アロハ・ウハネ
残暑お見舞い申し上げます。
台風が去って、清里はだいぶ涼しくなり、もう秋の気配を感じる秋の七草を見かけます。
北海道は、全部で10日間くらい、全走行距離2500キロ。。。
出来るだけ、ホテルに泊まらずにキャンプして大地と繋がりたいと思って行きました。
茨城からフェリーで苫小牧まで17時間くらい、随分長かったですが、飛行機のように狭い訳ではないので、かなり快適で、個室にはテレビがあり、見てない映画「ママミア・ヒアー・ウィー・カム」とかやっていたので、あっという間。。笑
デッキに出て海も見れるし、大浴場も綺麗で朝、海を眺めながらジャグジー、誰もいなくて、満喫しました。
全然揺れないので船酔いもないし、ライブ・ショーなんかもあったり、結構楽しめます。
苫小牧に到着して、車で4〜5時間?だったかな。。富良野に夜到着。雨だったのとナビが変でキャンプ場が上手く見つからずに その代わりに、キツネ3匹の兄弟かな?穴から出て来て遭遇出来て、夕暮れ時に素敵な出会いがありました。
温泉に行ったりしたら、すっかり暗くなってしまい、雨も結構降っていて、この中でテントを貼るのはちょっと難しい。。かなりお疲れ気味だったのもあり、もう車泊してしまおうと、キャンプ場の駐車場で初日寝る事に。
結構蒸し暑くて、窓を開けてましたが蚊が入ってくるのも嫌だし、雨降ってるので、少しだけ。
かなり蒸していて、汗だくでしたが、朝はキャンプ場にシャワーもあったので、スッキリでした。
富良野では、有名な青い池に行って見ました。やはりここもか!中国人の団体がすごくて日本語は殆ど聞こえなかった。。。
でもやっぱり綺麗でした!
そこから阿寒湖温泉に移動しました。
国立公園の中で、途中から晴れてくれて、かなり気温も上がり、北海道でも異例の夏だったようです。31℃〜34℃の時も!
毎日ソフトクリーム食べてました。笑
意外と北海道のイメージは、毎日海鮮丼食べられるのかと思っていてら、この内陸部はあまり洒落た食事処も本当に少なく、どこも肉料理が多く
野菜はあるとしたらベジタブル・カレーくらい。最近は小麦粉もやめているので、パスタもダメなので、本当に食べるものに困りました。
道の駅でフライドポテト見つけてお昼は済ませる程度。夜はコンビニに意外にも、山芋と海藻をあえたツマミなど野菜があったので、それとビールで済ませてました。笑
阿寒湖温泉町は、一番気に入りました。アイヌ・コタン(村)があり、アイヌの舞台が観れるシアターもあり、工芸品の資料館やら、文化を楽しめ場所でした。
ここで見た「ロスト・カムイ」(失われた神)という舞台がなかなか良かったです。エゾ地と昔は呼ばれていた北海道。エゾ狼をホロケウカムイと呼び。神として崇高な存在だった。そんなオオカミの物語です。かなり魂が興奮して血が騒ぎました!
阿寒湖にはアイヌの人達がまだ暮らしていて文化を継承している。素晴らしいアイヌの刺繍や木彫りの作品のお店が並ぶアイヌ・コタンという一角があります。そして、この舞台や古代舞踊の舞台をシアターでやっています。
鶴の舞
長髪の舞
国道に面しているので、直ぐに分かります。阿寒湖のキャンプ場は、このシアターの真向かいなので便利な場所です。温泉ももちろん町にあるので、古びたまりも温泉という地元の人が通うところに行ってみました。お湯は結構熱いです。
アイヌは、今までちょっと怖い?イメージがあって、なかなか近づけなかったのです。過去の記憶でしょうか?南米も以前は過去の記憶があって怖くて近づけないと思っていたのが、数年前に外れました。アイヌもようやく外れて、今年だ!っと思い行きました。行ってみたら、素晴らしい世界でした。
翌日は、霧がかかって見ることが難しいと言われている摩周湖に行って見ました。見事に晴れて鏡池!万々歳!綺麗でした!
