大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

榛名富士と相馬山 、相馬村

2023-09-09 05:37:00 | 神社仏閣

昨年、土の神、ハニヤス神について調べていた時にみつけた榛名神社。画像を見て、ここ行きたい!と思っていました。群馬県にあります。

妹に言うと、冬は雪道の運転が怖いから暖かくなったら3人で行こうと言っていたのですが、姉がツアーがあるよと誘ってくれたので、姉と行ってきました。


榛名神社

上毛3社を巡ります。参拝記については後日書きますが、相馬繋がりがありましたのではじめに書いておきます。

榛名神社参道にありますお食事何処でお昼を食べていると、無料のトレッキングマップがありそれをいただいて見ていました。

ん、、!?


相馬山という山があるのを発見しました。

あら、また相馬だ!と思いました。

榛名湖を囲むトレッキングコースがあり、ちょうど、榛名神社からみて北東(艮)の方角に相馬山がありました。

後で調べると、頂上には黒髪山神社(カミヤマ!🟰神山!)があり、スルス岩という磐座があるようです。信仰の山とありました。


榛名冨士と相馬山スルス岩(画像はお借りしました)

家に帰って、榛名山と相馬山を調べると、榛名山でも一番尖ってる急峻な山が相馬山とありました。

榛名山は、赤城神社に行く途中でみました。榛名富士とも言われ神奈備山です。榛名湖そばをバスで通りました。

榛名神社は 元々は榛名山そのものを祭神としていたと伝えられていますが、現在の主祭神は火の神である火産霊🔥神、土の神である埴山姫神(ハニヤス姫)この他水分神💧、高淤加美神、闇淤加美神(白龍と黒龍)、大山祇神、大物主神、富士山の御祭神の木花開耶姫神を合わせ祀っています。

相馬は火のエネルギーが強いイメージがあり、榛名神社はヒノカグチ神が祀られていることから繋がりがある気がします。ハニヤス神はヒノカグチ神の奥様です。


そして、榛名神社でもう一つ相馬を発見しました。それは、参拝ルートの裏手ルートにある川のそばです。ツアー客から離れ、姉と巨大な岩の割れ目から滝が流れているのを近くで見てきました。





すごいねー、空気違うね、と話した後、姉が数珠を水で清めるため川辺に降りて行きました。


私も付いて降りていくと、看板がありました。そちらがこれ。


降雨竜祈願と、相馬村(現榛東村)とあります。ここら辺りは、相馬村だったんです。それがどうした?って言えばそうかもですが、相馬が気になっていた矢先だったので、個人的には嬉しかったです。

相馬づくし🎉🎉🎉🥳🔥🐎🎉🎉

相馬の龍神様に昔は雨を祈願していたのですね。


榛名山は古くはいかずちの山「いかつほ」と呼ばれ、その名は温泉で有名な伊香保(いかほ)に受け継がれています。イカズチは、⚡️雷です。


画像はお借りしました                          

群馬を含む関東は他県より夏の落雷が多いようです。その理由は群馬県北部に鎮座する上毛三山、赤城山、榛名山、妙義山に代表される山々にあるようです。

また、江戸城(現在の皇居)の鬼門(北東艮の方角)にあります。

この3山のふもとの3社の神社を参拝しましたが、赤城山はかつては「くろほ」と呼ばれており、黒雲がわきあがる山の意味らしく、雨に関係ありそうです。赤城姫龍神伝説がありますし、赤城神社では少しだけ雨が降りました。後日記載します。

群馬県北東部分と福島県とは接しています。



太平洋沿いの福島県相馬市とは離れていますが、相馬繋がりの縁がありそうです。群馬県は、山が多いからか温泉が沢山あり、冬も是非訪れてみたいです。


また、3貴神の一柱スサノオ様がそのままが神社の名前となった進雄(スサノオ)神社があったり、


画像はお借りしました。

群馬県沼田市にある老神温泉では、ヤマタノオロチにちなみ「大蛇まつり」という祭礼が行なわれたり、



龍神や神話、自然信仰と結びつきが深い地だと思いました。



福島県 相馬市②

2023-09-08 06:50:00 | 神話・物語・本から

昨日の続きです

神産みの場面で、イザナミの死の原因となった火の神様カグツチをイザナギが斬る場面で使われた剣は「天之尾羽張」(あめのおはばりという名前がついています。


ヤマタノオロチ(大蛇)退治の時に、スサノオが使った剣は、天羽々斬(あめのはばきり)」。ハバは(大蛇)のことであり、それを斬るわけです。それが暗示するのは、たたらでより強い鉄剣を得たことで、大蛇信仰の出雲(女、母、ハハが統治する世の中)から男性優位社会への転換を意味するように思いました。

