もやしもん(10)限定版 (KCデラックス) 価格:¥ 300(税込) 発売日:2011-03 |
もっとも今回の限定版は、通常おまけをつけて普通版より高価になっているものが、今回は逆に廉価版と言いますか、紙質を落として安くしてあります。
10巻記念の、読者への感謝版らしいです。
今回のストーリーの舞台になっている、かの国(未読の方のために一応伏せる。まあ、表紙見ると分かっちゃうけど)のペーパーバックも紙質悪いし、むしろ雰囲気に合うね、とこちらを購入しました。(おまけ漫画もついてます)
今回発酵食品があまり出てこないぶん菌たちの出番も少なくて、それはとっても残念でした。
でも一方、食に関する色々は、個人的になるほど、とうなずけること多くて面白かったです。
たとえば、マリーが妙に感激する、あやしげな和食レストラン。
私以前、『ホックストロット』というアメリカの漫画で、こんなシーンを見たことがあるんです。
男の子の兄弟が、食卓でステーキを切ってジャグリングし、お互いの口に放り込む。
二人のお母さんが嘆いて言います。“ジャパニーズスタイルのステーキハウスに連れてってから、ずっとこうよ!”
私、これをギャグコミックのデフォルメかと思ってたんですが、リアルにやってる店あるんかい!とちょっとびっくり。
それと、スーパーマーケットで、メニューそのものが冷凍されてるのを見て、一同がびっくりするシーン。
でも、これは逆に、憧れたんですよ。翻訳小説(ミステリ)を読んでると、たまに出てくるの、テレビディナーが!
テレビディナー、というのはですね、その名の通り、テレビを見ながら簡単に食べられる冷凍食品。ディナーのメニューがセットになってて、メイン、サブのおかず、主食、その上デザートまでが入って、チンすればすぐ食べられるというすぐれもの。
デザートと言ってもチンするんだからパイの類ではないか、他のメニューだってそもそもそんなに美味しいはずもない。まずいか、せいぜい旨不味い、というようなシロモノではないか……そうは思っても食いしん坊の私は、食べてみたくてたまらなかった。
けっこうマーケット満喫出来ちゃうかも……と、ちょっと可笑しくなりました。
ストーリーの方も、8巻ほどの感動はなかったですけど、珍しく沢木が主人公らしくって、なかなか面白かったです。
あと余談ですが、沢木の兄ちゃんて、品川庄司の品川くんに似てる(やや美形になっとるが)と思うのは私だけ……?
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