のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

Jenna Elfman

2009-07-31 | セレブリティ
 ABCのテレビドラマ「ダーマ&グレッグ」の主役ダーマを演じゴールデングローブ賞を受賞された、ジェナ・エルフマンさんがいらして下さいました。彼女は今度新しいショーを始めるとのことで、その仲間数人でいらして下さったのですが、みなさん明るく気さくなこと。それは仲間を率いるジェナさんのお蔭なのでしょう。彼女はロスアンジェルス生まれという事ですが、それがそのまま表れているかのように、本当に明るくさばけていて、垢ぬけた喋りで私達を喜ばせてくれました。
 いらして下さったのが一回目のショーでしたので、私は「カツラを早く外さなければ…。」とおちおちしていられなかったのですが、広報担当者から「彼女と二人で写真を撮ってくれるかしら。」と言われて、公式に留まる理由が出来ました。ジェナさんの横へ行くと「あなた、バトン回した人よね。」と言って喜んで下さったのは、彼女は元々プロのダンサーであったことからなのかもしれません。そして、広報担当者が「ノリコは日曜日にLAに行くんですよ。」というと、「あら、じゃあ私も観に行かないと。」などとおっしゃって下さいました。
 私がカツラを外し衣装を脱いでからトレーニングルームに戻ると、彼女達はまだトレーニングルームにいらっしゃいました。その時は、ストラップにぶら下がっていらしたのですが、様子からすると、KAのアーティスト達にやり方を聞きながら、いろいろなことに挑戦され楽しんでいたようです。ジェナさん達は、本当に良いエネルギーを運んで下さいました。

another sky

2009-07-30 | KA
 広報担当者が新しくなったばかりなこともあり、何を取材されるのかあまり詳しいことは分からずにテレビの取材が始まりました。この番組は、ゲストの方の第二の故郷を紹介するというもの。KAはラスベガスにあるものの一つとして紹介されることになるので、簡単に終わるものかと思っておりましたが、とても丁寧に収録されていきました。
 レポーターにいらして下さったのは、LIZAさん。見るもの聞くもの全てにとてもかわいらしく反応して下さって、私もとても楽しい時間でした。普段はモデルをされているとのこと、インタビュアーになるのは大変と言いながら頑張っていた若いLIZAさんのことを思い出しながら舞台に立つと、久しぶりに優しいエネルギーに包まれて気持ち良く舞う事が出来ました。始めてご覧になるKAの舞台をお楽しみ頂けましたように。
 撮影されていた一回目のショーで、私は転びそうになりました。影絵が終わって舞台袖に走り込むと、そこにあるカーテンの裾に穴があり、知らずにそこに足を入れてしまったのです。転びそうになりながらそのまま足でカーテンを引くことになったので、「ビリッ!」という大きな音がして、穴はさらに大きく引き裂かれてしまいました。カーテンのことはすぐに報告をしましたが、二回目のショーでもまだそのままでした。
 明日はサルサの日です。誘われると、「スカートがないから…。」といつも笑っていたのですが、今日、いつものように誘ってくれたクレベーフには、「スカート探すのは、あと5カ月のうちだよ。」と先に言われてしまいました。私は目を潤ませながら「そんなこと言わないでよ。」と思わず彼に抱きついてしまいました。この5カ月はとても短く感じます。

えー!

2009-07-29 | KA
 ショーの途中で悲しい知らせを聞き、動きを止めてしまうほどショックを受け、何度も聞き返してしまいました。それから、涙が流れるのを一生懸命にこらえていましたが、最後の最後についに泣きそうになった時、立ち上がって拍手を送って下さっていた最前列のお客様が「タカハシー!」と大きく声を掛けて下さいました。それは後でジェニファーが真似をするほど楽しくて、私は泣かずにすみました。
 今日はジェニファーの誕生日。親しい仲間だけでの誕生会に招待され、中華料理のお店に行きました。中に入ると、思っていたよりもたくさんの人が集まっていました。大勢であれこれつまんだ方が中華料理は楽しいからね、と喜んでいたのですが、この姉妹のお決まりは、自分で注文したものを自分で食べる。みなさんカップルでいらしていたところ、私は一人でしたので、ナスと厚揚げの炒め煮をひたすら食べ続けていました。おいしかったので良かったです。しかし、またそこでもう一つ悲しい話を聞くことになり、ショックの続く夜となりました。

待たずに進めなさい

2009-07-28 | KA
 キャプティビティを短くする指示が出て、試みてはいるのですが、まだ遅いと言われました。全体を16秒短くするのならばまだ分かりますが、ケイジに入っている双子の男の子を逃がしてあげてから16秒短くするのは無理な話だと思います。でも、要求されています。
 仕方なく支持された通りに短くすると、さらに何が何だか分からない状態で踊り始めなくてはならなくなりました。アーティスティックコーディネイターには良くなったと言われましたが、私の感情は追い付きません。早く私の中で話を繋げられるようにして、お客様に自然と気持ちが伝わるようにしたいです。

