のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

『VAREKAI』in Baton Rouge

2014-03-15 | 旅日記
 ショーの後、友達のお蔭で空港には早く着いたのですが、手荷物検査場は長い列。一つしか開けていないようです。飛行機に乗ったら直ぐ寝たいので、列に並びながらおにぎりを食べました。
 搭乗口には、ギリギリに着きました。航空券のバーコード読み取りが上手くいかず心配しましたが、それは、ファーストクラスに無料アップグレードされているためでした。手荷物検査場で並んでいる時に確認しましたが、三十一人リクエストがある内の十七番目でしたから、諦めていました。国内線なので、国際線のファーストクラスとは違いますが、大きな座席でゆっくりと寝られるのは嬉しく有難いことです。
 アトランタ空港は広かったです。帰りの乗り換え時間が短いので、気になりました。面白いアイスの自動販売機を見付けました。
     
 この待ち時間にホテルの手配がようやく出来ると始めたのですが、インターネットに接続出来ず、結局ホテルも決められないままバトンルージュへ。
 友人のご家族が迎えにいらして下さいました。バトンルージュへの旅も、友人のご家族にお会いするのも急に決まったことなので、何の準備も出来ないまま、さらに、友人は家族に任せれば良いというので、そのつもりでいました。
「これからどうするの。」
 答えにまごついていると、
「お昼を作るから食べに来たらいいと思うのだけど。」
 友人は、彼らがバトンルージュに住んでいると教えてくれましたが、空港から一時間も離れたところにお住まいでした。往復で二時間、お昼を作る時間と食べる時間。ショーの時間までに帰って来られるのか心配でしたが、そこへ行かなければ、車もお借りできないことが分かりました。帰りは一人で車を運転して帰って来ることになることも分かり、注意深く周囲を見ながらいました。
 彼らの家は、広い敷地の中にありました。
     
 娘さんのことは良く覚えていました。彼女のお腹は大きく、二人目の子が生まれるそうです。家の中は、どこに荷物を置いたらいいのか困る感じで、居場所も見付けられずにいました。コンピュータをお借りして、ホテルを予約しました。ワニを見に行こうと言われていたのですが、その時間はありませんでした。
 お昼は、ルイジアナ料理を作って下さいました。揚げ物は外でしていました。
     
 ザリガニのスープをご飯にかけて、外で食べました。
     
 バトンルージュへ戻りました。結局彼らもバトンルージュへ出てくることにしてくれて、彼らの後を運転しながら。
 ホテルのチェックインを済ませると、着替えてすぐに『VAREKAI』の会場へ向かいました。右の車線が混んでいると思ったら、それは駐車場への長い列。並んでいると間に合いそうにないので、先へ進み、路上に停められるところを探しました。会場から遠くても、停めてしまえば走れます。自分の足の方が確実です。チケットを受け取るのに時間が掛かりましたが、なんとか間に合いました。
 テントのショーからアリーナのショーへなったものを初めて観ました。アリーナを半分だけ使って、テントの円形のような雰囲気はそのままでした。
 楽しみにしていたバトン、一本、二本、三本、他のアーティストからバトンを渡されたり、返したり、一緒に動いたり、ソロなのですが、絡みもあるので練習するのが大変だろうと思いました。彼女は落ち着いてたっぷりと演技をしていました。
 終演後に、彼女にお会いしました。衣装のまま写真も撮らせて頂けました。
          
