のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

それが出来ないのならこれを足そう

2010-09-30 | KA
 珍しくうっすらと曇り空。昨日洗濯をして良かったです。袖だけシャツもなしで出掛けました。しかし、曇り空でも涼しくはありません。
 ライオンキングのチケットを頂けるというので、それに少し振り回されました。私は以前に頂いたことがあるので、チャンスは三時以降。メイクが中途半端だったので区切り良いところまで終えて、三時七分に担当者のオフィスに行くと、貼り紙が有り、彼は三時から三時半までミーティングで出掛けるとのこと。それを待つ間に、先にご飯を食べました。食事を終えて、彼のオフィスに行くと、三時半を過ぎているのにまだ居ませんでした。戻ってメイクの続き。そして終えると、もう一度オフィスに行き、ようやく頂けました。この日は出掛ける予定ですが、ライオンキングなら観たい気もします。
 ゲイルは私の脚を心配して、連絡をくれましたが、いつも一緒に行なうエクササイズは脚にも良いと思い、やりました。
 今日は覚悟を決めて、使えるところは使う、使えないところは使わない、そして、左脚を上げることが出来ないので、それを補えるように、出来る動きを一つ足すことにしました。覚悟を決めたからか、昨日より落ち着いていて、気が付くと、何かと行動が遅いので、気を付けるようにしました。
 一回目のショー、本番前に動いていると、何でもないことを失敗することを続けてしまい、心配になりましたが、無事に新しいことを入れて、脚を上げないことを補えられました。しかし、場所の使い方が良くなかったと思います。最後、ケイジに入っての左脚の支えはとても耐えられず、二回目後ろに揺れてもうお客様から見えないのを確認すると、そのまま後ろに回転して、ケイジの中から後転しながら出ました。二回目のショーは、身体を一回転余計に回ってしまい、音に間に合わなくなりそうで、フルートがグルグルグルグル速く回ってしまいました。ケイジの中に入り揺れるのは、同じように出ました。終わってすぐにDVDで確認しましたが、悪さが分かりません。生で見ないと分からないようです。
 去年痛めた脚と、痛みの出方は同じです。あの時に比べれば、涙なんて零していられません。出来ること、出来ないことを見極めて、痛みと上手く付き合いながら、演技を考えて、早く痛みを回復させたいと思います。

左足が「動かさないで。」

2010-09-29 | KA
 今日も暑いです。洗濯物は干しているそばから乾きますし、朝食を食べながら汗が出ました。気温を調べてみると華氏で百度は超えておらず、摂氏三十五度位でした。日本と比べてはいけませんが、こちらにしては湿度が高いために暑く感じるようです。MGMへ行く手前で見た温度計は、丁度百度でした。
 一回目のショー、左脚が「動かさないで。」と言っているようでした。右膝は今にもロックされそう。まだ二回目があると思うと、より気を付けなければなりません。せめて踊る前に膝がロックされないように気にしていたら、少し動きがぎこちなくなってしまったようでした。でも、踊り始めてからは大丈夫でした。
 一回目が終わると、悪化しないように、テープを巻きました。二回目のショーの前に身体を動かしていると、左脚の付け根は、だいぶ悪くなっていました。つま先が床から少しでも上がれば痛みが現れます。でも、右の膝は心配なくいけそうでした。
 出番の前、トレーニングルームで動いている時に、左脚を上げる動きをしようかしまいか迷いながら、でも、使わなかったら動かないかもしれないと思って、脚を上げてみるとかなり痛みました。本番では、その動きをやらないようにしようかと思いましたが、身体のバランスがとれずにやることになってしまいました。そして、最後ケイジに入ると、一回目の揺れで支えているのが左足なので、それが響きました。二回目はもう足を掛ける事も出来ず、外すとバランスは後ろに行き、そのまま這いながらケイジを出ました。ここまで痛くなるとは…。
 エリカから、チャリティショー出演の声を掛けられました。子供の為のショーです。やってみようかと思います。

写真撮影の筋肉痛

2010-09-28 | KA
 「うーん身体が…。」と起床。写真撮影の疲れがこれほど出るとは。左肩、ケイジに乗って撮影をしたことが影響しているのでしょうか。凝っていること。
 今日は、ナタリさんの真似をしてメイクをしてみました。あら、私も観察していました。すみません。
 練習をすると、筋肉痛に気付きました。写真撮影の時にケイジ乗り上がることと、跳ぶことを何度もした為と思います。まだ一日目なのに…。
 でも、ショーが始まり動いていると、フルートを回す場面までには、身体は良く動くようになりました。痛いところは痛いけれど、そこだけになりました。スレイヴケイジでは、シェリーが「ヒザハ、ダイジョウブデスカ。」と訊いてくれました。一列目に日本人のお客様がいらしてました。最後に大きく手を振って下さいました。その手の振り方に、父を思い出しました。
 二回目、疲れは戻ってしまうかと思いきや、元気でした。もちろん痛みは残っているので、それだけ気を付けて踊りました。
 体力テストの結果を土曜日に聞いていましたが、今日は印刷されたものを頂き、もう一度良く見ると、全体的に今までで一番良い結果だったように思います。チャリティショーの練習が良かったのかしら、と思います。
 帰り掛け、大きな交差点を大きく曲がると電話が鳴りました。ラスベガスを訪れていた友人でした。喜んで頂けて、私も本当に嬉しくなりました。

跳んで跳んで跳んでの写真撮影

2010-09-27 | KA
 目覚ましが鳴り、時計を見るとまだ八時。どうしてこんなに早く目覚ましを掛けたのか…。そしてすぐに、カイロプラクティックに行こうと思っていたことを思い出しました。少し面倒になっている自分もいましたが、ここで電話をしなかったら、そして身体の調子が悪くなったら後悔すると思い、電話をすると、運良く九時に予約が取れました。すぐに支度をして出掛けました。途中、郵便局に寄ると、日本の友人からの荷物でした。身体を整えて頂いた後、電気代を払いに行くと、いつになくとても空いていて、すぐに用事が済みました。いろいろと朝に出来て良かったです。
 それから、パンケーキのお店で朝食。目眩がするように一瞬具合が悪くなり、帰ってから横になりました。
 今日は、写真撮影の日。広報、またプログラムを新しくする時に使うそうです。久しぶりにKAのメイクをデザインされたナタリさんにメイクをして頂けます。楽しみでした。今日の顔は、また少し違いました。彼女の下で働くキャサリンが、違うことしたなら教えて欲しいというと、テクニックファイルを入れ替えるほどのことではないからと、ナタリさんは言いました。気分によって楽しんでいるご様子。それをきっちりされるのは面倒なご様子。上で仕事をする方は、常に見られているから大変なことだろうと思いました。
 写真撮影は遅れていました。中国人の二人は、お化粧をしたのに撮影時間は無く、終わってしまったそうです。私の時間は、二時でした。劇場に行くと、遅れているので待つように言われ、しばらく父役と部下役達の撮影を見ていました。それが終わると、父役と撮影をして、今度は一人。“アクロバットは無し”と書いてあったので、そのつもりでいたら、ケイジに乗り上がって回すのをするように、一番に言われました。まあ、“アクロバット”と言うほどのことではありませんが、待っている間に、身体を動かしておくと顔も良く動くようになるかしらと、少し身体を動かしておいて良かったです。何度も行なったので、途中から左側が痛くなってきました。明日は、きっと痣になります。それからポーズ写真を。今までに比べたら、身体を動かす、または踊る人のポーズとなりました。舞台の上で、踊っているように少しは見えてきたということかしらと思い、嬉しくなりました。すると今度はジャンプ。これこそ準備が必要でしたし、ポーズ撮影でちょっときつい姿勢を続けていたので身体が固まったのが戻らないので、ほぐしながらジャンプをしました。何回かジャンプをすると、ジャンプをして身なりが乱れる前に、近い位置で写真を撮ることにしました。ディレクターはあまり笑わないでと言い、カメラマンは笑ってと言い、どうしていいのか迷いながらの撮影でした。それから跳んで跳んで跳んで。本来はこれで終わりでしたが、双子の男の子役との写真も撮りたいと言われ、残ることになりました。
 その撮影までに、最低一時間はあるというので、一度楽屋に戻ると、ステイシイにご飯を食べるように言われて、用意して下さっていたサンドイッチなどを頂きました。それからお化粧を直して頂き、劇場で待つことになりました。撮影を見ながら、振付を考えていました。
 私と双子の男の子役シェリーの写真は、“LOVE”がコンセプトと言われました。いろいろとポーズが考えられ、最終的には、シェリーとの身長差の解消も考慮して、私は開放感のあるポーズをすることになりました。終わると七時半。すっかり遅くなりました。それから着替えてお化粧を落として、MGMを出たのが八時十五分頃。カイロプラクティックは、撮影後でも良いかと思っていましたが、朝行っておいて良かったです。
 食料の買い出しをしていなかったので、疲れていましたが、それだけはしました。疲れた身体を回復させるように、お風呂にゆっくりと浸かりました。写真撮影は大変ですが、限られた人にだけに声が掛かっている貴重な体験ですし、その現場を見られるというのはこれまた大変貴重なことです。撮られた写真がどういう風に使われていくのか、そこまでの楽しみもあります。有難い体験をさせて頂きました。