お花とティラミスどうしよう…

2009-07-27 | Weblog
 夜は夕食に招待されていて、また、昼はバレエのレッスンも受けたかったので、朝から快活に活動をしていました。ところが、招待してくれた友人の調子が悪いとのことで、夕食会は延期になりました。一緒に行く予定だった友人に連絡をすると、こちらも調子が悪いとのこと。どうも今日のこの暑さで、身体が熱くなり過ぎてしまったよう。二人ともゆっくり休んで、早く元気になりますように。
 中止となると、用意したお花はこの部屋に置くことになり、暑いこの部屋の中ではかわいそうです。また、昨日作ったティラミスはとても一人では食べきれません。どうしたらいいのかしばらく考えているところです。
 時間が出来たので、昨日ココアパウダーを分けて頂いた友人用に作ったティラミスを、ここで召し上がって頂きながら、しばらく話をしました。久しぶりに人を招きました。と言っても、本当に急でしたので、部屋の中は散らかったまま。ティラミス以外は何もなく…。でも、たまにはこういう事もするものです。とても楽しかったです。
 友人が帰ってから、少し部屋を片付けました。明日から仕事。すっきりとした生活を始められるように。

初ティラミス、無事完成

2009-07-26 | 日記
 暑くてどうしようもなくなりそうでしたので、買い物に出掛けることにしました。その時間を約一時間後に決め、それまでにフィンガービスケットを急いで焼き上げました。時間制限があると、てきぱきと動けます。そして、オーブンを使うと部屋がさらに暑くなるので、出掛けることによりそこに留まるのも避けられます。
 スーパーでは、一番必要だったインスタントコーヒーも、ココアパウダーも見付けられずに帰りました。コーヒー液は引いたコーヒー豆を濃く出すようにして、ココアパウダーは友人に分けて頂いて、無事にティラミスを作ることが出来ました。明日のイタリアンディナーに持っていきます。
 夜は、憧れの67番直々に声を掛けて頂いたこともあり、アイスホッケーを観に行きました。アイスアリーナは当然のことながら涼しく、暑さを避けるにはとても良いです。彼はいつものことながら見事な動き。そして他にも上手な方がメンバーに入ったようで、ベンチには常に2人しか待機していないような状態であっても、快勝でした。

竹馬寄付するの?

2009-07-25 | 日記
 ギネスに挑戦した時の竹馬を寄付できるというので、持って来たのは今週の始まりのこと。それを決めるまでに時間が掛かり、ようやく持ってきたのに、まだ更衣室にあります。今日はついに質問をされてしまいました。
「その竹馬、寄付しようと思って持ってきたの?」
「そうなの。もう自分で使う事もないだろうし、一生持ち歩けるものでもないだろうし、子供達が竹馬として使って喜んでくれるのならその方がいいと思い決心して持ってきたのだけれど、やはり名残惜しくて…。」
「分かるわ。竹馬に色を塗ったり、飾り付けした労力を考えると、私は手放せないわ。あなたがいずれ日本に帰る時に持って帰れないのは分かるけれど、そうしたらその時に寄付をすればいいじゃないの。今はとっておいたら?」
 そう言われると、また心を決められなくなりました。

 今日はフルートを良い状態に持って行くことが出来、湿度が高くても、上手く回すことが出来ました。気持ち良く週末を迎えられます。

 ショーが終わると居酒屋へ。いつも私の到着はだいたい一番最後になってしまうのですが、今日は急ぎました。みんなで私の誕生日を祝ってくれるというからです。出掛ける時に車にしようか自転車にしようか雨が降りそうなこともあり悩み、行きがけ実際に小雨が降ったのですが自転車にして正解だったようです。最近のラスベガス街中の道路混雑はひどく、特に土曜日の夜は車が全然動きません。その中をスイスイと通り過ぎていくことが出来ました。
 みなとあまり遅れることなく到着すると、今日はニコルとダレンの結婚パーティに行くのでとプレゼントだけ届けてくれたり、少しの時間一緒に時を過ごしてくれたり、用事があるからと言って友達にプレゼントを託してくれていたり、誕生会と言っても、いつもの仲間でいつものように食事をするだけなのですが、そういう友達もいてビックリしました。
 ここでの誕生会、いつもの集まりと一つ違うのは、ろうそくの一本灯されたハニートースト。今日はお店の方まで歌を歌って祝ってくださいました。今年の誕生日は、早くから遅くまで長い期間みなさんにお祝いをして頂きました。

ニコルとダレンの家?

