のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

スケートボードの列

2007-06-20 | KA
 「この雰囲気、前にもあったな。」踊り始めた途端にそう思いました。あの大きな空間での静寂。そのとき、終わってから誰かに「今日は一人ぼっちを感じた。」と言うと「一人で踊っているのだから当たり前じゃない。」と言われたことがあります。もうずいぶん前のことです。 
 でも今日は、冴えた空気の中で舞っているような感じがしました。お客様の集中が冴えた空気を運んでくださり、踊っているうちに私の身体までを澄み切らせてくださるようでした。

 ショーが終わって自転車で走っていると、スケートボードに乗った若者が一列になって次々と走ってきました。それも、ものすごい勢いで。歩道を歩いている人は、自然と左右に寄らなくてはなりませんでした。私の前を歩いていた人はその勢いに、持っていた飲み物を放り出されていました。あまりにもたくさん来るので、私は人数を数え始めました。たくさん通り過ぎてから数え始めて、148人。彼らの列はストリップのワンブロック以上の長さになっていたと思います。

 家に着くと、月曜日に行ったお店からThank youカードが届いていました。それも手書きで。おまけに私が持っていたバックのことまで書いてあって。最後にはARIGATOUと。私が買い物をしてからすぐに書いたのでしょうか。こまやかな心遣いに驚きました。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ROCY)
2007-06-25 17:12:36
のんのん

会場の雰囲気、空気、観客の心が感じることができるなんて、のんのんは凄いですね!やはり道を極めた人は違いますね!毎日、たくさんの観客からパワーを感じて自分の力に変換しているのでしょうね。うらやましい限りです。もっとも自分もアメリカの国立公園で何か優しさ、温かさを感じて何回もラスベガスを拠点にして、さすらい旅をしていますけどね・・・・。おそらくその意答えは決してわからないとは思うけど、KAを見るとき、のんのんからも同じ何かを感じています!!!おそらく大勢の観客も、のんのんからはバトンのすばらしいテクニックだけではなく、言葉にはできない何かを感じていると思いますよ!   9月にはその何かを感じるために、答えに一歩近づくために、またパフォーマンスを鑑賞させてもらいます。チケット取れるかな?

ROCY
返信する
ROCYさま (のんのん)
2007-07-09 06:02:40
 私はきっと一人では何もできないのだと思います。だから舞台ではお客様の力をたくさんたくさんお借りしています。送っていただくたくさんの力を受け入れるに充分な心と身体を準備する努力をすることが唯一出来ることです。
 ROCYさんは感受性が豊かな方なのでしょう。私は道端に咲く小さな花のようなものです。その花がどう咲いているかを感じるのは見る人しだい。もしかしたら知らずに通り過ぎていく人もたくさんいるかもしれません。その中で立ち止まって見つめてくださる方は、その花にとって貴重でありがたい存在です。
 9月には素敵な力をもっともっと感じられるようにしておきたいと思います。お待ちしております。
返信する

コメントを投稿