鎌型赤血球

2010-09-26 | 日記
 ラスベガスに二年半前まで住んでいた友人、こちらに戻って二週間研究をしています。毎日の予定が分からず、今日もどうなることか分かりませんでしたが、何とかお会い出来ることになりました。彼の用事があったところで待ち合わせをして、ベラッジオのバッフェに移動。ここは初めてで、とても楽しみでした。しかし、料理はもちろんおいしかったのですが、いろいろな話が出来たことはもっと良かったことでした。自立、父親、自律神経失調症。自律神経失調症は、治るのに二、三年掛かったと。気長に付き合わないといけないようです。鎌状赤血球、私はそのようなものがあることさえ知らなかったので、その話はとても興味深かったです。この鎌形赤血球、日本で見付かれば“異常”とされてしまってもおかしくないところ、アフリカには多くみられるそうです。では、アフリカの人はみな“異常”のかというと、そうではないそうで、それは、鎌形赤血球は短時間で溶血してしまうため、マラリア原虫が増殖出来ず、マラリアの発症を抑えられるからということで、上手く出来ているなと思いました。彼は、何かを発見した時に、それが今までと違うから“異常”とは言えない、発見したことを伝えられた時、受け取り側は捉え方に注意しなくてはならないというようなことを言っていました。
 夜、ラスベガスでの用事を全て終えた彼から、電話がありました。「頑張ろうと思った。」と。私は、特に自分が頑張っていると思って何かを話したと思わないので、何が彼をそう思わせたのか分かりませんが、彼が言ったように、ここで一年半彼が暮らしていたときよりも、確かに今日はいろいろな話をゆっくりと出来ました。お会いしていなかった二年半の間に、お互いがそれぞれの道を真っ直ぐに進み、成長した部分があったのかもしれないと思えた、彼との再会でした。

エレベーターを使って行きましょう

2010-09-25 | KA
 一回目のショー、アーチャーズデンでカウンセラーの息子役のスペンサーが、私の手にキスをし、私がその手を引くと、彼の髪が私の手に絡まり、引っ張ってしまいました。もちろんカツラなので、彼は痛くはなかったでしょうが、カツラがずれていないかとても心配でした。
 キャプティビティに出て行くと、まだ前のシーンの雪が降っていて、そのままフルートを回す時まで降っていたらどうしようかと思いましたが、止みました。身体の状態も良く、DVDを観て直したいと思ったところも伸びやかに出来て、良かったです。
 二回目は、少し頑張って動かしていたような気がしました。その後、たまたま見かけた映像は、たぶん今踊ったばかりの私。やはり、元気な感じでした。
 今日は、膝の調子が少しおかしい気がしていました。スレイヴケイジに待機をしに行く時、仙骨の辺りがおかしい気がしたので、治すように歩いていると、それが悪かったか、元々そうなる事になっていたのか、膝がロックされてしまいました。それも、舞台に出て行く本当に直前。
「シェリー、歩けない…。」
 私がそう言うと、彼女は慎重にゆっくりと歩き、手を引いて出て行ってくれました。彼女が、父を助けるために戦いに行った後、私は悲しくなるほどにぎこちなく父の所に行きました。
 ショーが全てが終わり、リフト5が下がっての帰り道、シェリーは、
「エレベーター ヲ ツカッテ イキマショウ。オネガイシマス。」
 そう言って、いつもは階段を使う私のことを、エレベーターの方に誘導しました。彼女のお心有難く、久しぶりにエレベーターに乗りました。
 トレーニングルームで、何とか膝の調子を治そうとしていると、訪れたエリカのお客様、エリカがバトンをした人だと紹介すると、
「ああ、すぐに娘にバトンを買おうと思ったのよ。」
 何と嬉しいお言葉。リオも友達に紹介してくれて、写真を一緒に撮りました。
 膝の調子、あとは自転車を漕げば身体が整うかと期待をしたのですが、どうでしょう…。

すみません、眠いので

2010-09-24 | 日記
 友達にプレゼントを買いに行きました。
 たらこスパゲティを食べ、MGMへ出掛けました。
 通った道は、事故がありました。
 直して頂いた手袋は、すぐに使えそうです。
 頂いた麩菓子を配りました。
 友人にお土産を届け、チケットを買いました。
 もう眠くて仕方ないので、寝させて下さい。