2009-07-24 | 日記
 湿度の対策をしなくてはならない毎日です。そして今日は、何とフルートが手にくっつき過ぎて、手から放すことが出来ないところがありました。ビックリしました。

 今日はニコルとダレンの結婚式、ショーが終わるとパーティに行きました。その会場となる家の玄関を開けると、すぐ目の前がガラス張りになっていて、その向こうでみながテーブルを囲んでいるのが見えます。そこへ行ってみると、KAの仲間で用意したプレゼントを開けているところでした。その場所はプール際。向こう側には5メートルぐらいの高さのライトアップされた岩山から落ちる滝があり、その水がプールに注がれます。何なのでしょうこの家は…。
 しばらくするとフローランが話しかけてきました。
 「お腹が空いていいたらあそこに食べ物があるよ。」と示した部屋は、玄関のすぐ右、廊下から一段下がったところにあり、扉がなく十畳ぐらいの広さがあります。その隣にある台所は、そこよりも広く、戸棚などは濃い茶色で統一されています。
 「何か飲む?」と言って、彼は台所横、プールの出入口前にあるバーのカウンターに入って、いろいろなお酒を見せてくれました。私はお酒が飲めないことを言うと、今度はいろいろなジュースを出してくれました。
 「奥の部屋も見ておいた方がいいよ。」と玄関の左奥へ連れられて行くと、一人掛けの大きなソファがいくつも並んでいて、彼が示した壁の方を見ると、なんと大きなスクリーンがありました。彼は、そこにある一つのソファに座り、脇にあるボタンを押すと、ソファは真っ平らな状態になり、横たわって映画を観られるようになりました。まるでファーストクラスの映画館。その隣には、ゲストルーム。そこのバスルームは大きく、シャワーはタイル張りで扉やカーテンが付いていませんでした。
 「マスターベットルームは向こうにあるんだよ。」と、バーの方に戻りました。その奥のリビングルーム中央には暖炉とビリアード台があり、その間を抜けていくと、それはそれは大きなマスターベットルームがありました。絨毯は緑。ウォークインクローゼットは6畳ぐらいありました。少し古い映画に出てきそうな雰囲気の、大きな大きな家でした。
 ニコルとダレンは家を買ったと言っていたので、こんなに大きな家を買ったのかとびっくりしておりましたが、パーティのためにこの3日間だけ借りたそうです。明日が大々的なパーティの日です。みながこの大きな家を充分に楽しみながら、二人の幸せを祝うことでしょう。

金魚くんごめんね

2009-07-23 | 日記
 朝起きて台所に行くと、いつも二匹の金魚が激しく動きながらパクパクと寄ってきます。そして私は餌をあげます。ところが今日は一匹だけ。そして良く見ると小さいほうのもう一匹は、右に大きく曲がって、底に沈んでいました。もしかして…とよく見ると、全く動かず、死んでいました。
 U字と言っていいぐらい折れ曲がっている金魚をすくい上げると、平たくなりました。死因は分かりません。ただ、以前器を変えた時に水が悪かったからか、動きが悪くなったことがありました。2日ほど前に水を足しているので、それが原因かもしれません。もしかすると餌が足りなかったのかと思ったり、暑かったのかと考えましたが、これらはいつもと同じような環境です。でも、金魚は与えられた環境で過ごすしかなく、世話をしているのは私ですから、私が悪かったのは確かです。
 いつも通る道にある大きな木の下に穴を掘り、小さな金魚を埋めました。悲しい一日の始まりでした。

採寸後、トラピースで酔って

2009-07-22 | KA
 痩せたことが発覚したからかなのか、オリジナルのアーティストはみなしているのか分かりませんが、約4年半ぶりの採寸。一番痩せている時ではなく、回復してからで良かったです。
 採寸は、レスリングの方が着るような形の薄い水色のレオタードを着て、それはそれは細かいところまで測ります。それだけ細かく測っても、出来上がって来る衣装が、フィットしないことが多いのは面白いことです。
 サスーンとズラがトラピースの創作をしています。トラピースとはブランコのことで、そのブランコを一つ使い、二人が組んで足にぶら下がったり手にぶら下がったりして作品を作っています。
 昨日振付の手伝いを頼まれ、今日は時間があったのでゆっくりと手伝う事が出来ました。と言っても私はトラピースが出来るわけではないので、技のつなぎや表現の仕方をお手伝いするだけです。彼女達がいろいろと試していることは毎日のように見ていますが、何が出来るのか感覚が全くなかったので、まずは自分がトラピースに乗ってみて、どんなことができるのか試してみました。座る部分が棒のためなのか、思ったよりもバランスを取るのが難しく、初めは静止するだけでも大変でした。そして、以前ケベックのサーカススクールで体験した空中ブランコを思い出しました。二つのブランコを揺らしてキャッチャーの方の手に移ることをした時よりも、この上で踊るのは難しい気さえしました。“O”のアーティストが、トラピースの上に逆さになり頭で支えて揺れているのは凄いことなのだと改めて思いました。
 慣れてくると、手足を動かせるようになり、いろいろと試しているとズラが驚いて、いくつか作品の中に取り入れてくれました。
 6時も過ぎ、二人がショーの準備に向かうと、私はトラピースを低い位置まで下ろし、もう一度何が出来るのか自分で試してみました。そのうちに、なんと酔ってしまい、終えることにしました。
 いつも使わない脳を使うことが出来、新鮮な時間でした。