8/10 AAI様No.13 芥川賞「火花」・・「花火」？？

　AAI様には、ここのところ毎月のように伺っていますが
今日は職員の方も利用者の皆様も温和で大変演奏がしやすく感じました。

開始前に少し時間がありましたので「軍歌」を演奏しましたが
反応が良かったです。
戦前戦後の大変な時代の歌を中心に４５分演奏・・・
アンコールを頂き「東京ラプソディ」で締めくくりました。
なかでも「長崎の鐘」を聴いて涙されるご婦人が・・・
ご自身が長崎の御出身とかで昔のことを思い出されたそうです。
昨日は「原爆」が落ちた日ですが、人に命は一寸先は闇・・・
毎日を大切に生きなければ・・と思います。

私も弱い人間ですのでいつも演奏後、皆様の評価が気になります。
喜んでいただけたのか？・・・なにかご不満がなかったか？

評価と言えば、今話題の小説「火花」の中にも掲載されています。
主人公と破滅型の先輩漫才師の会話ですが・・

「ネットで他人の事をクズみたいに書く奴がいっぱいいるじゃん
作品とか発言に対する正当な評価やったら、しゃないやん
それでもくらったらしんどけどな・・・・（中略）
だけどな、それがそいつの生き延びるための唯一の方法なんやったら
やったらいいと思うねん。」・・・（中略）

しかし「周りの評価気にしてもつかれるだけやん。
極論そこに書かれていることでお前のつくるもんって変わるの？」
「一切変わりません」
「せやんな。俺等、そんな器用ちゃうもんな。
好きなことやって面白かったら飯食えて
面白くなかったら淘汰される。それだけのことやろ？」

そうです。受けないと感じたらその時がボランティアを辞める時です。
淘汰されればいいのです。

話は変わりますが・・・この小説の題名の「火花（ひばな）」を・・・・・
「花火（はなび）」と思っている方はいませんか？・・（笑）
結構いるんですヨ・・・これが・・・アタシの周辺にも居たんです・・（笑）
もっとも最後の章で花火が関係する場面が出てきますが・・

未だお読みでない方は、一度お読みになるといいかも・・・
人間の葛藤が素晴らしい表現力で書かれています。