そして、その近くの神の子池も神秘的で美しかったです。アイヌの人にとってはとても大事な場所でもあるようです。摩周湖と繋がっていて、湧き水が一日も2万5千トン湧き出ているという場所です。日本は本当に豊かな国ですね。感謝感謝。アルミニウムが多く含まれている為に青いのだとか・・木も腐らずにずっと水の中に沈んでいるのもそのせいなのでしょうか。不思議です。
阿寒湖に二泊してから、今回メインイベントとして予定していた網走の「オロチョン祭り」に向かいました。今年はインカのシャーマンの世界を学んでいて毎月家で火の儀式をやっていて、火の儀式にハマってしまい、日本も火の祭りが多いので、調べていて、アイヌの火祭りでオロチョンが出て来たのです。
網走という僻地にもちょっと興味をそそられ行って見る事に。夜寝る場所を確保する為、網走の手前に清里町というのがあったので、山梨の清里から行って、せっかくなので、清里町に泊まってみようと思いました。キャンプ場もとても綺麗な丘の上で、涼しそうだな〜と思ったのです。3時頃に到着して、場所を確保してから、網走に向かいました。時間も祭の始まる19時まであったので、知床半島に少し足を伸ばし、オシンコシンの滝を見て行きました。
オホーツク海につながっていました。
オロチョン祭りは、このネット上の写真を見ると、素晴らしいように見えました。
しかし、実際行って見たら、場所も今年から道の駅に変わってしまったのもあるかもしれないのですが、ちょっとしたデモンストレーションという感じで、全然本格的では無かったので、やっている人達もあまり気合が入っていなくて、魂がこもっていない。。。ちょっとガッカリでした。
でも そのやり方や歴史の解説は面白かったです。儀式は、インカの火の儀式とも殆ど同じで、アイヌの神棚的なものがあるところは、アイヌや日本の伝統と合わさって行ったのかな?とも思いました。
オロションは、45ある北方民族の一つの民族の名前の様です。なので一般に言われているアイヌとはちょっと区分けが異なる一つの民族。モヨロ人と当初言われていて、氷河に乗って網走にたどり着いたそうな。ウイグルとか蒙古から到来したという話だ。モヨロ貝塚というのが網走にあるそうです。残念ながら夜について、キャンプ場の門限があり9時までに戻らないと行けなかったので、これは失敗したなと思いました。網走の資料館とかも行けたら良かったです。
清里町のキャンプ場は大失敗で、一睡も出来ませんでした。夜中鉄砲の音が1分に1回くらい鳴るのです。後で分かったのは、音だけで実際に鹿狩りは夜は禁止されているけど、鹿避けの為に毎日ずっと鳴らしていると。。。しかし、毎日毎分これが鳴っているのは、生態系にもかなりのストレスを与えているのではないかと思います。これは本当に動物達が可哀想だなと思いました。
網走のキャンプ場に泊まって、もっとモヨロ人のことを調べる時間を作るべきだったなと思いましたが、まあ これも全て起こるべくして起こる。清里町の問題を知ったのは良かったと思いました。動物の為に清里町長宛に手紙を書きます。
そこから阿寒湖温泉にまた戻り一泊。キャンプで一睡も出来なくてかなりお疲れだったのでホテルに一泊する事にしました。
そして、このホテルがまあ大正解でした♡おすすめです!!
「あかんの遊久の里 鶴賀」というホテルなんですが、たまたまアイヌの木彫りの名人・藤戸竹喜さんの作品が見たくて、探していたらこのホテルがギャラリーになっているというので、行って見たら運良く部屋があったのです。アイヌのミュージアムの様なホテルで、温泉も広くて沢山の種類があり、露天からは阿寒湖が全貌出来ます。まるで千と千尋の世界でした。お食事バイキングも超豪華!ちょっと高いですけど、それだけの価値はありました。
こちらはホテルのサイト:
https://www.tsuruga.com/
さらに こちらのホテルにて、アイヌの語りべがあるというので、聞きに行きました。
この上の写真のお椀は、正式な儀式の時に必ず前に置く。衣装もこのようなカタリベする時や儀式の時だけの正装。
このお椀の中にはお酒が入っていて、その上にあるのが木彫りで作られたイクパスイというもの。
