のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語

2012-06-17 | Cirque du Soleil
 全体のミーティングは、KAの漫画の話でした。スクリーンに漫画を映し、過程などを説明して下さいました。表紙の候補はいくつかあり、最終的に私のキャラクターも描かれているものに決まったようです。「左側が善で右側が悪。」との説明に、微笑みました。私も“善”の仲間です。一冊にする予定でしたが、四巻にすることにし、KA十周年の時に全巻揃うようにするとのこと。先は長いです。第一巻は十二ページ。来月サンディエゴで開かれる大きな漫画のコンベンション、『Comic-Con』で発表されるようです。
 KAは、漫画で盛り上がっていましたが、今週は、アンドリュー・アダムソン氏が監督を務め、ジェームズ・キャメロン監督が製作総指揮を務める、シルク・ドゥ・ソレイユ3D映画の話も出ていたようです。サラは、予告編を見付けたと言って見せてくれました。アメリカは、十二月下旬の公開と聞いていましたが、日本は世界最速で、十一月九日より公開されるそうです。主役のエリカと話がしたくなりました。


漫画 www.kacomicbook.com/
映画 www.cirque-3d.jp/

Daniel's Tour 2012

2012-02-25 | Cirque du Soleil
 シルクデュソレイユのダニエル社長がいらして、ラスベガスにあるショーのみなさんが集まってのミーティングがありました。去年は大変な年だったと何度もおっしゃっていましたが、『ZARKANA』、『IRIS』、『IMMORTAL』はみな良い出来だそうです。今年は、ジャニンの行ったツアーショー、『Amaluna』だけ創るそうです。以前は一年に一つずつ制作していたと思いますが、このところびっくりするほどたくさん創っていました。ゆったり一つのことに集中して良いショーを創って頂きたいです。スーパーボウルのマドンナのハーフタイムショーも上手く行ったそうで、次に繋がったようです。日曜日は、アカデミー賞でのシルクデュソレイユの演技があります。3Dの映画は十二月に公開されるようです。楽しみです。
 終了予定は三時半だったのですが、終わってみると四時十五分くらいでした。ミーティングがKAの劇場で良かったです。急いでご飯だけ食べて、お化粧に取りかかりました。
 MGMに、シュガーファクトリーが出来るのは、工事をしているのを見て、知っていましたが、オープンしたようです。“sugar FACTORY ”と書いてあるアヒルの付いた紙袋と、チョコレートや、グミ、キャンディーを楽しく口にしている人達をたくさん見掛けました。
 最後のトスが上手く上げられませんでした。もう出来ないです。火曜日に何が出来るか考えなくてと思います。
 フ ルートも、羽の付いた衣装も、手袋も、スカートも、最後のトスも、みんなみんなどうにかしなくてはいけないのですが、時間がないので、ショーが終わると、試してみました。一度に全部は出来ないです。それは分かっています。一つずつで良いですが、早く解決出来ますように。

ZED

2008-06-03 | Cirque du Soleil
 東京のショーの名前も決まりました。『ZED』。“Z”となるのでは、とうわさは聞いていましたが表記が少し変わって、読みは同じで“ゼッド”。この『ZED』も、マカオの『ZAIA』も、ショーを導くキャラクターの名前のようです。
 ポスターを「もしかして、正司くん?」と、何度も見てしまいました。でも、たぶん違います。彼は重要なキャラクターですが、ZEDではなかったと思います。
 名前も発表され、『ZED』を観に行くのがさらに待ち遠しくなりました。

ラスベガスに9つ!!!

