忙中閑話

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盗難仏像の故郷   韓国・端山

2013-03-05 | 随想
 仏像が自寺から盗まれたものだと主張している「韓国 チュンチョン南道 瑞山 浮石寺」なる寺の場所をgoogle mapで調べてみた。

彼らの主張によれば、仏像が作られた14世紀末は倭寇が活発な時期であり瑞山は倭寇の活動が盛んだった地域の一つだった、だから倭寇が略奪していったに違いないという。

端山市 浮石寺


だが、浮石寺というのは上の地図で見るとわかるように細長く入り込んだ深い入り江の一番奥にあり、入り江の入口からは30km以上もある。さらに寺は海岸から直線でも3kmもある。決して沿岸の市街地にある訳ではない。

いったい陸上3kmも攻め込んで、更に追っ手がどこから来るか判らない湾内を30kmも逃げていく、そんな危険を犯すだろうか。はっきり言って常識的に見てこんなところは大軍団でもない限り侵攻できるはずがないではないか。これを倭寇が盗んだというのはまともな思考の持ち主ではない。

それでもなおまだこんな奥深いところまで倭寇の被害に遭会ったと言い張るなら、それはまともな自衛力、自治能力がなかったということを自ら言っていることになるのだがそれで自尊心は傷つかないのだろうか。

「自分達はいつも被害者、悪いのはすべて他人」の論理は半島内部でしか通用しない。

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