のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

不安でも恐れでもなく

2012-03-31 | KA
 胡蝶蘭、五つ目が咲き掛けています。もう一つの枝は四つ目が咲きそうです。
 フィジオに空きを見付け、手首を診て頂きました。関節、筋肉ともに異常はないとのことでした。
 お化粧をすると顔がヒリヒリしました。瞼にバリアクリームを塗った時から痛みがありましたから、肌の状態が、今日は良くないようです。
 一回目のショー、キャプティビティの前にトレーニングルームで動いていると、手首に痛みが走りました。そこから暗い舞台袖に移動している間、いろいろなことが頭を巡り、手に持っていたものを置くと、自然と両手を合わせていました。
 原因はもちろん、どのように動かすと痛みが出るのか、分かりません。舞台に立てば、いつものように動いてしまうことでしょう。涙を流しながら、動き始めました。辛過ぎたのか、投げ遣りになりそうな自分も居ましたが、諦めなければきっとどうにかなると気を取り直して出て行きました。
 一つ一つ慎重に動き、何とか終えることが出来ました。楽屋に戻ると、膝を痛めているゲイルが訪ねてくれました。
 二回目は、一回目よりも落ち着いていました。この一回を終えられれば、三日間の休みになります。一回目が出来たので、何とかなるという思いもあったのかもしれません。でも、そういう時こそ気を付けなくてはいけません。キャプティビティの前になると一回目と同じように泣きそうになりました。失敗するかもしれないという不安でも恐れでもなく、この一回が人生最後になるかもしれないという思い。
 手首を痛めることなく、終えられました。そして、楽屋に戻ると泣きました。
 カリフォルニアに良い先生がいらっしゃると教えて頂いたことを思い出し、訪ねてみようかと思っています。
 ショーが終わると、エマを囲んで乾杯をしました。彼女は産休に入ります。彼女の素敵な笑顔がしばらく見られないのは淋しいですが、元気な男の子を産んで、また会える日を楽しみにしています。

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