神話でスサノオは亡き、イザナミを求め暴れます。 


海幸彦山幸彦の兄弟の話では、山幸彦が海幸彦の釣り針無くしたため、自分の剣を鋳潰して大量の針を作り勘弁してといいますが、海幸彦は、違う!といって納得しません。その後、龍宮に行き、釣針は赤鯛の喉に引っかかっているとわかります。

龍宮城から帰る時に、海神は釣針と鹽盈珠(しおみちのたま)・鹽乾珠(しおひのたま)を山幸彦に差し出し、和邇(わに🟰短い龍)が乗せて送ったという話があり、和邇は今は佐比持神(さいもちのかみ)になったとあります。

ワニは、豊玉姫や瀬織津姫、水の神と縁深いワニ族に関係あるのかなと思っています。



同じサイモチの神は別の場面でも出ています。

『日本書紀』では神武天皇の兄である稲飯命神武東征に従い、熊野に進んで行くときに暴風に遭い、「我が先祖は天神、母は海神であるのに、どうして我を陸に苦しめ、また海に苦しめるのか」と言って剣を抜いて海に入って行き、「持(さいもち)の神」になったとあります。また、新羅の王となったとも。

スサノオがヤマタノオロチを退治した天羽々斬剣の別名は蛇之韓鋤(をろちのからさひです。鋤🟰サイです。

大神神社の摂社に神武天皇の妻を祀る狭井神社(サイ神社)がありますが、皇后は「タタラ」の名前をもち、出雲出身です。


海幸山幸の話には大量の針でてきますが、この「大量の名前の刀が記紀神話にでてきます。葦原中国平定の説話においてアメノワカヒコの葬儀に訪れアヂスキタカヒコネはそっくりだったため、アメノワカヒコに間違えられます。死人に間違えられたことをアジスキタカヒコネは怒って喪屋を剣で切り倒した話がありますが、この剣は正式には「大量」(おおはかり)、亦の名に「神度剣」(かむどのつるぎ)という名前がついています。神を度(スク)ウ剣です。オオハカリ、オハバリ、オハバキ、言霊の響きが酷似しています。


大量」という名前の剣をもつアヂスキタカヒコネは陸奥国一之宮、福島県一の宮のひとつ馬場都々古別神社(ツツコワケ神社)のご祭神でもあります。ご神体の山にのぼると、山頂には磐座があり、地元の逸話ではたくさんの縄文遺跡がでてきたようです。福島の地は刀剣と🐎馬と縁が深い気がしています。


馬と刀は、戦い、🔥のイメージです。空白の古墳時代には、大きな社会の転換があったのだと考えます。コンビニより多い古墳。大きな古墳には馬具や甲冑などが沢山納められています。相馬の地、福島の地は製鉄のたたらやエネルギーと関係が深い地。たたらは、山を切り崩しますから、縄文や弥生時代にない自然破壊のスタートが鉄を作る過程、古墳時代におこったのかなと考えます。
水のをもつ母系社会や、「ハハ」なる大地へ祈りを捧げる社会から、火🔥ののエネルギーの強い父系社会への転換の始まりの地の一つが相馬かもです。
鉄鉱石を御神体とし、また女陰を表すともいわれるアラハバキ信仰は東北(艮の方角)に押し込まれますが根強く残ります。

福島は自分達のためのエネルギーではなく、関東へのエネルギーを作って送電していました。5月に相馬にいきました。今でもエネルギー関連の現場が多い土地です。海沿いから関東に帰る途中に、原発事故の地区ではないですが、近くに行くに従い、未だに重く悲しい雰囲気が残ります。自己犠牲のような土地。福島原発の地。人が生んだ悲しみの地。
相馬は地震や災害が震災の後も多発します。度重なる災害に地元の方の苦悩を耳にしました。至る所に歪曲した道が今も点在し、東北大震災以降のものだと聞きました。福島には地龍がいる気がします。傷ついた龍が、人に傷つけられても一生懸命踏ん張っている気がします。
感謝の気を送りたいです。祈りを。


つづく


相馬とふいご

2023-09-07 06:15:00 | 神話・物語・本から

福島は東北の玄関口のような土地。また、海に面する浜通りは記憶に深く残る原子力発電所の爆発事故がありました。


太古の時代は蝦夷の土地だったのかなと思います。蝦夷はアラハバキ信仰があり、福島にもアラハバキ神社があります。

 