イクパスイは、自分の言っていること、考えていることを全てお神酒に伝える役。
火の儀式の時もこのイクパスイを使って、火にお神酒を捧げ、自分にもかける。手は汚れている事もあるから、このパスイを通して、全て行う。
山梨県から来たと言ったら富士山の話をしてくれました。
「語りべ」は、ハワイでいうモ’オレロ。その伝統もやはり似ています。
日本の地名は殆ど元々はアイヌ語だった。その意味でその土地の事が分かると。アイヌの人は、北海道だけでなく日本全国に移住しているから多くの人はアイヌのDNAを持っていると。富士山は、山梨県と静岡県の間にあるがカイの国に守られている。カイの町がふたつあるだろう(確かに甲斐市が山梨県にある。あと一つは不明)。北海道もアイヌ語では最初カイの国と呼ばれていたんだよ。1869年に蝦夷探検家の松浦武四郎が、カイを海という漢字にして、北の海に道という地域区分が新しく設けられたのだ。
エゾ(蝦夷)地というのは、アイヌ人の住む土地をそう呼んでいた。北海道の海の元は、(カイ)でアイヌ語で「この土地に生まれし者」という意味。でもアイヌの意味は、「人間」という意味だから私達みんながアイヌというわけ。そして、富士山のフジは、アイヌ語で「叡智を持ったお婆さん」の事を指す。何か問題があった時にエカシという裁判官は男性がやるが、その後ろには、このフジと呼ばれる叡智を持ったおばあがじっと静かに座って聞いてる。最終判断は、このおばあが決断し、それで裁判は決定なんじゃ。エカシが何言おうとフジの決断が優先される。その様な「叡智を持ったおばあの山」が富士山と名付けられたわけだ。
非常に貴重なお話を聴かせて頂きました。途中数名聴衆者が来たけど最初から最後まで熱心に真ん前に座って聞いていたのは私一人。終わってからも色々お話させて頂きました。
ところでおじさんのお名前は、なんとおっしゃるのですか?
。。。俺の家は、千家っちゅうんだよ。
え?あのお茶の千家ですか?
いや、もっともっと古い。
出雲が千家じゃろ?
あれはアイヌなんだよ。
わしのおばあちゃんは、イセっちゅう名前。(千家伊勢ってこと!??。。)
え〜〜〜
伊勢神宮とも関係があるんだ。
うちは、すごいんだぞ〜〜〜
え〜〜〜〜
なんか途中私も疲れていたので、色々説明してくださったのですが、あまり頭に入らず。。。(^^);;
うちは、凄いんだぞ〜っと何回か言われていて、その言い方がとっても可愛くて。クスクス。。
カムイ・イルミナのナイトウォークにこれから行くんですっと言ったら、うちの近くだから送って行ってやるよと、車に乗せてくださいました。俺もあれは3回行ったよ。始めは子供の為のくだらないものかと思ったけど、行ってみたら、なかなか素晴らしい。ちゃんとフクロウの言ってる事とか、アイヌの心がちゃんと入っていたね。あれはいいよ。
車は古びた感じで中も色々ゴロゴロ長年のものが置いてある感じが、ハワイの先生の車の中と似ていて、なんか親しみを感じた。
最後一緒に記念写真をイルミナのゲートの方に撮って頂いたら、「見せて。。わあ気持ち悪い!」っと自分の顔を見てびっくり!「眉毛がモサモサじゃ〜〜」って、笑笑笑。。。本当に可愛いおじいちゃん。
最後、私がナイトウォークのゲート入ってからもずっと見えなくなる迄見守ってくれていました。
またお会いして色々伺いたいです。
素敵なおじいちゃんでした。
日本では初めての国立公園内のナイト・ウォーク。魔法の杖を持って入ります。杖が喋ったり、歌ったり、光ったりしてして、
一緒に森に動物達が戻ってくる様に、森とリズムを合わせて〜っという感じで、色々な物語が3Dの映像で森の中に現れる仕掛け。
かなり楽しかった!素晴らしかったです。動画もあります。
https://www.tsurugagroup.com/plans/kamuy-lumina/
もう阿寒湖温泉の大ファンになってしまいました。ぜひ、ここは また行きたい場所です。子ども達も大人もかなり楽しめるものが満載です。
最後に一番大事なメッセージ(ユーカラ)
「何万年とたくさんの親がいて、今ここに一人生まれて生きているんだ。それを忘れてはならぬ。」
