かれめ

昼間自転車ででたら

とてつもなく昼の匂いがして
郷愁がきた

明けることのない昼間の雰囲気
太陽の強さに項垂れる
息がしにくい気がしてきて

昔しょっちゅうこの感覚を感じていた

うんざりしながら
漠然と絶望的に
棘すらない世界にとめどなさにどうしようもなさに

あとあれ

見ている景色の意味がわからないやつ
特定できなくなる俯瞰
個がなくなるやつ
こどもの時身体がしんどくなるとしょっちゅうなったやつ
最近これもよくなる

意識は確かなんだけど
何かが固執から離れて
何がどうだってよくなる
私が遠くなるやつ

前者は近眼的で
後者は遠視的なんだけど

感覚として近い
極だから？


なんか今人間らしくない気がする

恋愛模様

プルーンをこないだ買ったんだけど、思ったよりおいしくなくてショックだった。

前の児童館で「先生にあげる」と言ってもらった天使ちゃん（仮）の祖母家のプルーンはすごい美味しかった。

そういえば天使ちゃんは少年Ｓに
「おまえ、あんなやつやめておれにしろや」と言われ
「え、わたしのこと好きなの？」
「…そうじゃ！」みたいな会話をしていたな。
しかしその半年後くらいに少年Ｓは一番最初から好きだった子猫ちゃんのかばんは持つのに、天使ちゃんのかばんは持たなくて
天使ちゃんが「子猫ちゃんのは子猫ちゃんが持つし渡しと言ってるのに全然聞いてくれない」と怒りながら帰ってきたことがあった。

こないだ今の児童館の子で、ハスキーちゃんを送っているときに
「私付き合ってる人いるねん」と言われ
「学童の人？」ときいたら
「違う」と言われ
「え！？優しい河童君（仮）と思ってた！」
「ああ、優しい河童くんはわたしのこと好きみたいやけどな…」といい
なんだか私が悲しくなるというよくわからない目に遭った。
だって春に結婚式ごっことかしてて、優しい河童君がお姫様抱っこしてたら、テンション上がったハスキーちゃんはほっぺにチューしようとして
優しい河童君はあわてておろして逃げていた、のに。
なんか木陰で遊んでるときも手つないだりしてすげえかわいいやんけと喜んでいたから…

いや、小学生やし低学年やし気を持たせるとかそんなんじゃないんやろうな
まだ小さいし別にそんな気にせんでいいよな…
せやな、同年代の異性が周りにごろごろいるしな
別に何かする「好き」でもない（近所の公園で遊ぶ約束するくらいしかないみたい）し
いっぱい好きに越したことないよな

この夏最大級の喜びかもしれん

ドッジ優勝しやった。
なかなか本来の力を発揮できない内弁慶ちゃんと聞いていたみんなが
4試合全勝、同じブロックで同率優勝は二館あったけど

すごいかっこよかった。
そらあかんところもいっぱいあったし怒鳴りもしたし釘もさしまくったけど


最後まで試合に注ぐ力があって
まけるかもしれんと危うくなったところもあったのに
それすら見せ場だったんじゃないかと思うくらい
「魅せてくれるぜ…！」て感じやった。

ほんまにめちゃくちゃかっこよかった！

ハイライトを思い浮かべてにやけるくらいは
そのかっこよさをうらやましいと思うくらいは
この夏一番かっこいい男だったんじゃないかくらいには

キャプテンになった子は
「最後まであきらめないチームにしたい」
と目標を語った。

ボール投げが得意じゃなくてもひらひらとかわしまくった子、
絶対でないと言ってたけど出たらすごい集中していた子、
敵との決め球競り合いに挑んでいく子、
ひっくいボールも取り逃さない子、
カウント5秒前切っていても全力でやった子、

ああ嬉しい
宝物だな
こんなに喜べることが宝物だ

今気付いた

母が
私の名前は百人一首の光孝天皇の歌
君がため 春の野に出で若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ
が好きで

