大好きな岩合さんのネコ映画、
見てきました。
NHKBSプレミアムの人気番組
「岩合光昭の世界ネコ歩き」が映画化されたのです。
いつもは買わないですが、今回はパンフ買いました。
写真がとびきりいいです。
ロケの苦労話や岩合さんの思いも綴られています。
ロケ地は2つ
ミャンマーのインレー湖、湖上の高床式家屋で暮らす、ネコの家族と人の家族。
もう一つは 北海道の牧場、ウシやイヌと暮らすたくさんのネコたち。
ミャンマーのインレー湖では、 ネコの常識を覆す2つのレアなこと。
1つ目、お父さんネコ(雄)がお母さんネコと子ネコと一緒に仲良く暮らしていること。
2つ目、水が平気で、泳げること。
子ネコが水上に作られた家から落ちた池ポチャシーン、慌てずに浮いている丸太に何とかつかまっていました。
しかしそこからうまく陸に上がれず、お母さんネコが一生懸命、手(前足)を出してつかもうと頑張っていました。
けれどこれも上手くいかず、最後に少年が出てきて片手でひょいと子ネコをつかんで引き上げ、布を持ってきて拭いてあげました。
ここ、見所シーンです。
しかしさらに面白かったのは、親ネコが軽々泳ぐ様子を、岩合さんが水中カメラで撮っていたその映像です。
こんな水中でネコがネコかきしているところ、撮った人いる?
岩合さんくらいじゃないかしら。
最後に少年とお父さんネコがおでこをくっつけ合って仲良くしているシーンも素敵でした。
全体にほのぼのさせられる映像でした。
次に北海道の牧場、こちらはほのぼのというより、自然の厳しさの中に健気に生きているネコたちという印象でした。
北海道の春夏秋冬が映っていましたが、やはり印象に残っているのは、冬の吹雪が吹きすさんでいるシーンです。
親牛牛舎と子牛牛舎があって、子牛牛舎の方は暖房があるのに、親牛牛舎の方は暖房がないんですって。
ネコたちは子牛牛舎に住んでいるグループと親牛牛舎に住んでいるグループがあって、子牛牛舎の方は産まれた子供たちがみな元気に育っていくのですが、親牛牛舎の方の子ネコはネコ風邪にかかって3匹のうち2匹が死んでしまったというナレーションがありました。
これは岩合さんが敢えて入れた台詞だそうです。
自然の厳しさの中に強く生きていくネコたちの姿に人間も学ばせられ、励まされるものがあるかと思います。
でもやっぱり死んじゃったと聞かされると、かわいそうになあー、と映画の後半ずっとそう思いながら見てしまいました。
面白いシーンは牛と子ネコが仲良くなめ合ったり、一緒に寝たりしているところ。
今年は牛年だから?
牛と同じ模様のネコの絵はがきを映画館でいただきました。
もうひとつ面白かったのは、もう3歳になって、母ネコより体が大きいのにまだ親離れできない雄ネコ。
これも珍しいですよね。
自分より体の小さい子ネコとにらみ合いになったとき、そそくさと逃げて、お母さんの後ろに行ってしまいました。
本人は隠れたつもりでしょうが、お母さんよりも体が大きくてはっきり見えてますよ~、というシーンがとても面白かったです。
でもそんなネコ的には落ちこぼれっぽい子がけっこう可愛く見えました。
柄も茶トラで冬毛のときは毛がふさふさして顔も可愛らしかったです。
今回のネコ歩き映画、可愛いだけでなく、自然の厳しさ、野性的でたくましいネコを堪能しました。
ビデオ作られるといいのにね。作られないのかなあ。
まだギリギリやっているようなので
興味がある方はどうぞ。
コロナ感染にはお気をつけて。
写真集は販売されています。
映画に行けない方はこれもいいですね。
以下リンク貼っておきます。🤍
劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族 (nekoaruki-movie2.com)
写真集『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』 | 株式会社クレヴィス (crevis.co.jp)