のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

クリスマスとは

2008-12-25 | 日記
 雪ではなく、風雨のクリスマスになりました。
 お昼をいつものように食べていると、「クリスマスは祝ったの。」とエイドリアン。特に何もしていないことを言うと、「僕はね、クリスマスが嫌いなんだ。母親によく、自分が10歳の時にテレビを観ながら言ったことを言われるの。『世界にはこうして食べるものがなくて困っている人がいるのに、どうして僕等はクリスマスを祝うの。』。困っている人々に自分が出来ることを分け与えてあげることが、クリスマスにすることで、高価なプレゼントを買ったり、自分の生活の支払いが大変なのに見栄で何かをするのは違うと思うね。実際、クリスマスがプレッシャーになって、ストレスを抱えている人がたくさんいるんだよ。」と。
 自分を振り返り、クリスマスがプレッシャーにはなっていないけれども、楽しみ半分、ストレス半分にはなっていたかもしれないと思いました。ここ数日、とても忙しく過ごしてしまいました。でも、手作りのカードはおおむね好評で、時間を掛けてそれを作り上げたことを分かってくれる人がいると本当に嬉しくなりました。
 舞台に立ちながら、エイドリアンの話をまた思い出していました。私はこの舞台に立っているけれども、KAを観ることなどできない人は、それこそたくさんいるのです。KAを観て、みなさんの心が豊かになって、その心が近くにいる人に幸せにし、そこからまた幸せが大きく広がっていくように、そう願いながら踊りました。それが私に出来ることでした。
 エイドリアンが着ていたジャケットは新品に見えたのですが、13年も着ているそうです。そういうものを息子に与えたい、このジャケットだって、いずれは息子が着るようになるかもしれない、と言っていました。それを聞き、ふと、小学生の時にサンタさんにもらったハサミを思い出しました。その頃大好きだったキティちゃんのハサミ、バトンの練習に持ち歩いていた救急セットにはいつも入っていて、もちろん、ラスベガスにも一緒に来ています。私のサンタさんは、素敵な贈り物を届けてくれました。

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