 彼女はたくさんのアーティストに私のことを紹介して下さったり、初めてだというバックステージへの案内を一生懸命にして下さいました。二回目のショーがあるので、私のことは放っておいて下さって良かったのですが、彼女は走り回って本当に良くして下さいました。KAに居た、フィジオのデイヴにもお会い出来ました。
 テントのショーですとキッチンがあるのですが、アリーナのショーはケータリングだそうです。でも、その場でいくつかのものは作っているようでした。そこで、みなさんと一緒に夕食を頂きました。乳母役で以前KAに居たガブリエラは、隣に座ってくれました。
 二回目のショーは、トレーニングルームとなっているスペースの横にあるモニターから拝見しました。彼女は、二回目はバトンをしないからと言って、出番の合間合間に私のところへ来て、いろいろと教えて下さいました。オリジナルのアーティストを応援したり、ショーへの準備を丁寧にするアーティストに敬意を示したり。そんな美しい心をお持ちの彼女だからこそ、みんなから愛されているのでしょう。アーティスト達が温かく彼女の手助けをしてくれているのも分かり、とても安心しました。バトンもみなさんに大好評で、代役と言いますか、代アクトではなく、毎回入るアクトになることをみんなが望んでくれていることも本当に嬉しいことでした。
 終演後、舞台裏を案内して頂きました。これだけのものを設置して、約一週間の公演後にバラして次の地へ向かうのです。
 彼女はその後、ホテルへは最終のシャトルバスで良いと言って残ってくれました。ラスベガスに彼女がいらして下さった時のように、いろいろと話をしました。ショーに出演し始めたばかりのあの時、そしてそれからの彼女。いろいろなことが見えるようになり、出来ることを見付けて努力を続けているようです。頑張っている人の話を聞くと、幸せになります。嬉しい時間でした。いつまでも今のような気持ちを持ち続けていけば、さらに素敵なアーティストになることでしょう。楽しみです。
     
      

Ash Meadows National Wildlife Refuge

2013-08-05 | 旅日記
 数年前、兄夫婦とデス・バレーに行った時に気付かなかったのですが、その近くにアッシュ・メドウズ国立野生生物保護区があると知り、行くことにしました。ラスベガスから車で二時間程走ると、緑が見えてきて、予想通り、そこが行きたい場所でした。
 小さな場所に泉があり、絶滅危惧種のメダカが居る、というものかと思って行くと、もっと大きなことでした。
 保護区に入り、初めに行ったのがCrystal Reservoir。小さな池のようなところかと思うと、大きな湖でした。
          
 先日行った友人の隠れ家も、Reservoir。湖のようなところでしたが、辞書をみると、貯水池と書いてありました。とにかく水が綺麗で本当に驚きました。
           
 その奥のLower Crystal Marshは、駐車場から歩いてもなかなか水が現れないので、暑さで干上がってしまったのかと思っていましたが、少し高い所に上がると水が遠くに見えました。葦と思われる植物で周辺が広く覆われ、水辺が見えなかったのです。
     
 動物の棲家と思われる穴が、たくさんありました。
     
 途中で見つけたお菓子の様な、飴の様な、工芸品のようなものは、木から落ちたものでした。
          
 ヴィジター・センターへ行きました。この暑い中、デス・バレーを訪れる人も居ないと思われましたし、実際、ほとんど人には会いませんでしたし、ヴィジター・センターには案内人が居ないと思いましたが、いらっしゃいました。ロシア人のとても感じの良い方で、「こんな場所に、わざわざいらして下さってありがとうございます。」とおっしゃっていました。デス・バレーのついでに訪れる人は居るのでしょうが、ここだけの為に来る人はきっと珍しいのだと思います。私が日本人だと分かると、私の前に訪れた人が日本人のご家族であったと教えて下さいました。来訪者名簿を見ると、神戸からと書いてありました。今日の一組目に続いて、日本人の訪問。面白いです。
 小さなヴィジター・センターでしたが、テレビが置いてあり、メキシコで津波があった時、この保護区にあるDevils Holeの水が波立った様子が映し出されていました。
 それから、歩いてCrystal Springへ行きました。少し歩くとすぐに泉があるのかと思うと、そうではなく、木道が長く続きました。よく整備されていて感心します。木道は、所々小川に近付き、メダカや、ザリガニが見えました。ここの水も綺麗です。
          
 泉は、青々としていて、たくさんの水を湛えていました。五メートルの深さがあり、一分間に二千八百ガロンと言いますから、一万リットル以上の水が湧いていることになります。水温の平均は三十一度。
     
