Opinion
世の平和への道はなにか
2023年1月新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。現在、世界と言うと戦争、内乱、領地問題等の混乱で先行きが見えない。戦争の国では暖房施設など様々な困難が起きている。戦争での一番の被害者は子供、老人、女性など弱者に襲うのである。戦争の原因の一つには三毒がある。貧、瞋、癡、すなわち、むさぼり、愚か、怒りである。この三毒は、毒蛇のように衆生を害すると経典に説かれる。また、国をも害してしまうと説かれる。怒りは、底がなければ戦争へと進み、むさぼりは、底がなければ、大食いとなり争いのもととなる。また、疑いはきりがなければ、戦争となる。 心の病気である。心の病気は、八万四千あると言い、人々の心の病から苦悩となるのである。故に、仏は、苦悩を解決するために説教や経典など様々に説かれた。末法の仏、日蓮大聖人は、人々の苦悩を救済と弘教活動に走った。他国からの攻撃、幕府の内乱、で混乱状態での自滅を防ぐための弘教活動は、多くの人たちが目を覚まし法華経に帰着した。しかし、魔は正法を憎むごとく、権力の横暴で、宗祖を島流しなど様々な難を与えたのだった。
経典には、正法に帰依するならばあらゆる難を防ぎ力があることが説かれている。昔、阿育大王は、戦争で多大の兵士たちが戦死した。その悲惨で仏法に帰依した。のち、外交団を設置し各国と平和の協定など結び、国内では、動物の病院など設置し平和の建設に活躍された。人々は平和を望んでいる。故に、話し合いをし安穏な世となることを願うものである。