初朝焼け

家から朝焼けが見えた。
きっと息子は初日を拝んでいる

さぁ～お雑煮

ページ繰る木枯らしに老い猫と暖

２００４年の９月からはじめたブログ。
年の初めは何をしていたのか？
記憶のページをめくるように過去記事を読みかえす。
2008.1.1
2007.1.1
2006.1.1
2005.1.1
大学を卒業して息子が我が家で暮らすようになってからの軌跡でもある。
息子は随分落ち着いてきた。
今年も除夜の鐘とともに一人で山奥のいつもは無人だけれど正月だけ神主さんがいるこだわり神社へひとりで詣でてきた。
間もなく起きて来てこんどは初日を拝みに行くはず。
雪予報あり。風が吹いている。
今年は海からの初日が臨めて人が少なそうな駐車スポットを見つけている。
去年は私の助手席だったけど、今年はひとりで車を運転して行きたいのだろう。
初日に一年の願を掛けている必死さがうかがえる。
息子の精神安定ためにと雲間からでも燦燦と輝く光を切に願う。

不調になると一生懸命に堪える。
リーゼを飲み、合気道の杖を振り、音楽をヘッドホンで満たし、
帰省している妹には絶対に荒れる自分を見せまいとしている。
せっかくのお休みに眠気のくるいつもの薬を嫌って飲まない所為もあって落ち着かない。

久々の健常の娘とツーカーで話が出来て、
改めてコミニケーションが難しい息子の障害を強く感じる。
息子の成長は実年齢より１０年遅いと思うくらいで丁度いいかもしれない。

35歳長男に食事作り続ける64歳父などと言うネット記事を読むと
親はいつまで親をやり続けなくてはいけないのかと
踏ん張りがだんだんなくなってきている我が身を思う。
猫に母に姑と、老いて私の目配り範囲は広がる一方。

日比谷公園に「派遣村」、温かい年越し求め１４０人(読売新聞) - goo ニュース
↑世相も暗い。
今年はどんな年になるのだろう。窓を打つ木枯らしが何やらこの一年を暗示しているような。