 木道の脇には、小さな花が咲いていました。
     
 次に訪れたところは、ヴィジター・センターの方に絶対行った方が良いと言われたPoint of Rocks。この場所の日本語パンフレットが有り、頂いていました。それが、あまりにも良く出来ているので、本当に驚きました。機械的に訳されたものではなく、綺麗な日本語でした。これを作るために労力を費やして下さった方に感謝します。
     
 ここの泉には、青い小さな魚が居ました。これが、Ash Meadows Amargosa pupfishなのかと思います。英語のパンフレットには、雄が青く、雌が緑がかっていると書いてありました。春から夏の繁殖期に、最もカラフルになるそうです。
          
 パンフレットには、たくさんの野生生物が過去の人間活動の犠牲になり、絶滅に追いやられたこと、他にも多くの希少な動植物が絶滅の危機に陥ったこと、そして、これ以上多くの野生生物が失われる前に、繊細な生息地を守るための大規模な再生活動が必要であったことが書かれていました。『専門家やボランティアの一心な努力が実り、コンクリートの水路は元の自然な水流へと復元されました。かつては植物に覆われることのなかった水辺も、今は川の土手沿いに生えるmesquite(メスキート)の木々やash trees(トネリコの木)が水面に陰を作っています。ターコイズ色の池も植物や野生動物の棲家として復旧しました。』
 保護区というのは、今ある状態を単に保つのではなく、人間が壊した野生生物の環境を元に戻すという地域でもあるということを知りました。今でも十分な水量のある泉があるとはいえ、この砂漠地帯を野生生物に適した環境にするには、相当な努力があったと思い、涙が出ました。
     
 ここのベンチは、お魚など付いていて面白いです。
     
 それから、北の泉に向かいました。Rogers Springは、さらに青く、とても深いのだろうと思いました。ここの魚を見ていると、去年行ったAsh Springsのことが思い出されました。温水に棲むあそこの魚も、メダカやコイ科の仲間なのでしょうか。ここの魚も角質を取り除いてくれそうで、試してみたくなりましたが、みなさんの努力を考えると、私の手足をこの泉に入れてはいけないと思いました。
     
 この直ぐ近くに、Longstreet Historic Cabinはありました。復元された家に入ると涼しさを感じました。ここにある泉は、一番大きく、中央の水底の砂が押し上げられることで水が噴き出している様子が見られ、地球の活動をこの目で見ているようでした。一秒間に約六十リットルの水が湧き出るそうで、水温の平均は二十五度ほどのようです。
          
 帰る前に、始めに行ったCrystal Reservoirへ戻りました。始めに訪れた所と違う場所に駐車すると、水辺の様子が全く違いました。
     
 そこは、白い沼地のようで、水に近付くと足が沈んでいきました。でも、水は綺麗です。動物が水を飲みに来るようで、足跡がたくさん見られました。
     
 ほんの少し離れると、表面はカラカラに乾いています。
     
 想像していたものとは違った、大きなアッシュ・メドウズ国立野生生物保護区を満喫しました。
     
 お腹が空いていたので、三十五キロほど離れた街、Pahrumpで、何か食べようとしましたが、立ち寄ってみた所は、どこも閉店したようでした。この街は、小さくなっていっているのでしょうか。
     
 久しぶりに、ダウンタウンへ行きました。月曜日なのに、人がたくさん出ていて、良いことだと思いました。写真を撮って、交差点に立っていると、若い女性が近付いて来て、持っていた資料を見せながら、何か説明を始めました。英語のアクセントからすると日本人のようでしたが、そのまま話を聞いていました。初めは何のことか分からなかったのですが、どうやら人身売買のことのようでした。撲滅に向けて活動を行っている一環で、ビデオを作って見せたりしているなどと言っていました。私は、てっきり寄付金を求められるのかと思っていると、そのビデオを見せたいから、上映場所まで来て欲しいと。恐ろしくなりました。まだまだ怖いことが、ダウンタウンにはあるのだと知りました。
 The D Hotel Las Vegasで食事をして、帰りました。

