大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

鹿屋の高校生 のハンセン病問題啓発活動

2024-04-05 05:25:00 | ひとりごと
昨日、ハンセン病元患者であります竪山勲さんの実話をもとにした絵本の動画を投稿しました。





そして、ちょうど同じ時、竪山さんが隔離されました、鹿屋で高校生がハンセン病問題啓発を自らしているのを見つけました。


MBCニュース | 生徒が先生役でハンセン病問題の授業 ラップでも発信する高校生「自分が差別する側なんだと意識したのが原点」

MBCニュース | 生徒が先生役でハンセン病問題の授業 ラップでも発信する高校生「自分が差別する側なんだと意識したのが原点」

鹿児島のニュース MBC南日本放送

 


自分から能動的に動く姿勢。
教育とは、学問を教えることに偏るのでなく、自ら考えて行動できるように子供たちの心が育つ姿を後押しすることかなと見て感じました。

ひとりひとり個性もあり、
一筋縄ではいかないですが、
必ず全ての人にある
内なる善を見つけ育てること。

だから、生涯教育なんだと思います。

私も私自身を教育中。

2001年にらい予防法違憲国賠訴訟の勝訴のあと、ハンセン病元患者を踏みにじる事件が熊本の温泉でおきます。
(時の響きての動画にも少しあります)

詳しくは書きませんが、どんな酷い事が起こったのかは、Wikipediaをみてください。

人間の心の残酷さと汚さが、文字になっています。まさに、ヘドがでそうな言刃です。

そんな中、「時の響きての絵本を読み、自分のこととして演じ劇にした鳥取の小学校の生徒たちは、この熊本の事件を知り、胸を痛めて、大人がした過ちにはっきりと抗議します。

元患者を差別しないでください。と。

小学生が
大人の許しがたい過ちに、
はっきり駄目だと意思表示して行動します。
自分のこととして劇をする。
無理矢理我が子を堕胎される母親役を
小学校の生徒が演じる、、、、。

その子たちは、将来自分の子を持つことがあれば、思いだすでしょう。

様々な場面でハンセン病元患者の悲しみを想像するでしょう。

そういう教育こそ、生きた教育、残る教育、心を育む教育だと思いました。

また、鹿屋の高校生は、竪山さんと共に違憲国賠訴訟で闘った上野正子さんを知って、素直な気持ちで自分の出来ることで、ハンセン病問題を自分のこととして捉え自分の言葉で伝えます。

先生役になる。いいですね。
ラッパーになって伝える。いいですね。

どうやったら伝わるかを自分で考え、

答えのない問題だからこそ深く考える。

やってみて、間違えてもよくて
やりながら成長する。
先生から正解をすぐに教わる、
そんな教育は残らない。。

ハンセン病問題、
それは過去のこと?
それは違います。

確かに、被害者の高齢化は進み、
語り続ける被害者の数は減っています。

しかし、風化させてはいけません。

差別も、偏見も、、姿形を変えて色んなところに簡単に生まれますし、
自分の心にも簡単に巣喰うからこそ

自分の心も厳しく見つめる姿勢を持ちたい。 

ハンセン病問題という残酷な歴史を知って、そして、竪山さんの過酷な人生を生きた生き様から、生きることの真の意味を考えたいです。