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◇分類・打碁集の学び方……2回目
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あくまでも “ 好みの傾向 ” としてですが、棋譜や打碁集に関して、私が気になっている点。
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「他の囲碁ファンの皆さんは、どんな碁に注目されているのだろう?」
「他県の囲碁教室で勉強中のお子さん方には、どんな碁が人気があるのか?」
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ちなみに私の知人(70代女性、アマ5級当時)は、杉内寿子先生のファンらしい。囲碁フォーカスで初めて知って、
「あのお年で頑張っているのは、本当に凄いですよねぇ」
これが囲碁勉強の励みになっているらしい。
↑↑杉内寿子先生↑↑
http://nitro15.ldblog.jp/archives/43274278.html
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A》学ぶ型・使う型を決める
これは加藤正夫先生が推奨された勉強法。
↑↑ 加藤正夫先生 ↑↑
〈三連星〉が好きな人は〈三連星だけ〉を、
〈中国流〉が好きな人は〈中国流だけ〉を、
〈三々定石〉が好きな人は〈三々定石だけ〉を、
あえてそればかりを勉強する。そしてそれだけを一貫して使う。
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元々将棋好きな人が、ある時期から囲碁を始めた場合。
「将棋に比べたら、囲碁は自由だから」
この為に囲碁が好きになる人が多いそうですが、その一方で、
「自由過ぎて、何をどれだけ勉強したら良いかわからない」
そう悩んでいる人にもお会いしました。
そこで原因を調べてみたら……
将棋には『居飛車党(攻め派、守り派)』『振り飛車党(攻め派、守り派)』の様に、〈愛用の戦法を持つ〉のが普通だそうで、大抵の人が得意の型を詳しく勉強される(私は将棋をやった事が無いので、それ以上の事は分かりません)
雑誌や新聞を見たり調べたりして、「プロの碁は意味がわからない」と思われる場合には、市販の打碁集や布石事典に切り換えて、「好きな布石」「気になる定石」を厳選して調べる。そうした方法を検討されても良いのではないか?
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B》分かり易さは「分類如何」
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囲碁は将棋程に制約が無いのが魅力の様ですが、それが逆に「囲碁学習の障害」になる場合がある様なのです。
「棋譜並べしたいけれど、プロの碁は全然理解出来ない」
そんな人は碁会所の有段者・高段者にも多く居ます。そうした人に対しては、
◎1ページあたり、10~15手迄の解説付き棋譜棋譜
を選んで頂く様にしています。
そこで試しに、私の判断で布石別・定石別に分類した教材を見て頂いた所、棋譜並べが苦手な有段者(東京の碁会所)からは、
「プロの碁って、思っていたより分かりやすいんだな!」
女性の級位者(福島県の囲碁サークル)からは、
「着手場所が決まっているので、棋譜の数字が探しやすいんですよね」
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棋譜並べは難しいとはよく言われますが、実は、
「教材の選び方次第で解決出来る。それを考える事も大事」
それに気が付いたエピソードを取り上げてみました。
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