白川静さんに学ぶ漢字は怖い 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2007-12-27 |
『世界一受けたい授業』を観ていましたら、金八先生こと武田鉄矢氏が、漢字の成り立ちについて語っておられました。
少し怖い話が多かったので、母はちょっと不安そうに観ていました。
すると、ふだんはM気味の私の中の、わずかなSっ気が顔を出し、「私の名前に入っている漢字も、元々は死体の形をあらわしたものよ」と言ったら、母は「やだぁ!」と本当に嫌そうに小さく叫びました。
私も、漢字の成り立ちの本を読んで自分の字がそういう起源だと知った時は、ちょっとぎょっとしました。
けど、そう嫌ではなかったのです。たぶん、漢字のもつ神秘性や面白さの方に、惹かれてしまったせいかも。
漢字って、形も、響きも、そして意味も、すごく魅力的なんですよね。
そこに、言霊が宿っている気がする。シャーマンがつかう、祭祀の道具みたいに。
そういえばふと思い出したのですが、もう何年も前のことですが、『スマステ!!』で海外の方と日本の名所を訪ねる企画があって、そのとき香取慎吾君が外国の若い女性に、“あなたの名前はどういう意味?日本の漢字には、ひとつひとつに意味があるって聞いたわ”と訊かれていました。
香取君は、よく意味が分からなかったらしく答えていませんでしたが、武田氏の授業の中で、彼の名前の字、“慎”が出ていましたね。
死者の傍らで祈る形から、“慎む”という意味になったのだと。
もし訊かれたとき、香取君がその外国の女性にそれを説明したら、どうだったでしょう。
びっくりしたかしら。それとも、面白いと思ってくれたのかな。
ちょっと気になります。
白川先生を崇拝していて、漢字の成り立ちを語ってくれますが、実は私の本名の文字「道」もものすごくこわい意味があります。文字と言うのはその昔、神様と語る手段だったのですね。だから、古代人の願いや畏れなどが深く込められていたのだとわかります。夫の会は、毎年、上野で展覧会していますので、ぜひぜひ見に来てください。雨ふりねこさん、たぶん、お好きかもしれない。 あやちゃん、ブルーの素敵な瞳。サファイアのようですね。美人だわ~。 それから井上ひさしさんの先輩は菅原文太さんみたいですよ。編集者をしていた方に聞きました。
絵を鑑賞するよりさらにハードルが高く、味わうには、自分の中にも芯のようなものが必要、と思っていたのです。
ところが、年齢のせいでしょうか、最近書に惹かれるのです。静かな雨が地面にしみ込むように、しみじみいいな、と思うようになったのです。(見るだけです!字、下手なので)
古代文字の書、ぜひ拝見したいと思います!展覧会の時はお教え下さい。
それから、あやをほめて下さってありがとうございます!最近、若い頃より目の色青くなくなったね、などと母と話しておりましたが、でも私の中ではやはり綺麗なままなので、とても嬉しかったです。
(ミロくんもブルーですよね)
あと、菅原文太さんの情報もありがとうございます!
これは記憶が合っていて、ホッとしました。
“文字というのはその昔は、神様と語る手段”というのにおおー、と感心し、古代の人の願いや畏れが込められていた、というのもすとん、と腑に落ちました。
けれどふともう一度考えて、ふいに、この畏れというのが大事なところだわ、と思いました。
なんでそんなに怖い意味の漢字ばかりあるのか、と思いがちですが、畏れる気持ち、というのはとても大切なものを秘めているんですね。
自分は傲慢、というか、鈍感になってやしないか、とちょっと考えてしまいました。
展覧会の際にはお知らせいたしますね。
でも、物事を深く考えてる、なんて言われたの初めてです。
どちらかというと単純(バカ?)な方かと……。
恐縮ですが、嬉しかったです。
展覧会、楽しみにしていますね。