忙中閑話

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三重塔巡り 国宝編(3) 奈良・當麻寺(東塔/西塔)

2013-02-10 | 旅行
 葛城山系の東麓にある當麻寺(当麻寺)。"たいまでら"と呼ぶ寺名にずっと心惹かれるものがあったもののなかなか行く機会がなかった。

やっと行く気になったのは09年1月で、会社から1週間のアクティブ休暇を貰い奈良・京都を回ったときだった。

世の中には似たような人がいるもので、當麻寺から斑鳩の石舞台、橘寺などを巡って京都へ回り、京都市中から比叡山に登った時のこと、駐車場で同年輩のご夫婦が山口ナンバーの車が珍しいと声を掛けてきた。なんと福島から来て京都・奈良を回っているという。そして比叡山、京都見物をしたあと當麻寺に行く予定とのこと。我々と逆コースであった。
お互いに安全運転と旅の成功を祈りながら別れたが、福島と言えば例の震災、原発事故の被災があった。無事に過ごしておられれば幸いなのだが。

當麻寺に話を戻そう。
當麻寺は東塔と西塔の二つの三重塔がある。寺の縁起によれば東西両塔とも建立当時のもので、二つの塔が現存するのは當麻寺だけという。東西両塔ともに国宝。

當麻寺三重塔
遠景


案内板



東塔
建立は奈良時代(730年)。
回りに竹や樹木で囲まれて近くでは全体が撮れなかった。


西塔
東塔よりは建立は若干新しいがそれでも平安初期。






當麻寺仁王門


仁王門仁王像



中将姫の像


広い境内


梵鐘(日本最古:国宝)


石灯籠(重文)


本堂


牡丹(ボタン)
當麻寺はボタンでも有名。丁度ボタンの開花時期と重なった。"立てばシャクヤク、座ればボタン"は美しい女性を表現したものだが、霜除けの菰が掛けられたボタンの花は雪国でフードを被った美しい女性を見るかのようであった。






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