2008-03-21 | Cirque du Soleil
 昨晩送った添付ファイルが開けないと連絡がありました。でも、日本時間、朝8時までに送ればなんとかなるよう。保存の仕方を変えて、ファイルを添付して送ってみました。無事に届きますように。
 バックアップとして頼んだ友人からは、作成したものが必要なパーティに出席しないと連絡あり。もうここでは対処する時間がないので、別の友人の連絡先を持って出掛けました。

 午後1時は、私達にとって早い集合時間です。今日はプレ・プレジデントツアーの為、早出出勤。名前の通り、この後プレジデントツアーがあるので“プレ”の方は参加が自由でしたが、私の英語理解力からすると、何でも参加して、少しずつ情報を得ておいた方がいいので参加しました。
 以前に何回か聞いていることですが、これから新しく出来るショーの数たるや。マカオには3つ、ラスベガスには9つ目まで考えているとか。
 ドバイ、東京、マカオの様子がビデオで流れました。ドバイの街はここラスベガスよりも不思議な街かもしれません。
 次はどこがいいか、という話に当然なり、私はロンドンか、それともスペインか、ドバイも人生の2年ぐらいなら面白いかな、と思いました。

 その後ショーまでにゆっくりできる時間があると思っていましたが、昨晩のファイルのことを含め、いろいろとやることがあって、バタバタしていました。もうこれ以上、バタバタしていられないのでここまで、と思ってメールを開いた時、無事にファイルが開いたという連絡が入っていました。ほっとしてショーに臨めました。

 ショーが終わると、また今日中にしなければ間に合わないと思われることがあり、作業をしていました。それは楽しい作業で、時間を忘れて行っていたら、眠りに着く時間がすっかり遅くなってしまいました。

"O"の舞台裏

2007-02-25 | Cirque du Soleil
 『希望したアーティストが希望したショーに行って舞台裏を見られる』という企画を、“LOVE”を除くラスベガスにあるシルクドソレイユのショーの間でやっています。今日はアナトリと私の番、“O”に行ってきました。
 まずはコーチの方に案内されてなんと水中が見えるところへ。こんなところへ来られるとは思ってもいなかったので大感激。水族館のようになっています。もともとクラウンのアナトリは普段も面白い人なので、いろいろと興味があり、二人していろいろなことをコーチの方に質問して感心して水中を眺めました。
 水中での酸素の補給の仕方など話には聞いてましたが、実際に見るのはやはり違います。ダイバーの人に集まってくるアーティストはまるでえさに群がる魚のようでした。水中での衣装の早替えもその場で見られました。客席からは水の上に浮かぶように見えるアーティストは下でスイマーの人がチームになって土台を作って持ち上げているのでした。そう、赤いカーテンが水に浮かぶ秘密も見ることができました。
 その後ステージマネージャーの方の案内で舞台上手の袖に行きました。当たり前のことですがどこもびしょびしょしています。舞台を眺めながら立っていると、たくさんのアーティストが声を掛けてくれました。背の高いキャラクターからは舞台で使った生花の赤のガーベラを頂きました。ふと気付くと誰かがそこに座っていて恐る恐る声をかけてみたら扇子を持って踊るダンサーでした。私の大好きなダンスの場面。握手をしていただき大感激。かなこさんは「これからお葬式なんです。」といって黒い衣装を身に着けて来てくれました。そんな場面があったことは知りませんでした。「“家”を見たい。」というアナトリの希望で“家”のほうに行くと今から“家”が舞台に出て行くところでした。屋根を触っているとアナトリが何かステージテクニシャンに言い、私たちは“家”が出発するときに押す作業をさせていただきました。参加できたことに大感激。
 舞台の後ろに行ったときはもちろんお客さんから見えてはいないのですが、影になって見えているかのように私たちは踊りながら白いカーテンの後ろを移動しました。中央に行くとステージマネージャーが白いカーテンが左右に開かないようにつかみました。「僕たちそれできるよね。」また参加させていただきました。カーテンを持つときに「あとでここから舞台が下りていくから気を付けてね。」といわれていたのにすっかり忘れていて、しばらくするとつま先が載っていた部分は下がっていき、もう少しで水の中に入ってしまうところでした。
 舞台下手に行きました。今日チャイニーズニューイヤーのイベントで会ったステージテクニシャンのスターリンに会いました。実はそのとき彼に誘われて二人で金魚釣りをして、私は今日から二匹の金魚を飼うことになりました。その後みほさんにお会いしました。私が水の中を観ているとき、みほさんはその前を通り過ぎていたそうですが、二人とも気付きませんでした。かなこさんがもう一度来て話をしました。彼女は本当に楽しく舞台に立っているのがわかりました。
 よく考えるとKAにはこういう舞台袖はなく、舞台の見えない、見えても少しの狭いところで待っています。自分がショーに出るというときは集中して緊張していることもあるのでしょう、“O”の舞台裏は全く違う雰囲気に感じました。
 ショーの間中、誰もがニコニコしていて、アナトリの面白さも加わり、あっという間に楽しい時間が過ぎていってしまいました。今日はステージマネージャーの人数が足りずに上に行くことができませんでした。許されるのならもう一度来たいです。そして、次に客席からこのショーを観るときはまた違った観方が出来るのでそれも楽しみです。

