忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

エアコン室外機の盗難多発について

2013-08-25 | 日記
 数日前、新聞のニュースでエアコンの室外機の盗難が多発していると
書いてあった。室外機には銅、アルミが多量に使われているので廃材と
して売れば5000円くらいにはなるらしい。

エアコン室外機は内部のガスを抜けば配管や電気配線は簡単に外すことが
できる。そしてその殆どが土台に固定されていないので配管や配線さえ外せば
いとも簡単に持ち去ることができる。しかし、これが盗難に遭うとは・・・。

わずか一台5000円である。100台でも50万円。多量に取り扱う必要
があるから解体業者も一体になった組織的な仕業なのだろう。

被害者の方は5000円では済まされない。エアコンは室外機単体では売られ
ていないので、室内機、室外機一式として買わざるを得ず10数万円の被害に
なるという。


腑に落ちないのはエアコンを廃棄するとリサイクル料が課せられるということ。
廃材として売れば5000円で売れるというのに。
先月当家でもエアコンが故障して新品と更新したばかりである。この時取外し料
として5000円と何百円のほか、リサイクル料として2500円も支払わされ
た。

売れば5000円の価値があるものを逆に2500円も払わされたのだ。
室内機の分もあると思われるかもしれないが、室内機も構造的には同じ。
ファンや冷却フィンが室外機より若干小さいが基本的には殆ど変わらないはずだ。
なぜなら冬に冷媒の流れを逆にして暖房として使っている。
室内にあるので盗まれないだけだろう。

リサイクル料の支払いは法律(家電リサイクル法?)で決められている。でもブラウン
管テレビなら理解できる。大きな鉛入りガラスのブラウン管があるから。
でも薄っぺらな液晶テレビや中身が空ろなエアコン、冷蔵庫までもリサイクル料を
徴収するのはどうしてだろう。
しかも法律で義務化してまでも。

過言かもしれないが金のあるところに必ず利権が生まれる。システムを作ればその
管理が必要となって役人がつく。あるいは天下る。

無駄なこと、いや、やらなくていいことまで無理にやっているのではないか。
仕事のための仕事を作るために。

役人天国の日本。そんな役人が日本を食い潰している。
まじめに仕事をこなしている人も中にはいると思うが・・・。