陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

わたしの誕生日おめでとう

2006-02-11 06:31:00 | Weblog
2005年の2月11日の私。湯たんぽの話など書いている。やっぱり仕事だったらしい。祝日は事務所が閉まっているから、担当の訪問先だけを回る。今日は土曜日でもある。通常休みだけれど、今月は土曜当番を代わってもらっている。ケアマネ講習に休みが欲しいから、土曜の代休で賄うために。

湯たんぽを作るのが面倒で、試験勉強からこっち3日に2日はコタツで寝ている。無精さが増したような?

Blogを書いているおかげで過去を振り返られる。1年前、息子のバイトも始まったばっかりだった。こんなに長く続けるとは思わなかった。息子の世界は、郵便局、放送大学、合気道と1年で随分、広がった。

私は…趣味らしいことは皆休眠中。試験が終るまではとひたすら試験勉強していた。さぁ終ったら、勉強しなくっていいのは楽チンだなぁ~と、やっぱりコタツでごろごろ。たいしておもしろくないテレビをぼぉ~と見ている。日中の仕事を終えた夜は完全脱力。夫が家でごろごろしていた気持がよく分かる。

今夜は仕事から帰ったら、息子が母の好きな夕食を奢ってくれるそうだ。はじめてではないかな?息子から誕生祝いをしてもらうのは。

私自身にお祝いを買った。51歳の私はよくがんばったご褒美。ヘルパーの日常はひたすら動きやすい機能的なスタイルで、アクセサリーもご法度。お休みの日しかはめないけれど。

毎年プレゼントを忘れなかった人は他界して4年。
『私ひとりでも大丈夫』
になった気がする記念の品が欲しかったのかもしれない。

ついでに今日はトリノオリンピック開幕の日。

 利用者さん『もうすぐ、とりのオリンピックがはじまるねぇ~』

 わたし  『エッ!鳥を集めてオリンピックするんですか?』

数秒後に間違いに気が付いて、大笑いしましたとさ。
実際にあった会話。そのくらいスポーツオンチなワタクシです。


転職したい

2006-02-09 06:53:19 | Weblog
介護支援専門員の研修も進み、資格習得までに要する時間と費用を思うと、このまま資格を使わないのはもったいない気がしてきた。今の職場ではケアマネ起用されてもこのまま臨時職。日給月給と割りの合わない処遇に変りはない。探せば年齢不問で中年にも正社員ケアマネ募集がある。職種かわるんだもの、転職のチャンスかも。ジョブネットで調べて、『これお願い』とちょっちょこっとハローワーク窓口へ。

久々に履歴書を書いて、各試験申し込みの時に撮った証明写真を貼りつけて、面接受けてきました。診療所併設デイ・サービスが主体で居宅支援事業もしている所。

なにせ私はまだ在職中。うっかり辞めて、どこも採用なし。無職では生活が成り立たない。ケアマネ講習のため仕事をちょこちょこ休んでいる。この上、こっそり面接のために休みがもらいにくい。なんとか誤魔化して短時間捻出。ヘルパー仕事着のままゴメンナサイで面接してもらった。

う~ん、面接官は若い事務長さん。聞けばこの2月から私より一歳年上の経験者を一人採用したばかりと言う。『もう一人良い人が居たらなぁ~』と言うスケベココロでハローワークに求人を出したままでいたらしい。ハイ、わたくし釣られました。

本当はしっかり即戦力が欲しいのだろう。歳食ってて、経験は介護がトビトビ合計して5年だものね。ケアマネに至っては今研修中。3月末にやっと資格習得のズブの素人。人生経験ピーアールだけはしておいた。他に売りがない。転職の考えは甘かったかも。

 『採用・不採用通知は上と相談しまして、おってご連絡を~』

 『ところで、パソコンは大丈夫ですか?』

50代です。ご心配はごもっとも。お遊びなら得意だけど、仕事で使った事なし。キーボードが叩けて、wordが少々。本当の事を正直に言っておいた。ウチのケアマネは私より知識なくて、とんでもない事を人に聞いたりしているから、この程度でまぁ~この点は大丈夫でしょ。

ワタクシ、おメガネに叶いましたでしょうか?お返事は期待せず、お待ち申し上げています。ダメモト。ダメならまた探そう。どこかにご縁がおっこちているかもね。

神々の午後

2006-02-09 05:56:27 | 
試験が終わって活字に餓えている、軽やかに読める本。と言ったら息子が貸してくれた。講談社文庫上下二冊。

  清水義範著『神々の午後』

ジブニ・フクロク、アルカマ・ミザーロ、バルシン、舌を噛みそうな名で三大宗教の教祖のパロディが展開する。ジブ教、サライ教、アルカマ教の本当の宗教は、発祥は確かに聞いた事があるアレと一致すると、ほくそ笑んでいる内にすっかり小説にはまる。

熱心な信者から蹴飛ばされそうな内容だけど、案外真理かもと納得させられてしまう。教祖は決して立派な人物と言う訳ではなく、人並みでない粘着気質が昂じて、周りが勝手に教祖に祭りあげ、後々の人のおひれの付いた解釈で広まっていったような展開になっていた。

その後の宗教は発達しすぎ、拡大しすぎて腐敗がはじまったり分裂したり。さもありなんふむふむと得心してしまう。そう言えば、ちょっとした趣味の世界でも、同じ理屈でよく枝分かれしている。私が属していたアレそうだワン!

