「狙われるIoT機器」ということで、NHKの特集やニュースで放映されていた。私が見た場面は、一般のユーザーが使っているWebカメラに、ウイルスが侵入して乗っ取られた。室内のカメラがユーザーの意図に反して動くという。家庭内の画面が誰かが見ている! パソコンやスマートフォンの世界だけかと持っていたら、インターネットにつながる家電にまでウイルスが侵入するということだった。
「IoT]とは、「Internet of Things」の略語で、あらゆるものがインターネットを通じてつながることによって実現する新たなサービス等を可能とすることとのこと。
古いスマートフォンに、三脚と広角レンズをつけて、アプリにより監視カメラとして設置したもの。しかし・・・?
私も最近まで、古いスマートフォンを利用して、外出時に留守番している犬の動向を知るためと、防犯カメラとして使っていた。そして、その画像を外出中に手持ちのスマートフォンで見ていた。しかし、カメラ代わりに使っていたスマートフォンは、電源を入れっぱなしにしているため、帰宅するとだいぶ熱くなっていた。
ところが、1~2か月前に、スマーフォンなどの充電器が過熱し、発火する事故の報道が数件あった。それからは、スマートフォンの監視カメラとしての使用は止めていた。そして、「狙われるIoT機器」の番組を見て、驚いた。止めておいてよかったなと思っている。
そもそも私が番組に関心を持ったのは、個人でできる対応はどのような方法があるのかを知りたかった。
番組の終盤で、専門家として対策としては、国等の機関におけるインターネットシステムの課題、家電機器を開発する上での対応を述べていた。現時点ではユーザーのレベルでの対応はないらしい。パソコンならウイルスソフトの導入など、ユーザーができる方法もある。しかし、家電製品はコンピュータがメインではなく、機器の中にマイコンが組み込まれているからだろう。家電の中に組み込む段階での課題らしい。
このようにウイルスソフトに狙われるものは、家電製品に限らない。自動車、医療機器も同様だ。アメリカの研究者が医療機器で実験をしたことが、特集で紹介されていた。
病院内のイントラに接続され、医師や看護師が離れたところから、薬の量などを調整できる「薬剤点滴装置」。ノートパソコンから操作し、機器の中のプログラムを解析しパスワードを読み取る。
やがて乗っ取る。装置に触れていないのに液晶パネルの画面が切り替わり、点滴装置のチューブから薬が大量に流れ出し始めた。装置を乗っ取り、薬の量を増やす命令を送ったという。重大な医療事故につながる可能性があるという。
便利だが、常に危険にさらされている。
専門化の指摘が紹介されていた。
「あらゆるものがインターネットにつながる時代を迎え、ものづくりとインターネットの垣根がなくなった今、両方の知識や発想を兼ね備えた人材がこれから不可欠になる。日本はアメリカと比べ、こうした人材の育成が遅れていると言わざるを得ない」。
20年も前の私の体験だが、あるアメリカ人と話していて、日本の中小組織では一人でいろいろなことをやるという話をしていたら、「それはルネッサンスマンですね」と言われたことがあった。ルネッサンス時代のガリレイ・ガリレオは少なくとも医学、物理学、天文学、哲学に精通していて、ひとりで何でもできるということからだという。しかし、今や日本は細分化されてきていて、アメリカの方がルネッサンスマンになっている。
「IoT]とは、「Internet of Things」の略語で、あらゆるものがインターネットを通じてつながることによって実現する新たなサービス等を可能とすることとのこと。
古いスマートフォンに、三脚と広角レンズをつけて、アプリにより監視カメラとして設置したもの。しかし・・・?
私も最近まで、古いスマートフォンを利用して、外出時に留守番している犬の動向を知るためと、防犯カメラとして使っていた。そして、その画像を外出中に手持ちのスマートフォンで見ていた。しかし、カメラ代わりに使っていたスマートフォンは、電源を入れっぱなしにしているため、帰宅するとだいぶ熱くなっていた。
ところが、1~2か月前に、スマーフォンなどの充電器が過熱し、発火する事故の報道が数件あった。それからは、スマートフォンの監視カメラとしての使用は止めていた。そして、「狙われるIoT機器」の番組を見て、驚いた。止めておいてよかったなと思っている。
そもそも私が番組に関心を持ったのは、個人でできる対応はどのような方法があるのかを知りたかった。
番組の終盤で、専門家として対策としては、国等の機関におけるインターネットシステムの課題、家電機器を開発する上での対応を述べていた。現時点ではユーザーのレベルでの対応はないらしい。パソコンならウイルスソフトの導入など、ユーザーができる方法もある。しかし、家電製品はコンピュータがメインではなく、機器の中にマイコンが組み込まれているからだろう。家電の中に組み込む段階での課題らしい。
このようにウイルスソフトに狙われるものは、家電製品に限らない。自動車、医療機器も同様だ。アメリカの研究者が医療機器で実験をしたことが、特集で紹介されていた。
病院内のイントラに接続され、医師や看護師が離れたところから、薬の量などを調整できる「薬剤点滴装置」。ノートパソコンから操作し、機器の中のプログラムを解析しパスワードを読み取る。
やがて乗っ取る。装置に触れていないのに液晶パネルの画面が切り替わり、点滴装置のチューブから薬が大量に流れ出し始めた。装置を乗っ取り、薬の量を増やす命令を送ったという。重大な医療事故につながる可能性があるという。
便利だが、常に危険にさらされている。
専門化の指摘が紹介されていた。
「あらゆるものがインターネットにつながる時代を迎え、ものづくりとインターネットの垣根がなくなった今、両方の知識や発想を兼ね備えた人材がこれから不可欠になる。日本はアメリカと比べ、こうした人材の育成が遅れていると言わざるを得ない」。
20年も前の私の体験だが、あるアメリカ人と話していて、日本の中小組織では一人でいろいろなことをやるという話をしていたら、「それはルネッサンスマンですね」と言われたことがあった。ルネッサンス時代のガリレイ・ガリレオは少なくとも医学、物理学、天文学、哲学に精通していて、ひとりで何でもできるということからだという。しかし、今や日本は細分化されてきていて、アメリカの方がルネッサンスマンになっている。
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