空港に行った方が確実なのは分かっていました。でも、ちょっと間に合わないような時間になってしまったので、ホテルに向かうことにしました。ホテルに入る道がいつも混んでいるので少し早目に出ると、道は空いていて、思ったよりも早く到着。送迎のバスが着く場所は一か所だけか良く確認して、正面入り口に立ちました。このホテルの玄関で人を待つことは初めてなので、人の往来見学とその場の雰囲気を楽しんでいました。
そのうちに日本の別の旅行会社の方の案内で一つのグループが入ってくるのを見、そろそろかしらと時間を見るために電話を取り出すと、メッセージ有。兄からでした。どこで見逃したのでしょう、もう中に入っているようでした。兄の携帯電話はその前から何度電話をしても拒否されてしまうので、ホテルの部屋に電話をし、留守なのでメッセージを残し、お義姉さんの携帯に電話。こちらも留守電になってしまうのでメッセージを残しました。
待つことは平気な性格なのですが、今日はショーの前に体力測定があり、少し早めに行かなくてはなりませんでした。3時までは待てるけれど…、と思って待っていましたが、兄は現れず、連絡もありませんでした。そして思い立ち、日本の両親に電話をして、兄の携帯に電話を掛けてもらうことにしました。とても大掛かりなことをしてしまいましたが、これで無事に電話が通じたようです。すぐに兄は現れ、今日のKAのチケットを渡すことができました。一安心。
気管の調子が良くなかったことが体力測定の踏み台昇降に影響しなければ良いけれど、と思っていました。でも、大丈夫だったようです。いつものようにすぐに心拍数は落ちていきました。目を閉じてのバランス測定も、前回より良かった気がします。握力は、測定器が壊れていたので測れず、今日は簡単に終わってしまいました。
兄は家族の中で初めてラスベガスに来た人ですが、KAが始まってからは、訪れたことがありませんでした。折角なので、二回観て欲しいと言ったのは私なのですが、一回目のショーの初めからあまりにも緊張している自分を見、二回観て欲しいと言ったことを少し後悔しました。
ショーは始まりました。お化粧をしながら舞台が上がっていくと、もうそこで胸がいっぱいになっていました。
緊張は腕にも現れました。腕が落ち着かないのは久しぶりです。特に左腕。もしかすると荷物を左手で持って兄を待っていたからかな、などと昼間のことを思い出し、「そんな事、あとでいい訳に使いたくはないからね。」と思いました。
一回目は無事に終わりました。兄と過ごした幼いころの事を思い出しながら、舞っていました。少し危ないところもありましたが、二人が見守っていてくれたのでしょう、フルートは手の中に入ってきました。最後のお辞儀で前へ出ると、最後にはみなさんがお立ちになって拍手を送って下さったので、少し後ろ目の席の二人はこちらから見えなくなってしまいました。
二回目、二人はより近くの席に座っていました。そのお蔭か身体は自由に動き、とても気持ち良く舞うことができました。
フルートを回すところを終えるとほっとして、何人かのアーティストに、兄達と一緒に写真を撮ることをお願いすることができました。クレベーフにお願いすると「ああ、もちろんいいよ。お兄さんが来ているのなら、ノリコと結婚してもいいか訊いてみようかな。」と言って笑っていました。
最後に舞台の前方に立ち手を振ると、今度は兄の顔がちらっと見えました。ああ、本当に観てくれたのだ、とまた感慨深くなりました。
ショーが終わると、仲間は本当に快く兄達のところへ来てくれました。私が写真を撮ろうとすると、そこを通りかかったエイドリアンにクレベーフが頼んでくれて、私もキャラクター達と兄達と写真の中へ入ることができました。
衣装を脱ぐと舞台裏を案内しました。KAの舞台は、真後ろから本当に裏を見ることが出来、興味深い人に舞台裏を案内するのはとても楽しいことです。トレーニングルームでは、私が使うケイジに入ってもらって写真も撮りました。下へ降りるとエリカはまだ更衣室に居て、会ってくれました。マリレンも丁度そこへ出て来て、いつものようににこやかに話をしてくれました。
私がお化粧を落として着替えると、いつもの居酒屋へ向かいました。遅れて到着をすると、先に居た友達は大歓迎をしてくれました。今日は多数のみなさんご予定があり、集まった人数は少ないのですが、みんなで一つになって話が出来、とても楽しいひとときでした。