春菜は画数悪いから

春に奈良で歌ったし
春奈にしたと聞いていて
やたらずっと大事に思ってきた歌なのだけど

あなたのために若菜摘みに行ったら袖に雪ついちゃったよ

て、これ

気が早すぎるていうことじゃないの

仮に
好きすぎて一生懸命でかわいらしい人と言えても言えたとしても…！


ちょっと


そのように育ってしまってるよ
私

うわー

しかも男子でもなく女子なのに…
行き過ぎる行動力…

うわー…

好きな人はいっぱいいる

ドッチボール大会でうちのチームのキャプテンは
運動神経よくて華がある
サブキャプは
体格がよくて落ち着いている

いいコンビだ

今日何日も見なかったキャプテンに会ったら
思ってたより小さくて
やっぱりまだ小さいんだなと思った

練習試合中の存在感半端ないからな
勝手にでかいイメージになってるんだな


さて新しい児童館の子どもが大概みんなかわいくなりだした夏

私は未だ恋が始まりません

と、言いますのも
なんだか好きな異性はたくさん居ますが
頑張る相手じゃないとか
人として大好きだけどどうこうするのが良いとは思えなかったり

挙げ句アイドル…ていうか「この人が世界に居てよかった！」みたいな世界遺産的風景のように思ってたりとか

好きにもいろいろあるんだなあとちょっと面白くなってきてるのですね

これも恋というならいっぱいしてますがね

恋にしようとしてアクセル踏みまくって事故

みたいなことも二回やりましたし

アクセル踏みまくったことは認めざる負えず

「選んでるから恋人できない、理想高すぎる」説も
この事故二件から見てそうでもないと思い

妙に納得してしまったからですね


最近の「恋したいわ」は非常にライトです

つけめん食べたいわくらいの

いや、
世界で一番美味しいチョコパイを食べたい
くらいの年季は入ってますか

食べ物変換するとあれだな

沼津港深海魚水族館行きたい
よりはライト

ホタルイカミュージアム行きたいよりはヘビー


ものの強弱が食べ物か水族でしか例えられないのは不憫風ですが

ムックとガチャピンなら俄然ムックです

はい
そういう

恋したいわあ

ごはんさまさま

ごはんおいしい

世に出てみたら（実家を出たら）

うちの家はかなり食べる家系だと分かった

「なんでみんなこんなに食べないのか、ふざけてる」と思った大学時代

「私の方がふざけてるのかもしれない」と思ったのは最近だ

で、お父さんと話していると「もっと食べ」と言われる

よく食べるのはうちの家の教育だったのかもしれない

そういえば法事で1人前でも死ぬほどの量を前にしたとき、兄弟そろって「出されたものはすべて食べなくては…」とむちむち食べ続けたことがあった。

食べることが好きな家系で、伸ばすべき特色とされていたのかもしれない。

「おなか一杯だから食べない」ということができたのは、20代後半からだったように思う。

しかし食べるのが好きという特色は、生きる上でそうとう大事なことだということも最近よくわかった。

それは「食べるのが好きじゃなくてでも食べなきゃ生きていけないから仕方なしに食べてる」人を知ったからだ。

私からしたら新人類か、くらいの驚きをもつ特色で

食なんて人生の半分じゃないか、こんな楽しみを享受できないならせめて為替になる何かが彼の方にありますよう、と祈らずにはおれない。

盆に帰って実家から「のりの佃煮」と「じゃこの山椒煮」と「梅のかつおとのペースト」をもらってきた。

炊き立てのご飯とちまと食べると半端なく美味しい。

ごはんがおいしいたびに思う

食べるのが好きな人に生まれてよかった

おいしいものを食べられるところに生まれてよかった

美味しいって奇跡の産物なんだな

こいしい

てをもとめる私のくせ

どのてをほしがってるのか

どんなてでもではなくて

よくなれたてがよくて


それも数えるほどしかなくて


しかももう触れないてで

でもほしくて