ワンドロップ

2006-11-01 | Cirque du Soleil
 普段はペットボトルを大好きなGジャンのホルダーに入れて持ち歩いています。中の水が無くなればトレーニングルーム、舞台裏、グリーンルーム…といろいろなところに設置してある水のタンクから補充しています。もちろん再利用しながら。
 でもショーの間はペットボトルは更衣室に置いておき、タンク横に備え付けてある紙コップを使っていました。その数一回のショーにつき3個、つまり一日6個。このことに最近疑問を持っていました。円錐型の紙コップは置きづらいので少し嫌なのですが、はじめは1個目の紙コップを次の位置まで持っていったら使う数が1個減る、と思いました。そしてその後「ペットボトルをショーの間も持ち歩いたらいいんだ。ちょうど一周して戻ってこられる。」ということに気付いたのです。
 さて、いつからそうするか。何でもないことでも何かを変えるときはものすごく慎重になってしまう私には、そんな些細なこともなかなか始められないでいました。
 
 今日は臨時のミーティングがありました。5月のミーティングで紹介されたギー・ラリベルテ基金について。水のことに関するこの基金、ギーさんは自分の名前を表に出したくないということで“ワンドロップ基金”と改名しました。
 活動の一部を新たなフィルムで紹介し、賛同する人は給料の1%でいいのでその活動に寄付して欲しいということでした。
 その後ペットボトルの話があり、ペットボトルを一個作るのはその中の水の値段より高い、みなさんに基金の名入りの水筒を配るのでそれを使いましょうと。ミーティングの後、早速それを使い始める人がたくさんいて嬉しくなりました。
 さあ、私も今日こそ新たなことを始める日。私はいつも使っている自分の水筒を持ち歩きながらショーをしました。

 それにしてもこの名前、バトントワラーには少し紛らわしいです。

シルクの日本人アーティスト

2006-10-09 | Cirque du Soleil
 佳奈子さんがラスベガスに到着しました。
 
 彼女はここへ来る前、モントリオールでトレーニングをしていて、契約が取れてから連絡を取り始めました。まだ一週間のことです。メールでのやり取りだけですがとてもいい印象を受けています。また、彼女の“わくわくした気持ち”が嬉しくて、そんな夢や希望がいっぱいの彼女と早く会いたいと思っています。彼女もここが初めての一人暮らしとなるようで、私がここへ来たときにたくさんの人に助けていただいた分、今度は私が彼女の手助けを何かできるようにと思っています。

 佳奈子さんはシンクロの方。“O”に出演します。

ZUMANITY

2006-09-17 | Cirque du Soleil
 久しぶりにズーマニティを観ました。アーティストが変わったところは振り付けが大幅に変わっていて、またそれが友人であり興味深く、先日習った振り付けを見つけ「ああ、これこれ!」と興奮し、自分の姿をその舞台に想像して興ざめしたり、いつもと少し違う楽しみ方をしました。
 ショーの前に一緒に食事をした友人が、ショーの後はお茶を飲みに家に来て、ずーっと話が続き、結局泊まっていきました。いつもと違うおもしろい日になりました。

