のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

BRAND AMBASSADOR

2012-08-31 | KA
 水彩画のクラスが十二時からかと思って支度をしていると、一時であったことを思い出しました。時間ができたので、いろいろしていたら、結局遅刻。でも、もう一人は、私よりも遅く来て、始まりはずっと遅くなりました。今日のお題は、白いものを白を使わずに描く。難しくて、また、終えることが出来ませんでした。
 閉じていた扉が少し開いてきている感じがあります。そのためか、とても穏やかな気持ちの日となりました。ほんの少し早起きで、眠たい感じや、疲れが溜まってきているような感じはありましたが、時間を掛けて身体を動かしていると、良い身体の状態になりました。きっと、穏やかな気持ちも後押ししてくれたのだと思います。
 ショーの間も、のびのびとしていました。緊張し過ぎることもなく。
 一回目のショーに、BRAND AMBASSADORのみなさん十五人がいらして下さいました。彼らは、ストリート・チームと言って、街の至るところでチケット購入を勧めて下さっているみなさんで、年間百二十万ドルは、彼らの働きによる売り上げだそうです。私は、恥ずかしながらそういうみなさんの存在を知りませんでした。今日は、みなさんが良い席に座れていると良いなと、何度も思いました。ショーが終わると、感謝を込めて、みなさんと共に写真撮影をしました。若いみなさんでした。
 マリレンもショーを観ていたようです。
「なんだかジーンとしたわ。以前観たのは産休の前、あなたが怪我をする前だからだいぶ前ね。あなたもいろいろあって、怪我から回復して、またこうやって舞台をこなしているのだと思いながら観ていたら、ジーンとして…。」
 ありがとう、マリレン。

カウンセラーなし、乳母役一人

2012-08-30 | KA
 トレーニングルームがとても寒く、まるで巨大冷蔵庫のようでした。そして、子供の頃、冷房のない実家で時々冷蔵庫の扉に挟まっていたことを思い出しました。そんな私を見ると、母はいつも笑っていました。
 配役のアナウンスを聞いていると、乳母役が足りません。カウンセラーが居ないショーになることは、聞いていましたが、乳母役も一人しかいないとは。
 朝の仕事の捗りが良かった、ということを思い出しました。舞台では、少し落ち着かない感じでした。そういう時は、あれやこれやと出来るようです。
 そんな感覚は、舞台をするのにはと思いましたが、贅沢です。こうやって、いろいろなことを感じながら、舞台に立てるようになったのです。有り難いです。
 花火がほとんど上がりませんでした。「お願い!」と何度も叫びましたが、五発位ちょろちょろ上がった後は、何もなく、全く締まりのない終わりとなりました。残念でした。

物足りない

2012-08-29 | KA
 お化粧をし終えた顔、何か物足りない感じです。何度も確認しましたが、分かりませんでした。
 一回目のショーに準備していたフルートが、使う予定のものではなく、気付いて良かったです。他のことも良く確認して出て行こうと思いました。しかし、双子の男の子に水をあげるのに時間が掛かってしまいました。さらに、面白味がない演技だった気がします。三回回ることは出来ましたが、淡白な性格がそのまま出たような感じでした。でも、楽しい感覚だけはありました。このショー、VIPがいらしていたようです。
 二回目は、影絵の後の戦いで、吹き矢の人が来ませんでした。キャプティビティに出て行くと、リフト5の床が滑らなくなっていました。演技は、一回目より人間味あるものだったかと思います。
 金曜日よりも水、木曜日の方がお客様が良く入っていた日々、それが、空席が見られ、夏休みが終わったのだと思いました。