友人の隠れ家へ

2013-07-21 | 旅日記
 三日間の休みに入っていた仕事が取り止めになり、コロラド州に、『Amaluna』を観に行こうと思ったのですが、航空券が高くて断念。そして選んだのが、ユタ州の湖。友人の隠れ家、大切な場所。地図には、貯水池と書いてありました。
 早起きして出掛けたので、朝はまだ涼しく、快適なドライブ。しかし、途中で少し眠くなりました。
 ハイウェイを降りた道までは、どうして友人は行き方の説明が出来なかったのだろうと思いましたが、そこを右に折れ、未舗装の道を走り、山を登りながらその訳が分かりました。これは、友人が貸してくれたカーナビが無ければ、辿り着かなかったと思います。山道は、お花畑や、アスペンと思われる白い幹の林がとても綺麗でした。
 そして、湖。とても静かで、ゆったりのんびりした時間が流れていました。林の中に入って行こうとして、黒の服装であることに気付きました。小さな蜂もいましたし、引き返しました。
     
 駐車したところにいた親子の二人、若い頃は、この湖に毎週のようにいらしていたそうです。久しぶりに訪れた湖に、空気で膨らませた椅子を浮かせて、足ヒレをつけて出て行きました。
「さあ、アヒルになるよ。」
 何が釣れるのでしょうか。
 湖周辺の道は、土が深くえぐれていることが多く、大きく凸凹する道を走ることになります。帰ることを決めて車を走らせてから、対岸に良い場所を見付けたので、そこでもう少しのんびりしました。
 帰りは、南の道を行くことにしました。カーナビを信じられず、出掛ける前に地図でも調べて、見付けた道です。釣りをしていたお父様にも教えて頂き、安心してその道で帰りました。その道は、時々ザイオン国立公園の中を通る、気持ちの良い道でした。そして、改めてザイオン国立公園の素晴らしさを思い知りました。行きは、短い時間に相当登ったようです。帰り道、下りがいつまでも続きました。

 良い時間を過ごしたお蔭か、帰りは眠くなることもなく、快適なドライブでした。

Ash Springs & Pahranagat National Wildlife Refuge

2012-10-08 | 旅日記
 ラスベガスから二時間ほどの所に、角質を食べる魚が居ることを知り、更に、魚は絶滅危惧種で、もしかすると近い内に何らかの規制が出来て、人が入れなくなるかもしれないことを知り、行くことにしました。
 十五号線を北上し、九十三号線に入ると、大きな空が広がって、楽しくなってきました。
     
 途中で、湖を発見。帰りに訪れてみようと思いました。
 行き方の説明にあったガソリンスタンドと思われるところまで来ましたが、アッシュ・スプリングスをなかなか見付けられません。それもそのはず、私の記憶では、左にあると思っていたのに、右にありました。さらに、その道はとても細い砂利道でした。
 車を駐めると、まずは散歩をしました。大きな芋虫が居ました。
     
 カラカラの土地に花も咲いています。
    
 サボテンはこのようなところに似合います。
     
 さて、アッシュ・スプリングスへ。
     
 温泉に入れるようお風呂が出来ていて、浸かる人が二名ほど。池を覗くと、魚は直ぐに見付けられました。
          
 早速足を入れてみると、直ぐに魚が寄って来て、足をパクパク。もっと強いのかと思っていましたが、優しくパクパクでした。
          
 石段のようになっているところへ場所を変えると、もっとたくさんの魚が寄って来ました。
               
 小さな場所ですが、木々が陰を作り静かで気持ち良いところでした。
     
 駐車場へ戻ると、蝶も見られました。
     
 行きに見付けた湖は、国立野生生物保護区にある湖でした。Pahranagatは、パフラナガットと読むのでしょうか。
     
 ギザギザの実を見付けました。
     
 南の湖へ行くと、たくさんの鳥が居ました。人の気配で一斉に動き出して、遠くへ移動し始めたことでそれが分かるほど一面に鳥が居ました。
               
 さらに南には、白が一面に広がっていました。
     
 白い所まで近寄れなかったので、何故白いのか、水が有るのか確認は出来ませんでした。周辺には、黄色い花が咲いていました。
     
 忙しい合間の、楽しいひと時でした。

骨、骨、骨

2012-09-03 | 旅日記
 ヴァージン・リバーへ、遊びに行きました。
     
 遠くから牛がいるのが見えました。
     
 牛達の邪魔をするつもりはありませんでしたが、車から降りると彼らはすぐに逃げて行きました。少し遠くの草むらへ隠れに行ったようですが、顔に白があるので、どこにいるかすぐに分かりました。
     