DELIRIUM

2006-09-09 | Cirque du Soleil
 “blastⅡ”のために日本に帰り、“DELIRIUM”を観るために9日、ラスベガスに戻ってきました。飛行機は順調に飛び、予定通り1時20分に着き、手荷物だけにしたので5分で外に出ることができ、2時からのショーに間に合いました。
 “DELIRIUM”はシルクドソレイユの新しい形のショーで、テントではなくアリーナを使って各地を2,3日間と、こまかく回っているショーです。サーカスというよりは音楽が中心の、ライブミュージックイベント。横に長い大きな舞台が中央にあり両側に観客席があるつくりで、大きなスクリーンも効果的に使われています。私が2000年に世界大会で使用した曲、大好きな作品の一つである“ポキノイ”も一瞬歌われて一瞬のうちにいろいろなことが思い出されたりもしました。
 このショーには日本人のダンサーが一人出ています。彼女の演じているキャラクター“ラ・ユメ”は派手な動きはしませんが不思議な動きがとてもきれいで存在感がありました。彼女と事前に連絡を取っておき、お会いすることができました。お会いすると今まで持っていた彼女のイメージとは全く違い、とてもパワフルでおもしろい方でした。初めは群舞の一人であったと言う彼女。怪我をして今のキャラクターが出来たと。「日本人だから舞踏が出来るのではないかと言われて・・・」いろいろなダンスを習い、いろいろな都市を回り、いろいろな舞台を踏んで、今この舞台に立っている。このショーの形式といい、今の役といい、彼女にぴったりの舞台が今与えられているのではないかと、ここでも思いました。「あまり動くとそれ以上やらなくていいと出番を減らされてしまうこともあるんですよ。『ヨーコは今のままで充分だから目立たなくていいから・・・』と。だから抑えて抑えてやっているんです。」その余裕があるから観ているものに伝えられるものが出てくるのでしょう。
 移動するバスも見学させていただきました。キッチン、リビングルーム、3段ベッド。豪華とはいえ、公演後のその夜に、この狭いベッドで移動するのはさぞかし大変なことだろうと思います。お身体にどうぞ気をつけて元気に公演を続けてください。

LOVE

2006-05-21 | Cirque du Soleil
シルクドソレイユの新しいショー“LOVE”2回目のライオンズデンに行って来ました。さて、感想はどう言ったらいいでしょう・・・
サーカスを表に出さないショーにこれもしたのかと思ったらサーカスそのものも出てきたり、今までと全く違うかと思えば一つ一つを取ったらどこかで見たことがあるような気がしたり、特にコーテオを思わせるところがたくさんあり、ズーマニティ、ル・レーヴ、KA、ブルーマン・・・いろいろ出てきました。
ダンスが多いです。いろいろな種類のダンスが出てきます。それぞれが長けている分野があってここにきているのでしょうけど自分の得意なものだけでなくほかのダンスもしないといけないんだろうな、と思いました。
大道具小道具は大変なことになっています。時々KAのショーでその仕事を手伝うので、裏で働く人たちのことを考えてしまいました。
客席はステージを囲んだつくりです。私が座った席は真ん中よりほんの少し上ぐらいで時々上から四方に出てくるスクリーンが少々邪魔な気がしました。一つ、上からでしか見ることのできないシーンがあります。私の席(P列)はギリギリ観ることができませんでした。
ステージは円形ではなく四角がいくつかくっついた形。一見シンプルですが、おもしろい動きをします。パズルを見ているようで感心しました。
ビートルズの曲一つ一つが短いだけにたくさんのシーンを必要とします。今はまだいろいろなものをたくさんやりすぎているような気がしました。時間も2時間近く掛かっていたのでこれからいいものだけを残し洗練されていくのではないでしょうか。もちろん、ビートルズの曲をよく知っていたらもう少し違った見方もできるし楽しいのでしょうね。
KA2回目のライオンズデンのとき、観に来てくださった方はどんな感想だったのかと考えました。きっと今までのショートは全く違っていたのでマイナスの意見が多かったのかもしれません。私自身はうまくいきませんでした。
これからこのショーがどう成長していくのか楽しみです。そして、次回観るまでに少しビートルズの曲を理解しておきたいです。