カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

素敵なお客様

2011-10-17 09:22:24 | 愛情

沖縄で演奏活動を続けている「ケントミ」さんとトミさんファミリーがランチで来館。そこに偶然メゾソプラノの兼島麗子さんがやはりランチで来館。先日の演奏会リハーサルの折にも偶然の出会いがあり、またまた偶然の再会・・これは必然?

トミさんの娘さん3人と車いすの次女の可愛い愛息もジョー君も一緒。もう、大変な賑やかさでプールサイドで記念撮影。チャペルでワンショットとまるで撮影会。ランチもお褒めを頂きました。トミさんとは初対面とは思えない程親近感いっぱい。とっても素敵な女性だった。トミさんの言葉の中には癌と戦いながらの生きると言うことを何気ない形でちりばめられていた。

僕達には、今日を生きると言う何気ない、当たり前の様なことを、トミさんは、1日1日確かめながら生きている。でも、本当に楽しそう!一緒にいるだけでこちらまで楽しくなる。

「車いすの花嫁」プロジェクトが一度予算の関係などでリセットされてしまった。しかし、ユニバーサルデザインに基づくツーリズムやウェディングは、決して歩みを止めては行けないと思う。障がい者のためだけではなく、全ての人々が幸福感を感じることができる豊かさが観光やウェディングには不可欠な要件だと思います。

笑顔いっぱいの1日1日は、皆を幸せにするんだね。

 

 


祝いの宴

2011-10-16 10:32:39 | 沖縄

昨日、カンナリゾートで初めて「かじまや~」と言う沖縄で97歳の祝いの宴があった。地域との交流や地域の人々との交わりが深くなって来た。とてもうれしいことだ。ホテルは、遠くからのお客様をお迎えすることはもちろんだが地域の人々に愛されるホテルでなければならないと思う。約100名様のご出席で賑やかに行われた。沖縄には、このように様々なお祝いがある。13歳のの祝いだったり、古くからの文化風習を守って来ている。

現代、古くからの風習などが廃れつつある中で、このような祝い事が残され続けられていると言うことが、また違った意味で人が生きている証のような気がする。先日の世界うちなんちゅう大会に触れてから沖縄への距離感がぐっと更に近くなった様に思える。

「うちなんちゅう」と言うアイディンティティーは、常にどこにいても存在している。特に沖縄から外の世界へ出た時には強烈に意識されるのかも知れない。文化や風習は、はじめ人間が作って行ったものだけど、その後時間の経過と共に文化風習に守られて生きている様に思える。

沖縄には、沖縄にしかない文化風習があり、沖縄の時間がある。これは、これでいいのではないだろうか?東京や大阪と同じになる必要はない。沖縄に旅する人たちは、この文化や風習が存在するゆるやかな時間を楽しんでいる。このゆるやかな時間や生き方は、大切な文化だと思う。

 


世界うちなんちゅう大会に

2011-10-15 08:25:04 | 沖縄

沖縄は今、世界中から沖縄出身者が沖縄に帰って来ている。かつて日本が苦しかった頃に国策として移民政策が取られたことから始まる。移民の中に沖縄からも多くの人々が移民として海外に出かけて行った。その末裔達が苦労の末に勝ち取った今の生活をこうして目の当たりにすると人間の凄さを感じさせられる。

沖縄には、こうして移民として世界に出かけて行った人たちを支え、たたえる心がある。移民の歴史は明るいものではないが、沖縄の人々は、これを力にして誇りにしている。

素晴らしい沖縄の人々の歴史を学ぶ機会を頂いたことに感謝したい。昨日は、那覇商工会青年部海外委員長の方からの誘いがあり出かけて行った。同行には国吉多美子さんと言う素晴らしい女性とご一緒させて頂いた。60歳を越えてもお元気でエッセイストとしても名を馳せていらっしゃるうちなんちゅうの方。僕ら本土の人達に是非見て欲しかったと言って頂いた。

苦しい時にどうやって生きてきたか・・生き抜いて来たのか!今、私達の目の前にある現実は、彼らの苦労や困難は、比べようもない。なんくるないさ~!だいじょうぶよ~!この言葉の裏にある歴史を見たら・・・一見軽く聞こえる言葉がずしんと重く感じられた。

沖縄の人々が背負って来た歴史の重さを感じさせない明るさはこの土地の風土が生んだ生きる知恵かもしれない。今、沖縄で仕事をしていて、多くのうちなんちゅうの方々と触れ合っている。彼らへの印象は、とても心豊かなもの変わって来た。感謝の1日でした。

沖縄の海と空に沖縄の心が宿っているんだ!