 その牛達の仲間でしょうか、真っ白な骨だけが転がっていました。尻尾は人間の椎骨と同じような形だなと興味深く見ました。
          
 水溜りに、メダカのような魚がいました。水量が多かった時にそこへ辿り着いたのでしょうが、これから晴天が続くと、水は涸れることでしょう。川に戻してあげたいところです。良い天気で気持ち良いひと時でした。
 ラザニアは、思い掛けず上手くいきました。急いでいたので、茹でなくてよいパスタも少し茹でてから使いました。美味しかったです。

ブライアン・ヘッドとトリの結婚パーティ

2012-08-19 | 旅日記
 ブライアン・ヘッドに別荘を持ったお二人が、パーティをするというので行きました。そこまで一人で運転するのも、と思っていましたが、丁度友達が誘ってくれました。夜は、トリの結婚パーティもあり、そちらにも行きたかったのですが、それは諦めていました。でも、友達は、ブライアン・ヘッドには長居しないでそこにも顔を出すと言うので、思い掛けず好都合。
 彼らの別荘は、憧れのログハウス。スキー場が目の前に広がる丘の上にありました。
     
 ぽつぽつと人が集まりバーベキューをして、ゆっくり過ごしました。周辺には、鹿も出ると聞きながら散歩に行くと、本当にお会いしました。
          
 小さな花も可愛らしく、大きな別荘も夢のようで、楽しい散歩でした。
            
 トリの結婚パーティには、たくさんの人が集まっていました。ブライアンがお祝いに絵を描いていました。
     
 それを見ながら、フィリップの音楽家としての活躍も知り、みなさん多才だと改めて思いました。

TLAQUEPAQUE

2012-07-30 | 旅日記
 中庭で話しをしていると、トリがガラス張りのエレベーターに乗り、両腕を広げるように上げ、両手を頭の上で合わせると、そのまま胸の前に下ろし、エレベーターは上がって行きました。
「あ、ヨガ!」
 ヨガのクラスを受けられるという情報は目にしていましたが、時間等分からないままで朝を迎えてしまいました。急いで着替えて、クラスに参加。トリのお蔭で、気持ちの良い朝となりました。
 ホテルは、オーク・クリークと言う川沿いにあり、そこへホテルの裏から出られるようになっていたので、散歩に出掛けようとすると、ホテルの方が、
「どこへ行くの?」
 川へ行くことを伝え、どこまで歩けるのか尋ねると、
「私、行ったことないから分からないわ。」
 中庭に出ると、人々が集まって今日の予定を立てていました。ケルシーは、スコーンを焼いてきたと、朝食に勧めてくれました。二種類とも、とても美味しかったです。私が水着を持ってこなかったことを知った、サマーとジェイミーは、
「何枚も持ってきているから、貸してあげるわよ。」
 直ぐに持ってきてくれました。
 川沿いは、緑が茂り、静かで落ち着くところでした。
          
 少し先にレストランがあり、その先は宿泊施設。コテージのようです。林檎の木がありました。
     
 川沿いを歩けるのはそこまで。車道に出ると、以前セドナを訪れた時から気になっていた、TLAQUEPAQUE~アートとクラフトの村~を訪ねました。トラキパキは、異国に来たようかの別世界。至る所に芸術がありました。お店に入るのに少し勇気がいるようで、しばらく散歩を楽しんでいました。
           