史実にあったおろかな数多い戦争。エリートを言われる人が○ーム真理教にのめり込むパロディ。金ぼったくりの似非新興宗教。果てはロボットが意思を持つところまで、人類の営みナナメ読み。人間って愚かでかわいい動物かも。私もその一員だわと、笑いながら読み終えた。

息子はこの清水ワールドのどこがお気に入りなのか?舌を噛みそうな教祖の名もすっかり覚えて、生い立ちは○○教そっくりと講釈してくれた。そう言えば、正月帰省の妹にも暇つぶし本と言って貸していた。親子3人おんなじ世界に遊んだことになる。

くうねるとろすむところ

2006-02-05 20:45:07 | 
    平安寿子著『くうねるところすむところ』

30歳のバースデイにひとりぽっち感にさいなまれて自暴自棄の酒。飲んだ勢いで猫と同じ。工事現場の足場にスイスイ登って降りれなくなった。そこに登場、鳶職の王子様。惚れた弱みで同じ業界へ。社長であった夫を勢いで追い出して後、自分が会社を切り盛りせざるを得なくなった女性の会社へ転職。このふたりの四苦八苦から、仕事がおもしろくなるあたりで物語は終っている。

実際の建築会社の女性社長や女性建築家を参考にしたとあとがきにあった。男社会への女性進出もめずらしくはなくなった。

自分から離婚を言い出し、いままでは替えてもらっていた、高い場所の蛍光灯が切れて自分ではどうしようもなくて泣くシーン。自然の摂理、死で独り身となった私にも覚えがある。いつまでも泣いていても解決にはならない。女は強しと思う。居ない人を恋うよりも出来ない現実を自力でどうするか?泣いた後の頭の転換は早い。

現場で働く男性のたくましさも見捨てていない。男性社会へ進出する女性を中性化していない目線がいい。

耐震強度偽装の建築業界、身障者を踏みつけにしたハートビル法どこ吹く風のビジネスホテルの改造と、私腹を肥やすばかりのニュースが巷に流れるこの時世に、

  良い仕事しようよ
  いい家建てようよ

と、燃える女達の話は心地よい。
数と金が一番と勘違いするのは、男社会っぽい気もするけれど…

ケアマネ講習人間ウオッチング

2006-02-02 22:05:45 | Weblog
講習2日目。小グループに分かれて実践的な講習が始まった。
いろんな人が居た。
鼻高々自信満々、声のデカイおしゃべりおばさん。
うたたねしてるかと思うと
ガバッツと起きてやおらケイタイメールをせわしなく打つオネェさん。
理路整然と自分の考えを発表されていて、
お考えは結構だけども、講義の流れからは逸脱トンチンカンのおじさま。

私のお隣は30代とおぼしき女性。
ピアスの穴が3個。ピアス2個。タバコの匂いには少々閉口。
椅子の上にあぐら。周りを気にしないリラックスぶりはごりっぱ。
ちょっと最初は引いたけれど、
話してみるとなかなか芯のところで人にやさしい看護師さん。
仕事はちゃんとしている人だった。

前は20代の男性。介護職。そう息子と違わない年齢。
チェックのシャツを羽織っているファッションは確かに息子と同じ。
介護保険と同時開設の老健で5年のキャリア。
同僚と思しき女性数人と親しそう。
健常だとこんな感じなのかと、妙に関心してついつい観察してしまった。

日々の仕事では職場のおばさま方とご高齢の利用者さんにばかり接している。
私生活では息子関連で、精神医療やその相談機関。同じ障害を持つ親御さん。
かなり偏った人間相関図の中に位置しているかも。

講習が終ったら
この中の何人かは実際に介護支援専門員として働くのだろうと思うと感慨深い。
20代の人たちの誰かに、ひょっとすると私がお世話になるかもしれない。

面接の技法を習った。人間性が問われる。人の感情に敏感であれと言われた。
己を知れとも。
対人の仕事には世を騒がしている金儲け第一主義のモラルなしは論外か。
でも案外、福祉や介護産業に参入して金儲けを目論むヤカラも混じっていたかもね。

日頃、近しくお目に掛らないいろんな人に出会えて退屈はしなかった。
ところで、私に出来る仕事かな?
後5日講習は残っている。ゆっくり考えよう。次回は来週火曜日。