ユーカラとは、アイヌ民族に伝わる叙事詩の総称。
両手を少し上に上げてから胸に戻す仕草が「ありがとう」の様です。とても素敵でした。
(一番上の写真の様に)
全ての自然の万物にありがとう イヤイライケレ(ありがとう)
旅はまだまだ続きますが、長くなるので、また次回に致します。
お読み下さり有難うございました。
誤字脱字お許し下さい。
aloha&pono
残暑お見舞い申し上げます。
台風が去って、清里はだいぶ涼しくなり、もう秋の気配を感じる秋の七草を見かけます。
北海道は、全部で10日間くらい、全走行距離2500キロ。。。
出来るだけ、ホテルに泊まらずにキャンプして大地と繋がりたいと思って行きました。
茨城からフェリーで苫小牧まで17時間くらい、随分長かったですが、飛行機のように狭い訳ではないので、かなり快適で、個室にはテレビがあり、見てない映画「ママミア・ヒアー・ウィー・カム」とかやっていたので、あっという間。。笑
デッキに出て海も見れるし、大浴場も綺麗で朝、海を眺めながらジャグジー、誰もいなくて、満喫しました。
全然揺れないので船酔いもないし、ライブ・ショーなんかもあったり、結構楽しめます。
苫小牧に到着して、車で4〜5時間?だったかな。。富良野に夜到着。雨だったのとナビが変でキャンプ場が上手く見つからずに その代わりに、キツネ3匹の兄弟かな?穴から出て来て遭遇出来て、夕暮れ時に素敵な出会いがありました。
温泉に行ったりしたら、すっかり暗くなってしまい、雨も結構降っていて、この中でテントを貼るのはちょっと難しい。。かなりお疲れ気味だったのもあり、もう車泊してしまおうと、キャンプ場の駐車場で初日寝る事に。
結構蒸し暑くて、窓を開けてましたが蚊が入ってくるのも嫌だし、雨降ってるので、少しだけ。
かなり蒸していて、汗だくでしたが、朝はキャンプ場にシャワーもあったので、スッキリでした。
富良野では、有名な青い池に行って見ました。やはりここもか!中国人の団体がすごくて日本語は殆ど聞こえなかった。。。
でもやっぱり綺麗でした!
そこから阿寒湖温泉に移動しました。
国立公園の中で、途中から晴れてくれて、かなり気温も上がり、北海道でも異例の夏だったようです。31℃〜34℃の時も!
毎日ソフトクリーム食べてました。笑
意外と北海道のイメージは、毎日海鮮丼食べられるのかと思っていてら、この内陸部はあまり洒落た食事処も本当に少なく、どこも肉料理が多く
野菜はあるとしたらベジタブル・カレーくらい。最近は小麦粉もやめているので、パスタもダメなので、本当に食べるものに困りました。
道の駅でフライドポテト見つけてお昼は済ませる程度。夜はコンビニに意外にも、山芋と海藻をあえたツマミなど野菜があったので、それとビールで済ませてました。笑
阿寒湖温泉町は、一番気に入りました。アイヌ・コタン(村)があり、アイヌの舞台が観れるシアターもあり、工芸品の資料館やら、文化を楽しめ場所でした。
ここで見た「ロスト・カムイ」(失われた神)という舞台がなかなか良かったです。エゾ地と昔は呼ばれていた北海道。エゾ狼をホロケウカムイと呼び。神として崇高な存在だった。そんなオオカミの物語です。かなり魂が興奮して血が騒ぎました!
阿寒湖にはアイヌの人達がまだ暮らしていて文化を継承している。素晴らしいアイヌの刺繍や木彫りの作品のお店が並ぶアイヌ・コタンという一角があります。そして、この舞台や古代舞踊の舞台をシアターでやっています。
鶴の舞
長髪の舞
国道に面しているので、直ぐに分かります。阿寒湖のキャンプ場は、このシアターの真向かいなので便利な場所です。温泉ももちろん町にあるので、古びたまりも温泉という地元の人が通うところに行ってみました。お湯は結構熱いです。
アイヌは、今までちょっと怖い?イメージがあって、なかなか近づけなかったのです。過去の記憶でしょうか?南米も以前は過去の記憶があって怖くて近づけないと思っていたのが、数年前に外れました。アイヌもようやく外れて、今年だ!っと思い行きました。行ってみたら、素晴らしい世界でした。
翌日は、霧がかかって見ることが難しいと言われている摩周湖に行って見ました。見事に晴れて鏡池!万々歳!綺麗でした!
