OPINION

　　　　　Opinion

　世界は広く大きい。紛争の国も少なくない。安穏な国は、戦争している国は他人事ととらえるのは当然とも思える。だが、今は、インタネット普及時代で世界の出来事は素早くキャッチできる。故に、悲惨な出来事は他人事でないと思うのも当然であろう。戦争というと、平和、非暴力と考えるのは自然である。非暴力というとガンジーが有名である。侵略軍、英国に対し徹底とした非暴力で戦った。そして、インドの独立を勝ち取った。ガンジーは、のち、殉死された。だが、その非暴力での戦いは世界の人々に尊敬されている。日本で大戦の時、庶民の幸福のために戦った牧口先生も軍部の弾圧で殉死されている。牧口先生は世間では無名であったが、弟子らの戦いで世界的に知られるようになった。そして、世界では、日本でも大戦で権力に負けずに庶民の幸福のために戦い殉死された人がいたと賛嘆されている。非暴力で戦った人はキング博士もそうであった。黒人差別との戦いに非暴力で徹底して戦ったのであった。悪口、讒訴、中傷など負けずに人々のために戦った。非暴力の戦いは、人々の大きな支持があり次の時代、また、先々もなくらないだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　KIBOU 2017年８月号