 


マラソンイベント始動

2011-10-13 07:49:01 | リゾートホテル

本年12月18日(日)カンナリゾートマラソン開催に向けて始動開始。

マラソンコースは、10マイルアイアンレース。アイアンレースの意味は、宜野座村内を走り抜けると言うちょっと変わったロケーションを楽しめる。海岸線を走る、パイナップル畑、さとうきび畑の中を走り抜ける、街中を走る抜ける、ゴルフ場の中を走り抜けると言うコース設定に加えて、とにかく坂の連続。上り坂が1KMも続く場所もあると言う。

10マイルと言うと約16KMだが平坦な16KMとは全く異なるトリッキーなコース設定。多分、倍の32KM位の距離を走る体力と緻密な計算能力が求められるレースとなる。ただ、東海岸の宜野座村と言う自然溢れる中を走り抜ける爽快感は、都会のレースとは一味違った楽しみがあるように思える。

沖縄はマラソン大会のメッカ。シーズンになると100近い大会があちこちで開かれる。しかも、真夜中のマラソンレースだったり、有名な那覇マラソンだったりとユニークなマラソン大会が数多くある。ランナーの皆さんには、また新たな魅力的な大会が生まれると思って頂けるとうれしい。この大会は、通常の大会と違って、1企業(ホテル)が単独主催すると言う意味でも面白い。もちろん、宜野座村が後援となっている。米軍基地を抱える宜野座村の中を走りという事は、米軍基地に並走するコースもある。正式な大会要綱が決まり次第案内が始まると思う。

マラソほど世界的にも愛好家が多いスポーツはないのではないだろうか?簡単に始められると言うこともある。健康志向の中で、マラソンと言うイベントを通じて人生を更に楽しむと言うひと時が作り出せると幸いだ。

 


沖縄から生まれる歓びの花

2011-10-12 07:42:13 | 沖縄

[大きな水の波の輪を起こすには、どのようなイメージを考えるか?
大きな輪を作るために,勢いある波を起こすために,水面を強く叩く?
そうすると…水は乱れ、水の輪にはならず、逆に水面が荒れてしまう。
水の輪を響かせるには…
水面を、優しく、優しくなでるような感覚で触れると…
小さな軸が周りに波をつくり、綺麗な大きな輪で水を響かせる。
強く激しく、叩きつけるようなイメージや想像とは違うこともあるのだ。]

と言う文章を「かきょうさん」という女性のブログのから頂いた。一つのプロジェクトを成し遂げるためにはいくつもの困難が生まれてくる。そんな場面で出会った言葉。言葉を大切にしているそんな「かきょうさん」の言葉には、いつも力と勇気を頂いている。

「車いすの花嫁」プロジェクトが立ち上がって半年。様々なことが起きて来る。もちろん想定外のことばかり・・・。そんな時、どの道を選択したらよいかと思い悩む。

【「優しい」という漢字は「にんべん」に「憂い」と書くけれど、本当は、「憂い」の横に「にんべん)」なんだよ。憂いのある人の横に、にんべんつまり人が寄り添うことを「優しい」というんだよ。】とは、全国で活躍されている仲島正教先生の言葉。

様々の人達の言葉に支えられてきた。出会いの言葉が、いつも心に響いてくる。何のためにこのプロジェクトを起こしたのかと言う原点に返ってみよう。沖縄の小さな村にある小さなホテルだから出来ること。人に寄り添うことが出来るホテルでありたい。やさしく優しくなでるように輪を広げて行きたい。11月6日には、笑顔の花が百花繚乱する日にしたいと思う。

晴れ渡った沖縄の大空の下で、小さいけれどたくさんの花を咲かせてみたい。