笑って若く、笑って楽しく

2010-09-23 | KA
 買い物をした時に運転免許証を出すと、何度も顔を見られたという一つ年上の彼。「ノリコはいつも笑っている。僕もそう。だから若いんだ」。ちょっとした事をして、いつも私を笑わせる彼女。「ノリコが笑うのを見ているのが楽しいからよ」。笑いは幸せを運んでくれます。
 少し身体に疲れがあるような感じで、頑張って動かしていたような感じがします。優しく伸びやかに舞えなかった気がします。
 いつも私を笑わせる彼女のお客様、一回目のショーをご覧になり、私がフルートを回したところのことを彼女に話してくれたそうです。二回目のショーの後にお会いできました。また別のお客様が、ショーの後に私の所に近付いて来て、「あなたが出てくると、パッと華やかになって…。」とわざわざ伝えて下さいました。ありがたいお言葉、明日からの良いエネルギーとなります。
 夜は『アバター』を観ました。おいしいポテト料理を頂きながら、楽しいひとときでした。

それ、いつのクリスマス?

2010-09-22 | KA
 ハロウィンのコスチュームを頑張って作ったジェニファー。これからの工程とボーイフレンドのコスチュームのプロジェクトを熱心に語ってくれました。彼女とシェリーがこの日に掛ける情熱、毎年感心します。
 来年のショーの予定が出ました。みなさん、クリスマスの頃の予定が気になるようです。クリスマスは何曜日か、仕事はあるのか騒いでいました。すると、誰かが「それって来年の話だよね。」と。ごもっとも。私にとっては、今年のクリスマスさえまだまだ先の話です。
 緊張の位置が、少し上の方過ぎた一回目。二回目は、エネルギーと身体の疲労度が少し外れている感じでした。キャプティビティの前、シェリーがあるアーティストのショーに対する姿勢のことを嘆いていました。こういう話を聞くのは、残念です。
 サラの目が腫れていました。私はものもらいだと思うのですが、“ものもらい”というのはあまり出ることのない症状なのか、とても心配していました。日本では、地方によって呼び方が違うようですが、“ものもらい”と言ったらみなさん知っていることだと思うので、少しびっくりしました。
 コーチに居酒屋の予約を頼まれ、「ノリコも来るでしょ。」とお誘い頂きました。私はすっかり、ステージマネージメントやフィジオの方がいらっしゃるのかと思って行くと、そこに居たのはアーティスト達。それもいつもの居酒屋仲間とは別の顔、平均年齢も若い感じ。みなさん、美味しそうに楽しそうに日本食を食べていました。嬉しいことです。

声が大き過ぎ

2010-09-21 | KA
 二月二十一日に種を蒔いたナス、芽は出ましたが、相変わらず成長しないままです。そのナスに水を与えると、新しい芽が出ていることに気付きました。それも三つ。どうして今日出てきたのでしょう。ひとつではなく三つということは、偶然とは思えません。七月九日に蒔いたものは全滅しましたが、今日出てきた三つは、その時に蒔いたものでしょうか。七月に芽を出すと、暑過ぎて生き続けられないことが判っていて、今日まで時を待っていたのでしょうか。不思議です。 
 数日後の写真撮影の為に、手袋が三つ置いてありました。それを見ながら考えました。外注する事になる前に作って頂いた昔の手袋は、手の部分は良いのです。その後、腕の部分の素材が変わり、私はそれが気に入りませんでした。今はまた違う素材になり、それは良いのですが、手の部分が使えません。手の良い物と腕の良い物を繋ぎ合せて頂けば、新しく良い物が一つ出来ます。また、一つはそのまま使えそうなものでした。どうしてこれをショーで使わせてもらえないのかと思ったら、良いのを写真撮影用に取っておかなくてはならないとのこと。これをショー用にして、ショーでは使えないものを写真撮影用にしてもらうことにして、ショーで使える新しい手袋が二つ出来ます。ちょっと安心しました。
 一回目のショーは、少し硬かった気がします。お辞儀の時は、ミュージシャンが六名舞台にのっていました。人数が多いと、やはり賑やかです。エピローグで歌っているジュリに、私の声が大き過ぎてマイクが拾ってしまうと言われました。声を小さく短くした私は、物足りなさを感じていましが、確認すると、大丈夫だったようです。もう何年も、同じように声を出していたのですが、今になって声が大き過ぎるとは…。
 二回目のショーは、ゲイルが客席から観ていました。「ノリコ!」といつも元気に呼んでくれるゲイルのことを思い出しながら踊っていました。踊り終わると、膝がロックされてしまいました。スレイヴケイジまでに何とか戻しました。ショーが終わり、ゲイルに会うと、いつもの「ノリコ!」ではなく、静かに「ノリコ。」と言い、「きれいだったわよ。」と。彼女は沁み沁みと語りながら、目に涙を溜めていました。