でもなくて

これからなんて

都暮らし

京都に住んであと半年足らずで１０年になる

一番拠点になったのは出町柳

三角洲を見ながら濃い思い出がたくさん浮上する

これと縛られることもできないくらい
出町柳にはいっぱい詰まっている

実際今も乗り換え地点で毎日下り立つし
ひたすら塗り重なっていく

バイト先があったり
稽古場があったり
デートしたり
夜桜見したり
家賃振込に行ったり
職場があったり
かっこいい人が働く自転車屋があったり
乗り換え地点だったり

出町柳から
全然離れないな

もともと左京区好きなんだけど

急に押し寄せる感慨

何に気付きかけているのかな？

足りない

時間が足りない

やるならやるでちゃんとやりたい

そのために用意するのは

『「寝る間も惜しんで」の時間』では話にならない

きちんと機動して冷静に使える時間でなければ、結局大した実働にならないから

残業は嫌いだけど
ちゃんと仕事するのならいい
その残業が「他にやりたいことの時間」を食い潰すことがかなん

若い時は精度の低さをそこまで気にしなくて
やりたいことに体を漬けてる時間さえ取れればやれてる気になれたが
それこそ寝る間を惜しんでの実働曖昧なやつでも

見極められるようになってくるからわかるようになる
自分の容量、限度があって

活かすには
きちんと的を選ばないといけない
ということが
明白になる

歴然とする

活かしきれないのは

苛立ちが闇雲に降り積もるのは

秤にかけられないから

選べないから


漫画と芝居もそうだった
後になって
漫画をやめないでもよかったとも思った


岐路かな


どちらか選んだとこで不具合出る気もする


やりたいことはまだまだ多くて

まいるな

大好き寺社仏閣

今日は待ちに待った苔寺行き
カメラ持ってきたらバッテリー既にない
あせふきハンカチも忘れて
ぼきぼきな状態から始まり
もう二度と来ないかもしれない参詣料を払いながら
何故こんなにあほなのかと不思議におもいながら
トイレをかりに入った茶屋の甘酒がそうとう美味しく
カルピスみたいなにおいがして
カルピスはやっぱり美味いもののにおいだと思った
素敵なお漬物としおっぽいおろしショウガ付



境内を見る前に写経などがあると聞いていた
木の札に願い事を書いて般若心経を唱和
なぜか心にぞわぞわが来ていてべそかきながら読んだ
なんだあれは

苔寺
苔がいっぱい
本当に苔だらけ
こもこもしている



出てきて松尾大社へ向かう
前に上賀茂神社の神様は松尾大社の神様の息子だと聞いていたからご挨拶に行かなくちゃと思っていた
苔寺から徒歩
途中で月読神社
穢れを払う水でやたら数珠を洗う
おみくじひいたら大吉
うわあやさしいなあ
松尾大社でひいたら半吉
よく見たらどっちも松尾の神様ので
しまった二回も聞いたからか
しかし内容は良い
松尾大社は強い神様だから厄除け札を買い
厄払い祈祷を頼むかさんざん悩みながら
亀と鯉をなでまわし
亀のきれいな水を飲み
天狗岩のあるところが滝で気持ちのいい風が流れていた
有料拝観ゾーンはおなか減りすぎてちょっと無理だったから今度

嵐山天龍寺前
ほうじ茶みるく寒天かき氷食べに
ちりめんそうめんも食べて

大覚寺
池があるらしいから…
茅の輪くぐりがあるらしいから
そしてこれがどんはまり
何が楽しいって
なんだろな
襖絵がかっこよすぎて
渡り廊下がキュッキュ鳴って
一本道な廊下を一人で歩くとなんだかわくわくが堪らない
大沢池は蓮の時期で
茅の輪くぐりも楽しいし
不動明王の線香とか
なんだろう
なんであんなに楽しくてしかたなかったのかな
お土産屋置いてるものチョイスも私好み



９月に観月の夕べみたいなのがあって



そらあの大沢池のとこで観れたらさぞ楽しかろうと

ああっ
行きたくてたまらない！
船に乗って池面から月を見てみたい！

バスの定期あるうちの観光
これだいぶ楽しいわよ

もう来週で終わってしまうけどね！