲板や動力車、甲板のクルー等のフィギュアのセットも買いました。
いま製作中の零式艦上戦闘機が完成して納品できたら作ろうかと思っていますが、なかなかてを出せません。
今現在も企業のマスコットキャラクター人形を3体製作中で、以前に納品したフィギュアも修理が3体来てます。
全6体を12月15日までに名古屋の代理店に納品しなければなりません。
なんだかんだ他に手を取られてゆっくり自分の模型を作る暇がありません。
来年こそは!と思うのですが、また来年もつくれないかな〜。