ふわふわを活かして

2012-08-28 | KA
 食器棚の上に置いた植物が、枯れてきていることに気付きました。確認すると蔓が切れていました。昨日、一昨日と、デザイン画の作成に夢中になりすぎて、全く気付きませんでした。かわいそうなことをしました。七メートル近くの長さが有りました。
 すっきりしていないような身体に感じましたが、動かすとそいうこともなく、動きやすい身体でした。でも何かが違います。ふわふわした感じでした。この休み、ほとんどの時間を椅子に座ってデザインしていた為かもしれないと思いました。少しはっきりとさせて、演技をした方が良いのかとも思いましたが、今日は、このふわふわを活かして、踊ってみることにしました。強調しようと思って、力が入りすぎないように、丁寧に優しく舞えるように願って出て行きました。
 約二週間ぶりに湿度が六十パーセントを切り、床は滑るかと思うくらいでした。これが、普通だったのでしょうが、この床はしばらくありませんでした。落ち着いて確認をして、スピンを久しぶりに綺麗に回ることが出来ました。
 新しいフルートは、もう少し滑りが良くなった方が良いと思っていましたが、今日の湿度のお蔭もあったのでしょう、先週までより扱いやすい感じで、無事にデビューさせることが出来ました。
 日本からと思われるお客様の顔が、一回目のショーではたくさん見られました。そして、まだ夏休みであることを思い出しました。
 来年の予定が出ました。来年は、十二月に四日間の休みがあるようです。十二月は、街が空いている時なので、お休みを入れて下さったようです。また、七月の休みは、コンサートがある土曜日を休みにして、土日月という三連休を設けて下さったとのこと。みんな喜んでいました。
 少し遅くまで残って、Tシャツのデザイン画を仮に仕上げ、送りました。もしも必要ならば、本格的に仕上げます。とりあえず、一段落です。

円定規買う

2012-08-27 | 日記
 友人行き付けの飲茶に行きました。友人は、ワゴンで運ばれてくるものをテキパキと取り、お蔭で美味しいものを食べられました。たくさん話していたので、私達が最後にお店を出ることになりました。
 銀行へ行くと、二時間位待たなければなりませんでしたが、秋祭りのチケットが四枚売れました。とても嬉しいです。
 今まで円を描く時は、缶詰や蓋などを利用していましたが、そんなことをしていては、間に合いそうにありません。実家に帰ればたくさんあるのにと思いながら、コンパスにしようか、円を描ける定規にしようか散々悩み、定規を買って帰ると、またTシャツのデザイン画にはまってしまいました。

Tシャツのデザイン画にはまる

2012-08-26 | 日記
 秋祭りのミーティング、十二時からかと思っていくと、一時からでした。何故かシェリーも十二時と思って来ていました。中に入ることも出来ないので、どうしようと車に乗り、本棚用に水の瓶を買いに行くことにしました。しかし、ありませんでした。
 秋祭りで販売するTシャツのデザインをお願いしている人からの返事がないようで、運営委員の一人の息子さんに頼むことになったのですが、私も案が浮かんで、それをどうしても絵にしてみたくて始めたが最後、それからは、もうそれ以外のことが全く見えなくなっていました。
 ふとした時に、お腹が空いていることに気付き、何か食べました。何を食べたか覚えていません。それからまたはまって、何と朝の五時になってしまいました。

ありがとうお味噌汁

2012-08-25 | KA
 数日間、お尻が冷たいようでしたが、今日は大丈夫なようです。
 疲れを感じますが、意識ははっきりしています。昨晩、早く寝たのが良かったのでしょう。
 食事をしないこのままの状態では、出来ない気がしましたが、多分それは精神的なことと考えました。でも、お腹が空いているのは事実です。具の無いお味噌汁を頂くことに。野菜を茹でたお湯で作ったので、甘くて美味しくて、思わず、
「ありがとうございます。」
 しかし、味噌汁パワーは最後まで効かず、ベビーフードも頂きました。
 硬いものが取れて、良い気が回っている気がしました。それに乗ってやってみることにしました。一本のフルートは、今日が最後と決めていました。お礼を込めながら演技をしました。もう一本は、長い間使うことが出来ています。ありがたいです。
 カウンセラーの息子役が、バトルフィールドに参加出来ずにいたようです。気が回る人と回らない人で、全体の演技は上手くいかなかったようです。
 こちらを向いて手を降って下さっていたのは、日本人の方でしょうか。
 明日はお休みなので、注意を減らして食べさせて下さい。