福島の海沿いの町、相馬には縁があり、何度か足を運んだことがあります。相馬の中村神社は、妙見信仰を信じた平将門の創建です。

馬を神様に奉納していたのを、後に絵馬に変えたわけですが、その起源は、相馬中村神社からであり、

相馬野馬追のお祭りは馬に甲冑を着た武士姿の人々が町をとおり、その圧巻のお祭りが繰り広げられます。

 

戦国武将を思わせる、燃えるような熱い男性的なお祭りです。

この福島県の浜通りでは200カ所以上の製鉄遺跡が発見されており、その多くが相馬市・南相馬市・相馬郡新地町に集中しているようです。


相馬の向田遺跡からは7世紀と推定される製鉄遺跡が出土しており、東北地方最古の製鉄炉のようです。今でも、相馬の海沿いはエネルギー関連の施設が沢山あります。

 

もののけ姫には「たたら場」と呼ばれる製鉄所が登場し踏みふいごが使われるシーンがでてきます。



数人が「ふいご」を足で踏んで炉に空気を送ります。ふいご  鞴、吹子とも書き、「吹く」とは金属の精錬のことです。

 

紀元前1500年ごろのエジプト王の墓標にもすでに皮袋型のふいごが刻まれているようです。世界各地で、ふいごを使い始めてから、人類の金属文化は飛躍的に前進します。



相馬では、8世紀後半になると向田遺跡から竪型炉が出土し、その送風装置に「もののけ姫」にも出てくる踏みふいごが使われていました。

相馬市の猪又遺跡からは踏みふいごが箱形炉にも応用されていることが確認されています。

踏みふいごに関しては現時点では相馬地方の遺跡が日本最古級と考えらており、この踏みふいごを「たたら」と呼んでいます。


つまり、日本で最初にたたら製鉄が実用化された場所が相馬地方ではないかと考えられているのです。


天龍神社という神社の鳥居から沢山の馬がものすごい勢い走り出す夢😴をみたことがあります。不思議な夢でした。相馬のたたらの火のエネルギーのようなそんな夢だったなあと今は思います。


先日、すずなりの話を書きました。

空白の古墳時代、弥生時代の青銅器が姿を消して鉄器へと移行しますが、鉄の生成も初期は自然の力にゆだねていたのでした。

葦にゆっくりと鉄分がついてできた錫の話がありました。神社に鈴が奉納されるのも、そんな起源があるのだなあと思うと、とても深いなと思いました。


また、銅鐸の起源は韓国の貴族が双馬馬車につけていた鈴だそうです。相馬と双馬。

偶然にしては不思議だなと思います。福島の海岸は、エネルギーの強い鉱物資源と関係が深い気がします。そして、現代では原子力発電の事故、、、。

日本神話では、製鉄の神がでてきます。『日本書紀』の天岩戸の条に、シカの皮で「天羽鞴(あめのはぶき)をつくったことが書かれています。「はぶき」に鞴(ふいご)の漢字が当てられています。

「あめのはぶき」というのを見たときに、スサノオが八岐大蛇退治の時に使った剣、天羽々斬剣(あめのはばきり)と響きが酷似していると思いました。この鉄剣は韓鋤の別名があります。これらの言葉のカラクリは、空白の古墳時代に隠されたものを語るように思います。

つづく


牧野富太郎博士の瞳

2023-09-04 08:52:00 | ひとりごと

「剣客商売」「鬼平犯科帳」の著者である池波正太郎が、牧野富太郎博士の写真を見て下記のように述べられていました。



九十余歳の博士の、大きな巾着頭や、耳までたれ下った銀のような髪の毛や、強情我慢的な鼻や、女のようにやさしくしまった唇や、痩せぎすな猫背を丸めて、両手に何気なく持った白つつじの花や


中略


何よりも私の心を引き掴んで離さなかったのは、その博士の眼であった。


 白い眉毛の下に、ややくぼんで、小さな、澄みきった眼がある。


それはもう、ただ澄みきっている眼というものはこういう眼をいうものであろうかと思われる美しさであって、一葉の写真を通して、この眼の美しい輝きが汲みとれるのは撮影もすばらしいものなのだろうが、撮(うつ)された対象が何よりもすばらしいのだと、私は思った。






