満を持して11年の歳月を経ての投入、今夏の映画「トイストーリー3」をDVDにて鑑賞。空前のヒット作となったこの作品。人気の秘密は、まさにストーリーと物語構造の良さに集約されます。
おもちゃたちの最愛の主人、アンディもすでに17歳。幼いころに遊んだウッディやバズを手に取ることもなく、大学進学で引越しの日が近づく。おもちゃたちは、なんとかアンディに触れてほしい、遊んでほしいと願い、連れて行ってもらうことを願うが・・。
とにかく切ないのだ!!
報われることはないことはわかっていながら(おもちゃたちもうすうす気づいてはいる)、ご主人様の愛を求め続ける。世のお父さんたちには、懸命に働いて会社に懸命に働き、使えてきたはずなのに、いつしか閑職に追いやられ、減給され、リストラの対象となってしまう世相を映し出している。おそらく、子供のために付き合ってきたつもりが、号泣なパパが映画館に溢れたことは間違いない作品。そして、報われぬ愛の先にある結末もまた素晴らしい。 ディズニー(ピクサーに製作が移る以前の3の物語はまったく別の話しであった)が、11年もかけたことも、なるほどと唸る作品に仕上がっています。
お子さんが、部屋を片付けないで困っているそこのお父さん、お母さん、週末の夜、家族全員で、ぜひご覧ください。
若い世代の大人でも、片思いで終わった切ない昔の恋(バービーとケンの男女の機微)を思い出して、泣き笑いできること請け合いですよ。
■ CGアニメの先駆けとなったディズニー/ピクサーの人気ファミリー・アドベンチャーのシリーズ第3弾。成長しておもちゃを卒業した主人アンディの手を離れ、ひょんなことから託児施設へ寄付されたおもちゃたちを待ち受ける絶体絶命の危機と心温まる絆の物語を、手に汗握るアクションと感動のストーリー展開で描き出す。声の出演は引き続きトム・ハンクス。監督は前作や「ファインディング・ニモ」などで共同監督を務め、これが長編単独初メガホンとなるリー・アンクリッチ。
監督: | リー・アンクリッチ | |
製作: | ダーラ・K・アンダーソン | |
製作総指揮: | ジョン・ラセター | |
脚本: | マイケル・アーント | |
ジョン・ラセター | ||
アンドリュー・スタントン | ||
リー・アンクリッチ | ||
音楽: | ランディ・ニューマン |
□■□ ANTENNE □■□
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どこに一番の魅力を感じるかというと、どんなひとでも一度は経験したことのある子供時代のエピソードをはっきりと思い起こさせてくれる物語なところ。