学生であることと、若者であること。

2011-09-11 22:50:36 | 小さなこと
日本って、すごく「学生であること」のメリットが大きい場所だと思う。


例えば、仕事に関しても「新卒採用」で殆ど一括されているし、

それ以外でも、鉄道とか公共交通機関で学割が使えたり、同じく食事でも、大学周りの大衆食堂だと、「学生サービス」とか「学生定食」みたいなメニューが、多く存在している。


やから日本では、「学生であること」っていうのはとてもメリットになっていると思う。

「休学して○○しています」っていうのも、なんか説得力があったり、魅力的に思える。


一方で。



ヨーロッパって、「学生であること」と同様に「若者であること」の特権がすごく認められている地域なんやと思う。


例えば。


地球の歩き方とか見ていると、「ヨーロピアンレールパス(乗り放題切符)」の種類に、「レギュラー」と「ユース」の二種類があるように書かれてあって、26歳以下とか、それくらいまでの年齢の人は、証明ができれば「ユース」の切符を変えることが可能らしい。

一方で「国際学生証」も存在していて、もちろん「学生であること」の特権も認められてはいると思うけれど、


「若いこと」であるブランド(?)が認められているのが、ヨーロッパの別の一面でもあると思う。


僕もポーランドに滞在していたときに、向こうの友達が「パスポートで26歳以下であることが証明できたら、電車料金割引になるよ。切符買ってやるから、パスポート貸して」みたいな風に言ってもらって、実際に割り引かれていたことがあります。



つまりどういうことかというと。



日本でももっと、「若さの特権」が存在していてもいいと思う。


それこそヨーロッパと同じように、「26歳以下の人は電車賃○○割引」みたいな風に。


日本って、すごく学生が活発で、それぞれいろんな活動していて、学生団体も数多く存在しているけど、


そういう事実イコール「非学生が活発でない」ってことではないと思う。


日本って、「学生」「社会人(会社員)」って名称はあるけど、定職に就いていない人は「フリーター」って言葉で、ひとくくりにされてっていることに、違和感を覚える。


「フリーター」している人でも、いろんな活動とか夢持って生きているわけで、そういうのって、学生であっても、どこかで仕事していても、変わらないことであって、人それぞれが持っているものだと思う。


でも悲しいかな、フリーターの人は学割はもちろん使えず、なんか不便であるように思う(あくまでイメージ)


ヨーロッパだったら、学生でもなくて、仕事せずに放浪とかしていても、若かったら、それだけで特典ついてくるわけやし。


これはギャップイヤーとか、そういう制度にも繋がってくると思う。


日本はまだ、「大学卒業したら就職だ」みたいな暗黙のルールが存在しているけど、「若者の特権」をもっと増やしていったら、それこそもっといろんな分野で面白いことをする人が増えていくと思う。


やから僕は、大学卒業しても、「若者」であることの特権を生かして、自分の夢を実現したいと思うし、


そういう仕組みをもっと、体系化していきたいな。

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