そして、その近くの神の子池も神秘的で美しかったです。アイヌの人にとってはとても大事な場所でもあるようです。摩周湖と繋がっていて、湧き水が一日も2万5千トン湧き出ているという場所です。日本は本当に豊かな国ですね。感謝感謝。アルミニウムが多く含まれている為に青いのだとか・・木も腐らずにずっと水の中に沈んでいるのもそのせいなのでしょうか。不思議です。
阿寒湖に二泊してから、今回メインイベントとして予定していた網走の「オロチョン祭り」に向かいました。今年はインカのシャーマンの世界を学んでいて毎月家で火の儀式をやっていて、火の儀式にハマってしまい、日本も火の祭りが多いので、調べていて、アイヌの火祭りでオロチョンが出て来たのです。
網走という僻地にもちょっと興味をそそられ行って見る事に。夜寝る場所を確保する為、網走の手前に清里町というのがあったので、山梨の清里から行って、せっかくなので、清里町に泊まってみようと思いました。キャンプ場もとても綺麗な丘の上で、涼しそうだな〜と思ったのです。3時頃に到着して、場所を確保してから、網走に向かいました。時間も祭の始まる19時まであったので、知床半島に少し足を伸ばし、オシンコシンの滝を見て行きました。
オホーツク海につながっていました。
オロチョン祭りは、このネット上の写真を見ると、素晴らしいように見えました。
しかし、実際行って見たら、場所も今年から道の駅に変わってしまったのもあるかもしれないのですが、ちょっとしたデモンストレーションという感じで、全然本格的では無かったので、やっている人達もあまり気合が入っていなくて、魂がこもっていない。。。ちょっとガッカリでした。
でも そのやり方や歴史の解説は面白かったです。儀式は、インカの火の儀式とも殆ど同じで、アイヌの神棚的なものがあるところは、アイヌや日本の伝統と合わさって行ったのかな?とも思いました。
オロションは、45ある北方民族の一つの民族の名前の様です。なので一般に言われているアイヌとはちょっと区分けが異なる一つの民族。モヨロ人と当初言われていて、氷河に乗って網走にたどり着いたそうな。ウイグルとか蒙古から到来したという話だ。モヨロ貝塚というのが網走にあるそうです。残念ながら夜について、キャンプ場の門限があり9時までに戻らないと行けなかったので、これは失敗したなと思いました。網走の資料館とかも行けたら良かったです。
清里町のキャンプ場は大失敗で、一睡も出来ませんでした。夜中鉄砲の音が1分に1回くらい鳴るのです。後で分かったのは、音だけで実際に鹿狩りは夜は禁止されているけど、鹿避けの為に毎日ずっと鳴らしていると。。。しかし、毎日毎分これが鳴っているのは、生態系にもかなりのストレスを与えているのではないかと思います。これは本当に動物達が可哀想だなと思いました。
網走のキャンプ場に泊まって、もっとモヨロ人のことを調べる時間を作るべきだったなと思いましたが、まあ これも全て起こるべくして起こる。清里町の問題を知ったのは良かったと思いました。動物の為に清里町長宛に手紙を書きます。
そこから阿寒湖温泉にまた戻り一泊。キャンプで一睡も出来なくてかなりお疲れだったのでホテルに一泊する事にしました。
そして、このホテルがまあ大正解でした♡おすすめです!!
「あかんの遊久の里 鶴賀」というホテルなんですが、たまたまアイヌの木彫りの名人・藤戸竹喜さんの作品が見たくて、探していたらこのホテルがギャラリーになっているというので、行って見たら運良く部屋があったのです。アイヌのミュージアムの様なホテルで、温泉も広くて沢山の種類があり、露天からは阿寒湖が全貌出来ます。まるで千と千尋の世界でした。お食事バイキングも超豪華!ちょっと高いですけど、それだけの価値はありました。
こちらはホテルのサイト:
https://www.tsuruga.com/
さらに こちらのホテルにて、アイヌの語りべがあるというので、聞きに行きました。
この上の写真のお椀は、正式な儀式の時に必ず前に置く。衣装もこのようなカタリベする時や儀式の時だけの正装。
このお椀の中にはお酒が入っていて、その上にあるのが木彫りで作られたイクパスイというもの。
イクパスイは、自分の言っていること、考えていることを全てお神酒に伝える役。
火の儀式の時もこのイクパスイを使って、火にお神酒を捧げ、自分にもかける。手は汚れている事もあるから、このパスイを通して、全て行う。