長旅から休む暇もなく、こんなに遅くまで付き合ってもらうことになってしまいましたが、「ああ、本当に楽しかった。」という言葉を聞き、私も本当に嬉しくなりました。あと二日間の滞在。充実した日々が過ごせますように。
そのうちに日本の別の旅行会社の方の案内で一つのグループが入ってくるのを見、そろそろかしらと時間を見るために電話を取り出すと、メッセージ有。兄からでした。どこで見逃したのでしょう、もう中に入っているようでした。兄の携帯電話はその前から何度電話をしても拒否されてしまうので、ホテルの部屋に電話をし、留守なのでメッセージを残し、お義姉さんの携帯に電話。こちらも留守電になってしまうのでメッセージを残しました。
待つことは平気な性格なのですが、今日はショーの前に体力測定があり、少し早めに行かなくてはなりませんでした。3時までは待てるけれど…、と思って待っていましたが、兄は現れず、連絡もありませんでした。そして思い立ち、日本の両親に電話をして、兄の携帯に電話を掛けてもらうことにしました。とても大掛かりなことをしてしまいましたが、これで無事に電話が通じたようです。すぐに兄は現れ、今日のKAのチケットを渡すことができました。一安心。
気管の調子が良くなかったことが体力測定の踏み台昇降に影響しなければ良いけれど、と思っていました。でも、大丈夫だったようです。いつものようにすぐに心拍数は落ちていきました。目を閉じてのバランス測定も、前回より良かった気がします。握力は、測定器が壊れていたので測れず、今日は簡単に終わってしまいました。
兄は家族の中で初めてラスベガスに来た人ですが、KAが始まってからは、訪れたことがありませんでした。折角なので、二回観て欲しいと言ったのは私なのですが、一回目のショーの初めからあまりにも緊張している自分を見、二回観て欲しいと言ったことを少し後悔しました。
ショーは始まりました。お化粧をしながら舞台が上がっていくと、もうそこで胸がいっぱいになっていました。
緊張は腕にも現れました。腕が落ち着かないのは久しぶりです。特に左腕。もしかすると荷物を左手で持って兄を待っていたからかな、などと昼間のことを思い出し、「そんな事、あとでいい訳に使いたくはないからね。」と思いました。
一回目は無事に終わりました。兄と過ごした幼いころの事を思い出しながら、舞っていました。少し危ないところもありましたが、二人が見守っていてくれたのでしょう、フルートは手の中に入ってきました。最後のお辞儀で前へ出ると、最後にはみなさんがお立ちになって拍手を送って下さったので、少し後ろ目の席の二人はこちらから見えなくなってしまいました。
二回目、二人はより近くの席に座っていました。そのお蔭か身体は自由に動き、とても気持ち良く舞うことができました。
フルートを回すところを終えるとほっとして、何人かのアーティストに、兄達と一緒に写真を撮ることをお願いすることができました。クレベーフにお願いすると「ああ、もちろんいいよ。お兄さんが来ているのなら、ノリコと結婚してもいいか訊いてみようかな。」と言って笑っていました。
最後に舞台の前方に立ち手を振ると、今度は兄の顔がちらっと見えました。ああ、本当に観てくれたのだ、とまた感慨深くなりました。
ショーが終わると、仲間は本当に快く兄達のところへ来てくれました。私が写真を撮ろうとすると、そこを通りかかったエイドリアンにクレベーフが頼んでくれて、私もキャラクター達と兄達と写真の中へ入ることができました。
衣装を脱ぐと舞台裏を案内しました。KAの舞台は、真後ろから本当に裏を見ることが出来、興味深い人に舞台裏を案内するのはとても楽しいことです。トレーニングルームでは、私が使うケイジに入ってもらって写真も撮りました。下へ降りるとエリカはまだ更衣室に居て、会ってくれました。マリレンも丁度そこへ出て来て、いつものようににこやかに話をしてくれました。
私がお化粧を落として着替えると、いつもの居酒屋へ向かいました。遅れて到着をすると、先に居た友達は大歓迎をしてくれました。今日は多数のみなさんご予定があり、集まった人数は少ないのですが、みんなで一つになって話が出来、とても楽しいひとときでした。
長旅から休む暇もなく、こんなに遅くまで付き合ってもらうことになってしまいましたが、「ああ、本当に楽しかった。」という言葉を聞き、私も本当に嬉しくなりました。あと二日間の滞在。充実した日々が過ごせますように。