旅するトラ 2 参考 トラは飼われている猫の名前
トラは窓を見ていた。とぼけているようだ。イカをあげた。しかし、食べない。口をあけて食べさそうとしたが食べない。どうも、トラは美味しい餌を食べなれたようだ。だから、気に入らない餌は食べない。昼時間の食事を待っているようだ。案の定、昼になったので、弁当を買って家に戻ってきた。トラは弁当を見て、二やーとないた。そして、行儀よく座り弁当の分け前を待っている。そして、弁当を広げたら、二やーである。
しかし、猫は大変である。近くにいた母親猫と二匹の子供猫が最近見えない。三匹が仲良く暮らしていた。子供は生まれてまもなくだったが、すばやく動き回っていた。人間にはすばやい反応をしめし、用心深かかった。どうも、見たところ処分されたみたいだ。猫であるからおもてで動き回ってて邪魔だっただろうか。かわいい子猫だった。子猫思いの母猫だった。猫の故に仕方がない。
現在、人間だって大変な時代である。高齢者だと職業も簡単に見つからない。各自は必死で生きている。猫にかまっていられないのだろう。人間の競争に勝たねばならないのであるから当然である。しかし、道端でたまに見かける。猫が飼われてのんびりとしている。これもまた、飼い主は人間らしい。心に余裕がある。人生の喜びを知っている。人間の喜びを知っている。
愚者が,トラを知って思うことは、人間は素晴らしいことである。ご飯が自由に食べられる。映画、テレビが楽しめる。勉強ができる。恩を知ることができる。恩といえば、トラは薄情なのか、餌をいただいたら、用事は済んだとばかり寝どころに帰り寝てしまう。やっぱり動物だな。そして、また思う、人間でよかった。
nakamiti