山梨県から来たと言ったら富士山の話をしてくれました。
「語りべ」は、ハワイでいうモ’オレロ。その伝統もやはり似ています。
日本の地名は殆ど元々はアイヌ語だった。その意味でその土地の事が分かると。アイヌの人は、北海道だけでなく日本全国に移住しているから多くの人はアイヌのDNAを持っていると。富士山は、山梨県と静岡県の間にあるがカイの国に守られている。カイの町がふたつあるだろう(確かに甲斐市が山梨県にある。あと一つは不明)。北海道もアイヌ語では最初カイの国と呼ばれていたんだよ。1869年に蝦夷探検家の松浦武四郎が、カイを海という漢字にして、北の海に道という地域区分が新しく設けられたのだ。
エゾ(蝦夷)地というのは、アイヌ人の住む土地をそう呼んでいた。北海道の海の元は、(カイ)でアイヌ語で「この土地に生まれし者」という意味。でもアイヌの意味は、「人間」という意味だから私達みんながアイヌというわけ。そして、富士山のフジは、アイヌ語で「叡智を持ったお婆さん」の事を指す。何か問題があった時にエカシという裁判官は男性がやるが、その後ろには、このフジと呼ばれる叡智を持ったおばあがじっと静かに座って聞いてる。最終判断は、このおばあが決断し、それで裁判は決定なんじゃ。エカシが何言おうとフジの決断が優先される。その様な「叡智を持ったおばあの山」が富士山と名付けられたわけだ。
非常に貴重なお話を聴かせて頂きました。途中数名聴衆者が来たけど最初から最後まで熱心に真ん前に座って聞いていたのは私一人。終わってからも色々お話させて頂きました。
ところでおじさんのお名前は、なんとおっしゃるのですか?
。。。俺の家は、千家っちゅうんだよ。
え?あのお茶の千家ですか?
いや、もっともっと古い。
出雲が千家じゃろ?
あれはアイヌなんだよ。
わしのおばあちゃんは、イセっちゅう名前。(千家伊勢ってこと!??。。)
え〜〜〜
伊勢神宮とも関係があるんだ。
うちは、すごいんだぞ〜〜〜
え〜〜〜〜
なんか途中私も疲れていたので、色々説明してくださったのですが、あまり頭に入らず。。。(^^);;
うちは、凄いんだぞ〜っと何回か言われていて、その言い方がとっても可愛くて。クスクス。。
カムイ・イルミナのナイトウォークにこれから行くんですっと言ったら、うちの近くだから送って行ってやるよと、車に乗せてくださいました。俺もあれは3回行ったよ。始めは子供の為のくだらないものかと思ったけど、行ってみたら、なかなか素晴らしい。ちゃんとフクロウの言ってる事とか、アイヌの心がちゃんと入っていたね。あれはいいよ。
車は古びた感じで中も色々ゴロゴロ長年のものが置いてある感じが、ハワイの先生の車の中と似ていて、なんか親しみを感じた。
最後一緒に記念写真をイルミナのゲートの方に撮って頂いたら、「見せて。。わあ気持ち悪い!」っと自分の顔を見てびっくり!「眉毛がモサモサじゃ〜〜」って、笑笑笑。。。本当に可愛いおじいちゃん。
最後、私がナイトウォークのゲート入ってからもずっと見えなくなる迄見守ってくれていました。
またお会いして色々伺いたいです。
素敵なおじいちゃんでした。
日本では初めての国立公園内のナイト・ウォーク。魔法の杖を持って入ります。杖が喋ったり、歌ったり、光ったりしてして、
一緒に森に動物達が戻ってくる様に、森とリズムを合わせて〜っという感じで、色々な物語が3Dの映像で森の中に現れる仕掛け。
かなり楽しかった!素晴らしかったです。動画もあります。
https://www.tsurugagroup.com/plans/kamuy-lumina/
もう阿寒湖温泉の大ファンになってしまいました。ぜひ、ここは また行きたい場所です。子ども達も大人もかなり楽しめるものが満載です。
最後に一番大事なメッセージ(ユーカラ)
「何万年とたくさんの親がいて、今ここに一人生まれて生きているんだ。それを忘れてはならぬ。」
ユーカラとは、アイヌ民族に伝わる叙事詩の総称。
両手を少し上に上げてから胸に戻す仕草が「ありがとう」の様です。とても素敵でした。
(一番上の写真の様に)
全ての自然の万物にありがとう イヤイライケレ(ありがとう)
旅はまだまだ続きますが、長くなるので、また次回に致します。
お読み下さり有難うございました。
誤字脱字お許し下さい。
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