さんぽのあしあと

はな とり てふてふ きれいないろ が すき

彼岸の花 天上の花

2008-09-07 | 花と緑の振興センター・興禅院


花と緑の振興センターのお隣、興禅院さん十三仏の彼岸花。




関東は彼岸花の名所は多いですね。
でも私はこの場所に強い愛着があります。

初めて訪れた時、あいにくの曇り空で林の中は暗く寂しいものでした。
ところが雲の合間からわずかに晴れ間がのぞき、
木々の間から一条の光が差し込みました。
その一筋の光が一輪の彼岸花にあたり赤い花は朱金に輝いたのです。
ほんの数十秒の時間で、光はすぐに消えてしまいました。
あのこの世とは思えない夢のような美しい光景に今一度出逢いたいのです。




いざ光が当たった彼岸花を私が撮影するとこのような感じになってしまいます。
私は桜と彼岸花の頃になると「一眼欲しい病」が発病します。
(一眼を購入したからって思うように撮れないのは分かっていますよ)




学名リコリス・ラジアータの「ラジアータ」は「放射状の」と云う意味。
蘂が綺麗な放射状♪ ちなみにリコリスは海の女神「リコリュス」から。
日本では「幽霊花」「死人花」などの不吉な呼び名が多いですね。
彼岸花の別名「曼殊沙華」は「天上に咲く花」という意味。
韓国では花と葉が別の時期に現れるので、
「花は葉を思い、葉は花を思う」で「相思花」というそうな。




今の時期、秋海棠の愛らしい姿も見えます。
この花も可愛くて大好きです。




十三仏から高台の興禅院さんへ。
いつも綺麗な花を撮影させていただいているお礼を兼ねてお参り。

白花曼殊沙華が一輪、地蔵菩薩の前で咲いていました。



ギンミズヒキ。
小さな小さな花がポツポツと咲きます。

興禅院さんは佇まいが端正な古刹です。


2008年9月7日 川口市安行 興禅院にて
カメラ:RICHO R8
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コメント (8)
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