 入りやすそうなギャラリーがあったので、入るとまた散歩をしました。一軒お店に入ると、それからは、気軽にお店に入ることが出来ました。
   
 インゲンのような実をつけている木は、昨日調べものをしている時に目にした木かしら。
     
 その先は、動物や鳥をたくさん見掛けました。
       
 塀に伝わる蔦も、模様になっていて素敵です。
     
 トラキパキは、思っていたよりも、もっと興味があるところでした。訪れて良かったです。
 オーガニックのものなどを扱うスーパーへ行こうかと考えていました。歩くのは好きなのですが、この坂をこの暑さの中登るのはどうかなとしばらく考え、予想通り往復で九十分以上掛かるとすると、お店に居る時間が殆どなさそうなので、行くのをやめました。
     
 アップ・タウンに戻って、トローリー・ツアーに参加。三本の指のように見えるという岩を写真で撮ろうとしたのですが、トローリーは意外に速く、シャッターチャンスを逃しました。
     
 途中で、写真撮影停車。
     
 真っ直ぐに育っていない木は、大地のエネルギーが渦を巻いている現れと聞いたことがあります
     
 トローリーは、また先に進みました。
     
 ウォルト・ディズニーがビッグサンダー・マウンテンのヒントを得たという岩もありました。
     
 スヌーピーの岩もあります。
     
 仰向けに寝ているスヌーピーのようです。
     
 風を切りながら走るトローリー・ツアーは、とても気持ち良かったです。
 KAのマッサージ師に紹介して頂いた、筋膜リリースを体験しに行きました。場所は、ホテルから歩いて十五分位のところ。オーク・クリーク沿いにある、シンプルで清潔な治療室で、ゆっくりと治療。緊張や捻れを戻して下さったようです。終わるとそのまま寝ていたいようでした。
 ホテルに向かって歩き出そうとした時、呼び止められ、治療して下さった方が、アップ・タウンまで車で送って下さいました。彼女は、以前自転車でここまで通っていたそうで、車道の脇を歩くのは危険と。車ですと、三十秒と思える程近かったです。この街に、ジープは良く似合います。
 街を歩き、お店を覗きながら、ホテルに戻りました。
     
 夜は、誰かが探したレストランに、みんなで行きました。オーク・クリーク沿いにあるイタリアン。夕暮れ時に着き、気付くと月が綺麗でした。
     
 ホテルに戻ると、お借りした水着でジャグジーへ。のんびりしながら話していると、ホテルの方が親切で、時間を延長して使わせて下さいました。
 部屋に戻ると、またオリンピック。楽しい一日でした。

セドナに社員旅行

2012-07-29 | 旅日記
 バスでセドナに向かいました。途中の休憩所で雨が降ってきました。急いでバスに戻ると、まだ運転手さんが戻っておらず、小さな木の下に入りました。聞くところによると、この三日間のセドナの天気予報は、雨だそうです。
 予定していた道は、事故渋滞が酷いそうで、山道を通ることになりました。大きなバスが通るには大変と思われるような曲がりくねった道でしたが、雨は上がり、景色はとても良く、嬉しい遠回りでした。
     
 ホテルも間近という時、
「ぶつかる!」
 道を曲がった途端に渋滞。運転手さんは左にハンドルを素早く切り、前の車との衝突を避けることはできましたが、対向車があったら完全に事故でした。
     
 ホテルは、アップタウンと呼ばれる、小さなお店がたくさん並んでいる地域にありました。今日が誕生日のジェニファーに、約束通りプレゼントを探すには、ちょうど良いところでした。雨も降らず、夕食時間までプレゼントを探しながら散歩をしました。
 夕食は、みんなでメキシコ料理。会社で用意して下さいました。それから、アイスクリームを求めて、街を何人かで歩きました。しかし、アイスクリーム屋さんの前に、とても甘いお菓子、ファッジ屋さんを見付け、そこに立ち寄るとホテルに帰りました。
 プールに集まろうと話していましたが、テレビをつけるとオリンピックを観ることができ、見始めると離れられなくなりました。身体も疲れていたようなので、私はそのままオリンピックを観ました。アメリカの女子体操には、ドラマがありました。カヌー競技を観たのは、初めてかもしれません。オリンピックの時は、テレビが欲しいと思います。

