のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

久しぶりの裏方

2008-03-25 | KA
 身体の様子を見ながらトレーニングルームで練習をしていると、逆立ちの状態から腕立て伏せの足を床に着かない状態になる、“90度腕立て伏せ”の世界記録に挑戦しているボリがやってきました。
「今日は7回しようと思っている。」
 そう言いながら、精神統一を始め、今、という瞬間が見えたかのように“90度腕立て伏せ”を始めました。1、2、3…。
「8回!。それにしても、私には1回でもすごいと思えるけれど。」
 すると彼は、
「僕にはノリコがしていることのほうがすごいと思えるよ。」 
 と言いながら、ショーの中での私の成長を話してくれました。まだまだここには“毎日同じこと”をしている私のことを見守ってくれる仲間がいるのだと分かると嬉しくなりました。

 久しぶりにプロップスに就くことにしました。代役がいない時期があったり、代役が出来ても前のように毎週ではないので、時々顔を出すだけでは申し訳ないかと思ってしばらく遠慮していましたが、ジョンが「いつ戻ってくるの。」と声を掛けて下さったのをきっかけに、戻ることにしました。
 ジョンは、私がショーに出ないときにでも何かできることがしたくて、一回目のショー後のプリセットに何度かついていたら、本番中にもつけるように上の方にお願いして下さった方です。
 プロップスに就くのは本当に久しぶり、多分一年以上ぶりのことです。そのため、ショー本番中に足手まといになってはいけないので、ショーが始まる前のプリセットからジョンについて歩きました。
 紙吹雪を補充したり、バケツを定位置に置いたり、化粧のトレーを舞台に載せたり、櫂を運んだり…。
 ショー自体が変わっていることもあり、ショーの最中は裏にも以前とは違うことがいくつかありました。また、仕事が無駄なくやりやすくできるようにさらに工夫されたことが見られ、とても面白かったです。
 新しいステージテクニシャン達にとっては、私がプロップスをしているのを見るのは初めてのことなので、驚いているようでした。そんな様子を見るのも楽しかったです。
 さあ、いいリフレッシュができました。彼らの細かいところまでの配慮に感謝して、明日からまたショーに臨みます。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
質問 (miya)
2008-03-28 14:22:03
今、シルク・ドゥ・ソレイユには筝などの和楽器を演奏するミュージシャンっていますか?
返信する
意外 (props)
2008-03-29 01:53:58
アーティストの方が裏方の仕事をされる時があるのはすごく意外でビックリです。他のアーティストも裏の仕事をされたりするのですか?
返信する
少し残念 (robster0228)
2008-03-31 02:25:48
 25日の「KA」を見ました。高橋さんは出演がなかったようで少し残念でしたが、あの雰囲気の中で毎日2回も公演しているというのは体力的にはもちろん精神的にもプレッシャーが(この日のように特にバトンはミスがよく判るので)大変だろうと感じました。次回必ず高橋さんの演技を見させて貰います。
返信する

コメントを投稿