マークアントワからのおめでとう

2012-08-24 | KA
 昨日音楽が止まったことについて、至急のミーティングがありました。曲が止まったら、演技を速やかに終えてくださいとのこと。昨日は、ルール違反だったようですが、そのルールは誰も知らないことでした。
 足の甲は、だいぶ良くなり、テープなしでやってみることにしました。
 晴れたので、劇場の湿度が低くなったかと期待しましたが、そいうことはありませんでした。劇場の中、蓄積されているものがあるのだと思います。天井を開けて、天日に晒したいです。
 善と悪のデュオがアーチャーズデンの場面でデビューをすることになり、私も緊張していました。彼らは、落ち着いて良くやっていましたが、私は反省ばかりです。影絵の後の戦いも、まだまだ良い位置が取れず、緊張が続きます。
 床は、滑らないというより、突っ掛かりました。普通の食事がまだ出来ないので、少し体力不足のところ、ここでも余計な体力を使わなければならないようでした。
 楽屋に戻り、大きく溜息をついてから、トレーニングルームへ行くと、マークアントワが、いつものようにジャグリングをしていました。そして、他の人達が去ると、誰も居なくなるのを待っていたかのように話し掛けてきました。
「おめでとう。」
 私は、何のことだろうと一瞬考えました。彼は、それが読み取れたようで、
「昨日僕はショーを観たでしょ。本当に“おめでとう”と言えるよ。」
 彼には、アドバイスしてもらえればと思っていたので、嬉しいきっかけでした。
「アクトのところは、いつもここで見ているから知っているけど、他の場面の演技も良くやっていたよ。君は、元々役者じゃなかったんでしょ?芝居をするの大変だったでしょ?」
 私は、大きな壁を取り去って演技を始めなければならなかった日々を思い出しました。
「演技は大袈裟でなく、シンプルで、でもすべきところですべきことが行われているから、気持ちが良く伝わってきたよ。それをね、十人を前にやるのと二千人を前にやるのとは違うことだからね。」
 本当に、嬉しく有り難い言葉でした。
 昨晩のように、お腹がちゃぽちゃぽしてきました。でも、今日はまだ一回目。少し心配でしたが、何か食べた方が良いように思え、バナナとオレンジのピュレを少しだけ口にしました。
 今日のKAlimpicsは、同時に二個のトイレットペーパーを芯に行き着くまで紙を出していくというものだったようです。誰かが言ったように、先日のティッシュペーパーも今日のトイレットペーパーも確かにもったいないですが、時には無礼講のようなものがあってもいいのかとも思います。
 二回目は、筋肉の疲れのようなものを感じました。
「食べていないから、仕方ないね。」
 こういう時、強くなりがちなので、優しく優しくと思って出て行きました。
 最後のお辞儀で、一列目にいらした若い女性がとても可愛らしい笑顔で拍手を送って下さり、見入ってしまいました。
 食べるものも、量も、まだまだ気を付けた方が良いと思いましたが、食欲が抑えられないので、早く寝てしまうことにしました。