朝ドラ、らんまんは終盤を迎えています。高知出身でありながら、幼い頃遠足で訪れた牧野植物園に縁のある植物学者くらいしか知らなかったのですが、らんまんをみて、


天命を知り天命に従い純粋に生きること、素の素晴らしさ、自然に親しみ自然から沢山教えられる発見の数々に感動する万太郎(牧野富太郎)の姿に、とても共感しています。


また、奥様のすえこさんも素敵ですね。何があっても万太郎を信じ支える強さや可愛さがあり、乾坤夫婦一対で後世に残る偉業を成した感じがしています。


目というのは不思議だなと思います。


何世も輪廻転生しながら人は姿形、生まれる所を変えながら刹那の世を生きている気がしています。


しかし、その目は、瞳は、ずっと永劫、同じなのではないかと思っています。


赤ちゃんの瞳を見たら、その透き通るような美しさ、水晶のような瞳に驚かされます。一旦、過去世を忘れ今生をいかに生きるかやってやるぞ!と、らんらん、キラキラしていて、その目に吸い込まれそうになります。


その瞳に、ほんの100年弱の生きている間、うつし世(現世)の中、何を映し、写し、撮すのかなぁと思います。


目にうつる対象「物」のみを映してそれに揺さぶられ、心を惑わしたり、曇らされるのか


心の目、瞳の奥に映される本当の光に気づき、それを現世に投影できるのか


天真爛漫に生きた牧野富太郎博士の生き様と、この目の美しさの話を知り、牧野富太郎博士は後者を生きた稀有な御方だったように思いました。


心の目を大切にしたい。


【画像はお借りしました】





メイとサツキ

2023-09-01 09:04:00 | アニメ

今日はジブリ映画の中でマイベスト1である、となりのトトロの可愛い主人公の名前について、言葉遊びをしてみます。


可愛い姉妹の名前は、メイとサツキ。5月が英語になるとMay(メイ)、古語だと 皐月(さつき)です。


mayは英語では「かもしれない」ともなり、maybe maybe で「たぶんそうなる」です。


メイには、その音読みの響きから、明、冥 、鳴、命、なんかがあります。


冥土なんかは、冥途(めいど)とも書き、冥界(めいかい)、黄泉(よみ)のことで、死後、死者の霊魂がたどって行く道。亡者のさまよい行く世界。暗黒の世界こと。陰陽では陰。


冥は、明(明るい)世界の真逆に思われますが、実は、同じく存在していて自分次第「かもしれない🟰may😊」です。


また、命(メイ)というのは、ミコトとも読めます。自分の内に「鳴」る(ウチナル)ミコトからの天命(メイ)を鳴り響かせるかどうかで、冥(暗く)と鳴ったり、明(明るく)鳴ったりする「かもしれません。maybe」。鳴らして成らすのは自分次第かな。


明(メイ)は、日と月があります。

日(太陽)と月は、昼と夜。明という漢字は、陰陽を両方を含んでいます。

1週間の始まりは日曜日から。次が月。日月並びます。休みの「静」から働く「動」へスタートです。9月1日は学校も始まります。

静→動を誠道にしたいものです。先ずは静か。坐の時間を必ずとり静かを大切にします。


皐月(さつき)は、五月。

5月は、日本の旧暦である太陰暦(ユダヤ暦、中国暦などがこれにあたる)では、田植をする月であることから「早苗月(さなへつき)」と言っていたものを略したという説もあったり、稲を植えることを古語で「さ」と呼び、田植えの月ということで「さ」月となったというものがあるようです。


五月(サツキ)の五は、当たり前ですが、四の次の、すなわち4に1を足して得る、数です。四方の真ん中。十字架の交点。


易では、五爻は、安らかな気持ちで、気楽に、 待っていればよいとき。 行くべき道から外れることがなければ、 良い結果に通じていくことになるとされます。

陰陽5行は自然界の森羅万象を「木」「火」「土」「金」「水」の自然界の代表的な5つに分類した哲学です。



漢方では人間は自然界の一部だと考えており、人間のカラダに応用したりしています。


いつも思うのですが、「木」「火」「土」「金」「水」には、「日月」が無いなぁ、と。自然には、日と月はかかせないし、人間は生きている限り、日月(ヒツキ)という時間に縛られています。

日月を明るくとらえるか、冥ととらえるかは、自然の一部である人間のカラダの働きをもつ、隠れた本当の心に気づくかどうかであり、自分の心を司る内なる神と出会うかどうかということかもしれない(maybeたぶんそうだ )なぁと思います。😊


太陰暦の5月に田植えをして、自然に任せて稲穂🌾が実るのを待つように、陰陽5行の五爻である、「安らかな気持ちで、気楽に、行くべき道から外れることがなければ、 良い結果に通じていくことになる」、は

日本古来の神の道、教祖経典はない神道に通じ、ただ自然と共にある道に繋がります。


可愛いくて、優しいメイとサツキ姉妹。

自然の精霊と仲良くなって、助けられるストーリー。

となりのトトロは名作ですね!