灯り Opinion
米国と対話 北朝鮮、完全非核化へ
6月12日、トランプ米国大統領と金正恩北朝鮮最高指導者と対談した。北朝鮮は、将来的に完全非核化を約束された。核兵器は人類を破滅させる武器である。故に、大いに歓迎である。また、米国など核兵器保有国の、完全非核化への道をお願いしたい。核兵器の恐ろしさは、一発で多大の人間の生命を奪う。広島では20万人の生命を奪った。そして、核被害者の後遺症で多くの方が苦しみながらの人生である。現在では、核兵器の威力は広島型より多大な威力があるのである。故に、核兵器は恐ろしい化学兵器である。現在、米国、ロシア、イギリスなど核兵器保有国がある。故に、今回の北朝鮮の(完全非核化の約束)を機会に、保有国は核兵器の非核化への検討をすべきではないだろうか。平和や核兵器のない世界は多大の人が願っている。2017年10月9日には、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン) ノーベル平和賞受賞されているのである。世界では、紛争での争いが起きている地域もある。シリアでは化学兵器の使用が国際問題となった。また、中東では国境問題で武器での庶民が犠牲となっている。また、アフガンでは戦争での市民が犠牲となっているのである。もし、紛争地域で、間違って核兵器が使用されたら大きな問題となる。仏典には、誰しも尊い生命が説かれ、人間の生命は宝塔とも説かれている。故に、末法の仏、日蓮大聖人は、一人の生命の尊さを尊重さたゆえに弘教されたのである。世界の平和を祈りたい。
KIBOU 2018年7月号