のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

次はバナナタイム?

2006-09-13 | KA
 ケイジに入っている人がぐるぐる回るシーン、スレイヴケイジの最後に恋人と父のことを助けに行く役目があります。そのキューは、舞台そでにある緑のランプが消えることです。一回目のショー、舞台そでで待っているといつものタイミングになっても一向にランプが消えません。どうなっていることか思いながらランプを見つめていると、インイヤー(ステージマネージメントから指示の聞こえる機械)をつけている恋人役のシェリーがイヤホーンをしっかり押さえながら聞こえてくることを説明してくれました。「緊急停止がかかって舞台が止まっている。舞台上の人はそのまま演技を延ばして。花道は歩かない・・・」そして「えっ、えっ、えっ・・・」といいながらシェリーは舞台と反対方向に移動し始めました。私は、花道が使えないので客席からでるのかと思い一緒にその方向に向かうと、今度は客席へのドアとは反対方向に行きました。その場面はシェリーと一緒に出るのでとりあえずあとをついて行くとすごい勢いで走っていってしまいした。
 丁度そこにステージマネージャーがいたのでどうすればいいのか問うと「次のシーンに行きなさい。」と言われました。父を助けに行くシーンがなくなったのです。そのシーンが急になくなって次と言われると「はて、次は何だったか・・・」という状態になり自分で自分のことがおかしくなりました。
 おかしくなりながら「うーん、たぶんこっち。」と更衣室に向かっていると同じ更衣室に向かう乳母役のジュリに会い、状況を説明してから「たぶんバナナの時間だと思うのだけど・・・」と言うと彼女は大笑いして「そう、そうバナナタイムであっているわよ。」と教えてくれました。以前、私がこの時間にこっそりバナナを食べているのを彼女が発見して以来、私達の間では“バナナタイム”が私のひとつのキューになっているのです。
 父のことを助けに走ること、そしてそのシーンが終わったあと舞台が下がってから階段を駆け上がることをしなかったので、少し身体の感覚がおかしな感じがしました。

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