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日露首脳会談 領土進展、各紙そろって懐疑的 共同活動はロシア支配強めるだけであり得ないと産経

2016-11-30 17:49:18 | 日記

 11年ぶりとなるロシアのプーチン大統領の来日(公式訪問)を12月半ばに控え、北方領土交渉進展への期待が高まる。日本の対露経済協力も出そろった。だが、安倍晋三首相はペルーの首都リマでのプーチン氏との会談後、「そう簡単ではない」と発言、懐疑的な見方が広がった。

 プーチン氏来日は、9月のウラジオストクでの首脳会談で合意した。このときは、「懸案の北方領土交渉を進展させる好機と位置づけたい」(日経)、「プーチン氏と頻繁に会談を重ねてきた安倍晋三首相の戦略が問われる局面に入ったと言えるだろう」(毎日)と楽観的な見通しも示された。日経は、エネルギー調達先の多角化につながるなど、ロシアとのパイプ作りの意義も説いた。

 領土交渉の呼び水ともいうべき日本の対露経済協力は、極東の都市開発支援など、次々と具体化していった。だが、来日直近のリマ会談で領土問題打開への展望は開けなかった。日経は「日ロの北方領土交渉を進展させるのは、やはり容易ではないということだろう」とトーンダウンし、「領土を実効支配するロシアを動かすため、日本が対ロ経済協力をある程度先行させるのはやむを得ない。ただし、早期の決着をめざそうと投資案件や額を短期間に積み上げるだけでは、ロシアに足元を見られるだけだ」と慎重姿勢に転じた。

 

 毎日は「空気が微妙に変わっているかもしれない」とし、その背景として2つの要因を挙げた。一つは米政権交代に伴う、ロシアにとっての日本の戦略的価値の低下。もう一つは、経済協力の窓口だった閣僚の突然の拘束、解任が強く示唆する露指導部内の路線対立だ。プーチン氏が強硬派の圧力を抑え、領土問題で決断できるか疑問だという。

 安倍首相の北方領土問題解決にかける並々ならぬ決意と、首脳同士の個人的信頼関係をテコに事態を打開しようという手法については、各紙は一定の理解を示している。

 産経はそれにも増して、ロシアへの警戒感を前面に出し、政府は経済協力に前のめりが過ぎないか、プーチン氏が信頼に足る相手か、と重ねて問いかけてきた。プーチン氏はリマでの会見で、北方四島でのロシアの主権を主張し、四島での「共同経済活動」を首相と協議したと語った。これについて産経は「四島は日本固有の領土であり、不法占拠するロシアに主権があるはずもない。四島の日本への帰属や返還が決まらない限り、共同経済活動に応じるのはロシアによる支配を強めるものでしかない」と断じた。

 読売も「戦後70年以上、北方4島の返還を実現できず、ロシア国内では返還反対論が強いままだ。領土交渉の進展は楽観できない」とし、「領土問題にゼロ回答で、大規模な経済協力を期待するのには無理がある。プーチン氏は、自らの来日でさらに大きな成果を目指すなら、領土問題の前進に向けて真剣な努力が求められよう」と論じた。

 

 朝日は、北方領土の返還を望む日本と、経済協力優先のロシアとの「すれ違い」が鮮明になったと評した。その上で、領土交渉にあたっては「『法の支配』という普遍の価値観を共有する米欧との協調と両立させねばならない」とクギを刺した。ロシアがクリミア併合という「力による現状変更」に踏み込み、日米欧が対露経済制裁を科していることを念頭に置いたものだ。

 プーチン氏来日時、首脳会談は安倍首相の地元である山口県で行われ、両首脳の会談は16回目となる。どこで何度、会談を重ねようとも、日本側の主張すべきが、北方四島の返還であることに変わりはない。(内畠嗣雅)

2016.11.30 【社説検証】産経

 

<👀も>

 健悠倶楽部のメンバーの多くは、運動と息抜きのために集ってきている。太極拳技能の向上は意識にない。無理もないことだろう。

 技能向上に積極的な人は、12月早々に昇段試験を控えている人と68歳(?)と76歳男性の二~三人である。

 「そろそろ太極拳を卒業かなあ~」 

 「あんたが来なきゃ 寂しいよ!」

 「何にもしないで寝ていたら、死ぬまで寝ていなきゃならんぞ!ここへ来なきゃ!」

 気の合う輩との1時間30分は楽しく、リラックスできる時間である。