![]() |
蜘蛛巣城<普及版> [DVD] 価格:¥ 3,990(税込) 発売日:2007-11-09 |
シェイクスピア作品の中で、一番好きなのは『マクベス』です。
断然好き。ストーリーも、セリフも、雰囲気もまさに私好み。
黒澤明映画の『蜘蛛巣城』も当然(?)好きです。
でもいつ好きになったかは思い出せない…(^_^;)
理由は、わかります。これは、善人がどうしようもなく悪を行ってしまう物語だと思う。そこにとても共感するのです。
それに、『サライ』の特集では『マクベス』の紹介文で、“妻にそそのかされ、悪に堕ちていく男”とコピーがありましたが、私はマクベス夫人も、根っからの悪女とは思えない……。
彼女は“愛する男のためなら何でもする女”であって、もちろん愚かな悪女ともいえますが、その一途さには少し、惹かれてしまう。
ところで話は飛びますが、水谷豊氏主演の社会派ミステリードラマ『相棒』の中で、右京さんが事件関係者をいさめる場面に、マクベスの台詞を引用していたのに嬉しくなったことがあります。
(嬉しいような場面ではなかったですが^_^;むろんシリアスなシーンです)
そういえば、“詩人マクベス”なんて言われるだけあって印象的な台詞が多いこの作品ですが、“明けない夜はない”っていう前向きな言葉が、なぜかこの悲劇の中にあるんですよね。
やっぱり何度読んでも奥深い作品です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます