学生時代、梅田に出たら、よくいったっけ。阪急ファイブ近く、細い通路にびっしりならんだ飲み屋街に、インディアンカレーがあったのだ。
揚げ物のすえた匂い。蛍光灯の照明。酔ったサラリーマン。そんな昔の光景はなく、そこは上質の街、芦屋。お客さまには女性が多い。
玉子をポトッと入れた甘くて、辛いあの味を芦屋でみつけた!モンテメールの西北の一階の端っこ。
懐かしいやら、辛くて汗が吹き出すやら。冷たい水がうまい。3時を回っているというのに、あとから後から、お客さまが絶えない。うらやましいかぎり。スタッフは年配の女性ばかり。パートタイマーなのだろう。正社員はひとりかな。つい、穿った経営者的発想をしてしまう。730円がなん皿でるのか、原価率はどれくらいか。人間関係のしがらみからはフリーランスの自営業者の悲しい性。
脈々と味が守られ、いまも生き続けていることに感動。
昔はエビフライやカツのカレーライスもあったんだけどね。芦屋では、カレーライスとハヤシ、ピラフ、カレーパスタ、ミートパスタくらい。
生卵のトッピングは健在。キャベツのピクルス。カレーには肉がふたきれ。皿は写真ではわかりぬくいけど、かなりデカイ。ドカンと!
ああ、しばらく通ってしまいそうだ。