食べられないって、本当につまらないです

2012-08-23 | KA
 肌がしっとりしています。このところの湿度の高さのためだと思いながら、先日お会いしたお客様が、ラスベガスはやはり乾燥しているとおっしゃっていたのを思い出し、笑いました。日本はどれだけ湿度が高いのでしょう。
 まだ、お腹の調子が戻っていないようです。昨晩、もう治ったかと思い、普通に食事をしたのがいけなかったのかと思います。さて、何を食べましょうか。そのうちに、もしかすると昨日より酷くなっているのではと思えて、食べ物を本当に気を付けようと思いました。これは、空腹との闘いになりそうです。
 カツラを着けて頂きました。どう見ても綺麗に着けられていないのですが、それで良いと思うところが私には分かりません。いつもの方の代わりの方なので、技術が劣るのは仕方ないと言えますが、誰にでも分かるほどピンが飛び出ているところがありました。あと一日の我慢です。
 一回目のショーの始まりに待機しに行く時、湿度計を見ると何と七十六パーセント。びっくりしました。
 でも、今日はお腹の調子の方が気になり、優しくゆっくり踊ろうとキャプティビティに出て行きました。気持ちは落ち着いて踊っていたのですが、床は本当に滑らなくて、一度置いた足の位置は、一ミリたりともずれないという感じでした。貼り付く感じはないのですが、固定されていました。フルートを最後に合わせると、位置が少し悪かったので、直そうとしましたが、こちらも動かず。
 靴底の違う実験中の靴を履くと、リフト5以外では滑り過ぎます。クリフデッキには上がらないので、分かりませんが、リフト5には他の舞台と違う加工がされているのではないかと気付きました。一月の休暇明けに、新しくしたリフト5が滑り過ぎるという問題があり、それを改善するためにいろいろなことをしました。この湿度が続くようでしたら、早く良い靴底を見付けないといけません。
 KAlympicsは、つなぎ合わされたペットボトルの一方に入ったものを、もう一方にいかに速く移動させられるかというものでした。
 二回目のショー、マークアントワが見ていました。アキレス腱断裂から復帰した時に彼が言ってくれた言葉を思い出しながらショーをしていました。彼はいつもトレーニングルームで練習をしているので、話す機会が多く、彼が、シガーボックスという箱のジャグリングをしている姿が浮かんでいました。ショーが終わると待ち構えていて、ほらほら、早くこっちこっちというように手招きをして、優しくハグをしてくれました。
 パージェントで曲がほんの一瞬抜けたのは、スモッグがたくさんで火災報知器が作動したためと聞いていましたが、そうではなく、グリーンルームの火災報知器が作動したとのことで、原因は分からないそうです。

シタとローラ

2012-08-22 | KA
 聞き慣れない音に目を覚ますと、雨。それも、ザーザー振りの雨。雷も鳴っていました。とても暗いので、電気を点けました。時に、朝ということを忘れてしまいました。
 サラに雑誌を渡しながら話していると、遺伝子組み換え食品のことも考えないといけないと改めて思いました。そして、アメリカは、遺伝子組み換えの表示をしない方向で進んでいることを知りました。
 左足の甲は、手入れの甲斐があってなのか良くなっていました。早く完治しますように。
 影絵の後の戦い、アンブッシュが新しくなりました。リハーサルにはいきましたが、反対の人のことを考えていませんでした。驚いて、硬くなり、疲れで乳酸がたくさん出た時のようになりました。
 地下の舞台裏を移動していると、寒いくらいでした。そして、少しカビ臭い感じです。
 ショーが終わると、元KAのアーティスト、ローラとシタに会いました。二人でショーを観ていたようです。シタは、私の演技の感想を言ってくれました。私は英語が上手く話せず、言葉がすらすら出ずにいましたが、二人は全神経を集中しているかのようにして、しっかり私を見つめて聞いてくれました。七年経ってもこの英語力と恥ずかしい思いでしたが、彼女達にとっては、それが“ノリコ”なのでしょう。仲間の温かさに助けられて過ごした日々を思い出しました。
 トレーニングルームへ行くと言うと、驚いているシタに、
「あら、知らなかったの?ノリコはいつもショーの後にトレーニングルームへ行くのよ。」
 と、ローラ。
 そして、二人も一緒に来ました。二人は懐かしいトレーニングルームではしゃいでいて、 とても楽しそうでした。
 今日は、気合を入れられるようにもなったのを感じました。
 夜は涼しく、セーターを着て出掛けて良かったです。