先日、友達とごはんを食べたとき、好ききらいの話が出ました。
友達は同僚さんと以前話していて、その人が“トマトは食べられるけど、プチトマトは嫌い”“ムースは大丈夫だけど、ババロアは苦手”というのを聞いて、ん?!と思ったらしいのです。
あんまり違いはないじゃないか、というわけですね。
でも、話しているうち、私たち二人も、同じような好ききらいがあることに気づきました。
これはふたり共通なのですが、コーヒーは好きだけど、コーヒー味のお菓子は嫌いなのです。
しかも、二人ともコーヒーゼリーは、大丈夫。
「でも、コーヒークリームやスポンジがコーヒー味のケーキって、苦手。食べられない」と私が言ったら、「そんなに食で拒否するの珍しい!」と言われました。
ふだん、私はほとんど好き嫌いがないものですから、相手も驚いたんだと思います。
それで私が、「好きなものって、ここが好きなんだって、説明できるの。でもなんでだろう、嫌いなものは、なんで嫌いか説明できないのよね」と言ったら、「理由なんてないんですよ。美味しく感じないんだもん。それだけ」と明快な答えが返ってきました。
ホントに不思議。そのものを、なぜ嫌いになったんだろう。理由づけはできるけど、ほんとのところは分かりません。
ところで、コーヒー味のスイーツが苦手な私は、当然イタリアンドルチェの定番、ティラミスも苦手であります。
でも、こちらの苦手意識を、ひっくり返してくれるような美味しいティラミスに出会ってみたい気もします。
苦手だけど、ちょっと魅力的に思える人と一緒かな……。