のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

森のそよ風

2009-01-21 | KA
 クリフデッキの中でパージェントの終了を待ちながら歌を歌っていると、左耳がおかしいのが分かりました。音がこもって良く聞こえないのです。
 日本から戻るとラスベガスは本当に暖かく、早く暖かくなるのは嬉しいことですが、あの暑さが早く来てしまったら…と思っていました。でも、その前に花粉の季節がありました。今朝はくしゃみが激しくて、鼻の周辺がぼわっとしている感じ。それの影響で耳もおかしくなったのかもしれません。
 踊り始める直前「神様…。」と一瞬考えました。でも、「こんなことで神にお願いするのはまだ早いのでは。」と神様は考えているのではないかと思い、考え改め、自分で頑張ることにしました。耳がこれ以上悪くならないようにお願いすることは良いとしても、舞台でのことはまだ自分で出来る範囲でした。
 スレイヴケイジで、「ああ、こうすれば良かったのか。」という発見がありました。それは本当に小さなことで、もしかするとお客様からは分からないことかもしれません。でも、私には嬉しい発見でした。この場面をすることは、もう数えるほどしかないことと思いますが、取り入れて楽しみたいと思います。
 街は今日も空いていました。街は空いていても、劇場にはこちらからは満席に見えるほどお客様が入っていました。有り難いことです。 
 空いている街は、自転車で走りやすく、規則通り車道を走っていた時のことです。大きな黄色いハマーが少し近づいてきました。そして、その先30メートルぐらいのところで停まりました。私はその車を避けるように通り過ぎようとすると、運転手に呼び止められ、そして、怒鳴られました。
「私はあなたを引きそうだったわ。どうして歩道を走らないの。私には娘がいるの。私は娘のことを車で引きたくないわ…。」
 実際には、乱暴な言葉も使っていたので、もっと激しい口調でした。私は何度か「でも…。」と言ったのですが、彼女は私の話をする間をつくらず、怒鳴り続けました。私は車が近づいてきたことで危ない思いをしなかったのですが、彼女はとても怖い思いをしたようで、申し訳なく思いました。
 彼女が落ち着き、数日経って友達に話した時、彼女は自転車が歩道を使うのは交通違反になることを知るかもしれません。
 歩道を走れば歩行者に怒鳴られ、規則通りに車道を走れば車の運転手に怒鳴られ、自転車はいつも邪魔者です。
 日本から電話があり、先日のテレビには実家で撮影したものが全く使われていなかったことを知りました。日本でも撮影をすることになっていることは全く知らなかったのですが、家にテレビカメラを入れたがらない父がそれを許したと聞き、まずはそれに驚きました。そして、撮影の方がいらした時は、様々なことを考えながら撮影に協力をしてくれたことを知りました。以前のテレビの時も、友達にお願いして撮影に付き合ってもらったのに、全くそれが使われないことがありました。編集は、してみないと分からないことだとは十分に分かります。私のことはいくらカットして頂いてもいいのです。でも、他の人にお願いしたことは、ほんの少しでも使って頂けるといいのになと、今日も思いました。
 そういえば、今日、ファイアーフライボーイをしたギャビィに感想を訊くと「とっても良かったよ。森のシーンが始まって下りて行くと、ギャビィではなくなる。森の中に入って行って、そよ風を受けて、とっても気持ちいいんだ。毎回がとても新鮮で飽きることは絶対にないね。」と言っていました。森のそよ風を楽しめるギャビィの演技を観たくなりました。

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