岩手県の北上へ桜を見に行ってきました。
北上展勝地は北上川の沿岸にあり、1920年から植えられた桜はおよそ1万本もあるとのことです。
桜の見事さもさることながら、ここでは花見の時期だけ渡し船が運航されるのも特徴です。JR北上駅から7,8分ほど歩いた場所に臨時の乗り場があり、屋根の付いた船が、観客を対岸の展勝地へピストン輸送しています。船は45人乗りで、長い座席が向かい合って配置され、通勤電車の長さは長くし、背は低くしたようでした。
ライフジャケットを着て、船から桜を見る、船で桜を見に行く、ユニークな船旅を楽しみました。北上川の長さは249km、日本でも5番目に長い川です。東北一の大河らしいゆったりとした流れと桜のコラボレーション。橋の向こうには残雪の早池峰山も見え、去年の登山を想いだすことができました。運賃は350円でした。
北上展勝地の桜は、弘前、角館とならび「みちのく三大桜名所」と言われています。その中では、弘前の桜はまだ見たことがありません。角館の枝垂桜も素晴らしいですが、迫力があるのは北上の方でした。物凄い数の桜の、物凄い美しさ。鯉のぼりと桜の風景も豪快でした。