ロサ アビシニカとロサ フェニシア
DNAシーケンスを使用して、Iawata et alは、Rosa x damascenaの親を明らかにしたのは既に何度か述べてきましたが、その血統の中にロサ フェニシア(Rosa phenicia)、ロサア ビシニカ(Rosa abyssinica)と又はその内のどちらかが入っているとする意見があります。そこでRosa pheniciaについてもここで述べておくことにします。
ロサ フェニシア Rosa phoenicia Boiss.
=Rosa arvensis var. trojana Boulenger
=Rosa chlorocarpa Fenzl & H.Braun ex H.Braun
中東の固有種で、乾燥した土壌や高温の気候条件に対して適応性があります。アナトリア人はダマスクローズの親の一つであると考えているようです。
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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rosa_phoenicia_fruits.JPG
Rosa phoenicia Botanicの特徴
花 5弁
花の大きさ 2.5cm
花托 小さくたくさん集まっている
花の色 白~淡紅色
香り 麝香
蕾 萼片に包まれている
花期 一期
ローズヒップ 楕円形、オレンジ色、10-15mmの長さ
H2.5m, W1.2mに生育
棘 短く曲がっている
葉 3-5枚
倍数性 二倍体
花の大きさが約半分ですが、Rosa moschata J.Herrmとよく似ています。
Rosa phoenicia の自生地、レバノン、シリア、イスラエル、トルコ
https://www.nationsonline.org/oneworld/map/Mediterranean-Region-Map.htm
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