2012金環食

2012-05-20 | 旅日記
 日本の広い地域で観測出来る今年の金環食、一月に帰国した際、すでに日食観測用メガネが売られていて、驚きました。
 さて、ちっとも話題にならないアメリカでは、観測出来るのでしょうか。観測出来る日は、丁度ショーのない日曜日。見に行きたいと思いながら、調べられずにいたところ、アリゾナ州のペイジという町への金環食観測ツアーの広告が出始め、ペイジまで行けば見ることが出来ることが分かりました。車で行けないところではありません。しかし、最近になってきちんと調べてみると、もう少し近いユタ州のセント・ジョージで観測出来ることが分かりました。と言うことで、金環食を見にセント・ジョージへ。
 ホテルに着くと、太陽を探し、日食観測用メガネを分解して、フィルムをテープでカメラに貼りました。試し撮り。意外と上手く撮影出来ました。
     
 六時半頃、日食が始まっているのが見られました。
     
 どうやら金環食の頃の太陽は、山の向こうへ隠れてしまいそうなので、七時頃太陽を撮影してから、その山の頂上へ行くことにしました。
     
 しかしながら、そこへ行く道を見つけることが出来ず、仕方なく住宅地の中へ入って行くと、上の方はまだ宅地造成中で、見晴らしが良くなってきました。そして、すでに望遠鏡を覗いている二人組を見付けました。その方々の邪魔にならないように、ほんのもう少しデコボコ道を上がると、目の前に景色が広がりました。良いところを見付けられました。
     
 日食観測用メガネを取り出し、カメラの準備。小さな穴をあけた紙を作るのを忘れたので、ペン先で紙に穴をあけて影を確認していると、先に来ていた二人組の一人がいらして、「望遠鏡があるからどうぞ覗きに来て下さい。」と誘って下さいました。お言葉に甘えて伺うと、立派な望遠鏡からは真っ赤な太陽がはっきりと見えました。フレアも見ることが出来る程でした。
 地元の方かと伺うと、ロスアンゼルスから飛行機でラスベガスへ飛び、そこから車を運転してここへいらしたとのこと。おとなしい若者は、息子さんでした。私の周りには、金環食のことを話す人がいなかったのですが、こうやって、ロスアンゼルスからわざわざいらしている方にお目に掛かり、嬉しくなりました。
 カメラ用の大きなフィルターで写真も撮らせて下さったのですが、私が離れ過ぎていたようで、自分が写ってしまいました。
     
 もっと近づくと今度はフィルターに触れてしまい、それもいけないとのことで、上手く撮ることが出来ませんでした。でも、そのフィルターを通して見た太陽は、日食観測用メガネから見る色と違い、いつも見る太陽の色をしていて、素敵でした。
 自分のフィルターをカメラに貼り付け直して、七時十八分、少しオレンジ色に見える太陽の撮影。
     
 丁度そこでも、穴をあけた紙から見える影の話をして下さいました。紙を少し離して影を作ると良いことが分かりました。
     
 自分の影をみると、髪がフワフワで、衣服がボロボロ、または、角が出ているというようなはっきりしない影でした。
      
 太陽が月によって隠されていくと、気温が少し低くなった気がしました。
     
 そうこうしている内に、いよいよ金環食。私の時計で七時三十三分。
      
 手と手を重ねた指の間は、丸い影になっていました。
       
 上手く撮影出来なかった太陽も綺麗です。
       
 日食が始まってから、金環食になるまで長い時間でしたが、金環食はあっという間の時間。七時三十八分には、太陽から月が離れ出しました。
     
 もう一度、小さな穴の影を見ました。
     
 手でうさぎの影絵を作ると、目が笑ったようになるかしらと思い、やって見ましたが、上手くいきませんでした。
 写真が思っていたよりも綺麗に撮れたので、少しそちらに一生懸命になり過ぎた気もしますが、金環食を十分に楽しむことが出来ました。世界中でどれだけの人が、今日こうやって空を見上げ、太陽と月を眺めていたのでしょう。幸せなひと時でした。

Lake Balboa

2012-04-03 | 旅日記
 早起きをして、外に出ると、とても寒い朝でした。木に丸い実が生っていましたが、何の実でしょう。
     
 朝食にパンケーキを食べました。ホットケーキより薄め、クレープより厚めというパンケーキでした。そして、昨日行かなかった辺りを散歩しました。
       
 ソルバングは、昨年百周年のお祝いをしたことが分かりました。移住して来た人が自分達の為に町を造り、観光地と分けることなくそこで普通に生活をしているから、そして、周辺にはワイナリーがたくさんあり、お金に余裕がある人もたくさんいるので、百年経った今でも活気があるのかしらなどと話していました。
            
 帽子屋さんには、木で作られた帽子とコートが飾ってありました。
     
 お菓子屋さんは、開店前で残念。アンデルセンの博物館もありました。風車がこちらにもありました。
          
 歩いているだけで、本当に楽しい町です。
       
 ラスベガスもこの街も、どちらも造られた街なのでしょうが、ラスベガスの人工的な感じと違うように思えるのは、デンマークの方が再現させ、そこにデンマークの方がお住まいになられているからでしょうか。
       
 ノルウェーに、バトントワリングの演技披露や指導に行った帰り、コペンハーゲンに寄ったことがあります。世界大会での『リトルマーメード』の作品に因んで、人魚姫の像を見に行く為でした。思ったよりも小さくて驚いた記憶がありますが、その人魚姫の像もありました。
             
 サンタバーバラに向かいました。途中湖に寄りました。そしてその後展望台に寄ると、その湖が見えました。
     
 そこに蜂鳥が現れました。
     
 サンタバーバラのビーチは、崖の上から木が倒れ落ちてきていました。
          
 その木には鳥が止まり、羽を乾かしていました。
          
 嵐が訪れたそうで、砂浜にはたくさんの海藻が打ち上げられていました。波によって作られたと思われる、捩れている海藻は綺麗です。
     
 その一部が千切れたものは、根菜のようでした。
     
 タラバ蟹のような大きな蟹も打ち上げられていました。カリフォルニアの海岸でこんな大きな蟹が見られるのは珍しいとのことでした。
 カリフォルニアには、いろいろな花が咲いています。
   
  
 ロスアンゼルスに戻り、遅めの昼食をとっていると、予約していた飛行機がキャンセルされたとの連絡が入りました。一便早いものに変更して、急いで、もう一カ所の行きたいところへ向かいました。
 行き先は、レイク・バルボア。ロスアンゼルスに桜の名所があると知り、是非行きたいと思っていました。飛行機がキャンセルとなり、どうなることかと思いましたが、訪れることが出来ました。
「わあ、桜だ!」
            
 どれくらい咲いているのか心配でしたが、まだまだ綺麗に咲いていました。公園内は、たくさんの人。火曜日の午後にどうしてこんなに人がいるのでしょう。
 “レイク”と聞くと、どうしても“湖”と思ってしまいますが、公園にある池も“レイク”なのです。
     
 その“レイク”を囲むように植えられている桜は、何と三千四百本以上だそうです。ロスアンゼルスの気候に合う桜として選ばれたピンククラウドという種の桜は、八重桜との記事を読んでいましたが、違いました。ソメイヨシノより少しピンクの強い五弁の桜でした。
            
 そして、ここにも蜂鳥が現れました。
          
 ここの桜は、日本企業の寄贈により植えられたとのこと。嬉しく、素晴らしく、有難いことです。私もラスベガスに桜を植えたいです。
          
 ラスベガスに戻ると、友人のお父様がウエブサイトをお作りになったことを知り、早速拝見させて頂きました。こんなにもたくさんの木版画を作られていたとは、驚きました。作品はネパールの山岳博物館にも飾られているそうで、そちらにも驚きました。部屋に飾ってある作品を、改めて見つめました。